えんじゅ:274号
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九月十三・十四日、第三十回槐祭~文化の部~が開催された。今年は両日とも天候に恵まれ、二日間で一万三千人余、日曜の一般公開日だけでも一万人を超える入場者を迎えた。
「二度と来ない青春を、今」というテーマのもと、中学・高校合わせて百を超える団体が企画参加し、三十回の節目を飾るにふさわしい盛大なものとなった。
講堂や体育館、ピロティー等は言うに及ばず、校舎内の数多くの教室でも、ダンスや演劇・映画など、演示系の企画が盛んに行われており、学校中のどこにいても生徒の積極的な取り組みが伝わってくる文化祭であった。
また、展示ジャンルの企画も内容的に高度なだけでなく、ワンダーフォーゲル部の合唱や文芸部のビブリオバトル、昨年から好評の渋幕ガイドツアーなど、来場された方々とともに活発なパフォーマンスを繰り広げるという傾向が強く出ていたのが印象的であった。
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文化祭を『広辞苑』で調べてみると、「学校において学生・生徒が、また地域において住民が主体となって、各種の展示・音楽・演劇・講演などを催す行事。」とあります。改めて考えてみると、確かにその通りであるな、と感じさせられる場面が多々ありました。学校という場で行われる以上、様々な制約は
つきもの。しかしそれを生徒たちは知恵を出し合って、うまく乗り切っていました。
たとえば、学校備品の交換に伴い、ベニヤ板や角材の安全な立て方が例年通り行えないクラスがありました。その変化にいち早く対応したのは生徒でした。高三生によって考え出された、新しい型の椅子を用いた新たなベニヤ板・角材の立て方は、代々継承されていくことでしょう。
また、今年の文化祭において、強く感じさせられたことは「多様性」です。様々な「文化」を持った生徒たちが互いの個性を認め合い、一つの作品を作り上げていく力は、これからのグローバル社会に必須のものだと思います。よりよい文化祭を目指し、伝統を大事にしつつ様々な挑戦を今後も続けて欲しいと思います。
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記念すべき第三十回目である槐祭文化の部が、先日終了しました。文化祭にご協力くださった皆様に、心から感謝いたします。
今年度は文化祭準備日一日目に雨が降り、予定していた資材の配布が遅れてしまいましたが無事にどの企画も行われ何よりでした。
今年のテーマは「二度と来ない青春を、今」でした。例年よりも、それがどのように反映されるのか予想できないものでしたが、文化祭当日には、確かにテーマによる統一感を実感できました。
来年度、またよりよい文化祭となることを祈っています。
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第三十回槐祭は、たくさんの来場者の方々と、爽やかな秋晴れに恵まれ、無事終了しました。これは、先生方や文化祭実行委員会のみなさんを始めとする、文化祭に関わった全ての方々のお力添えがあってこそ。心より感謝申し上げます。
クラス・部・同好会・有志団体、それぞれが協力して来場者の方々に「青春」を感じていただける文化祭になったのではないかと思います。一方、たくさんの問題点もありました。来年度以降の文化祭に向け、問題点を改善し、さらなる発展に繋げていければと考えています。
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平成26年(2014)10月20日改訂