2月15日(金) 第33回中学合唱祭

恒例行事である、中学合唱祭が田村記念講堂で開催されました。
中学合唱祭は開校当時から続いており、各クラスが学年曲とクラス曲を歌い練習の成果を競います。今年は、審査を作曲家の西崎進先生、声楽家の北原留美先生、宮田圭一先生にお願いしました。審査は音楽性、ハーモニー、声量、態度がポイントとなります。
3年7組が総合優勝、3年3組と3年2組が準優勝と、3年生が過去2年の経験を生かしたオリジナリティー溢れる合唱を堂々と披露し上位を独占しました。審査委員の先生からは、中1と中2の皆さんは上位学年の優れた部分を吸収して来年の発表につなげて欲しい、ピアノの部分こそ音楽を大切にして明確な発声を心がけて欲しい、指揮者の仕事は多岐にわたり大変だが3年生はその部分ができていて素晴らしかった、と温かなアドバイスとお褒めのお言葉をいただきました.
生徒たちは、この日のためにまず練習の前段階としてクラス目標を設定し取り組み方法などを話し合います。また練習が始まっても様々な葛藤がありとても一筋縄では進みません。それでも、クラス全員で人の意見に耳を傾けることに留意し、みんなの協力を得るためにはどのようにすればいいかを一生懸命考えて発表の当日へと漕ぎつけます。だからこそ、発表は聞くものをひきつけ、特に3年生の発表はその迫力や姿勢が胸をうつものになるのでしょう。
心と体の成長とともに学年を重ねるごとに先輩の成果は後輩へと引き継がれ、これらのすべてが渋幕の新しい伝統へ繋がっていくことをあらためて実感できた日となりました。