えんじゅ:289号  


平成二十八年度入試を終えて

 

平成二十八年度入試を終えて


 今年度の入学試験は、事前の予報では雪の心配もありましたが、幸い天候にも恵まれ、無事終えることができました。  中学校入試では、応募者総数は昨年の2416名から2458名と増加、合格者総数は昨年並みの840名でしたが、入学予定者は男子212名、女子103名、合計315名と予想を超える人数となりました。特に女子の入学希望者が増加したことも大きな特徴です。  また近年の傾向として、一次入試の合格者の内、延納手続きをせず、合格発表当日に入学手続きを完了される入学希望者が増加しています。本年も昨年の過去最高人数を更新し、本校を第一志望とされる方の増加を強く実感致しました。  高校入試の応募者総数は昨年の813名から992名と増加しながらも、合格者総数は昨年の362名から270名と大きく減じ、とても厳しい入試となりました。入学予定者は男子32名、女子20名、合計52名となりました。  本年も中学・高校共に、本校の教育に対する受験生の信頼と期待を改めて実感できる入学試験となりました。  最後に、入試手伝いに立候補してくれた生徒諸君の協力、講堂で受験生を待つ保護者の方々にお茶やコーヒーなどのおもてなしをしてくださった、在校生の保護者の方々がいらしたことをご紹介すると共に、お礼を申し上げたいと思います。  ありがとうございました。  *入試結果データにつきましては、本校ホームページをご覧下さい。
 

北京月壇中学(第八回)
 短期ホームステイ生徒来日


 北京月壇中学生徒のホームステイも八回目となります。八名の生徒が一月二十五日に来日しました。生徒の半数が昨年末北京研修でのホスト生だったため、新しい環境にもすぐ溶け込めたようです。  滞在中は、授業参加、留学生交流(早大)、東京スカイツリー、科学未来館見学など、充実した八日間となりました。月壇生からは、本プログラムへの参加動機や自分の眼で見た日本の良いところ、悪いところなどが聞け、異国の地で比較の視点を持つ大切さを知らされました。お世話頂いたホストの皆様には改めて心から感謝申し上げます。
 

SGH高一発表会


 一月三十日(土)、高一SGHの取組みとして、「食に関する課題研究発表会」を行いました。クラスごとに「食」のテーマを決め、パワーポイントを使って説明するもので、発表会の運営はすべてSGH係が行い、「食材」の紹介や「和食を世界に発信するための課題」などを日本語や英語で発表しました。発表の合間にSGH係による体操で身体をほぐす場面もあり、最後は全員による盛大な拍手で締め括りました。発表会には東京外国語大学の留学生も参加し、発表会後、教室やカフェテリアで「食」についての情報交換を行い、実り多い一日になりました。
 

コラムSGH


 一月三十日(土)、今年度のSGHを総括する運営指導委員会が開催されました。昨年同様、高校一年生の研究発表会を見学頂き、委員の方々からは大変良いご評価を頂きました。指導委員の先生方から、英語による発表に挑戦しながら、研究発表会を堂々と行う生徒諸君の姿が大変印象に残ったとのコメントも頂きました。また、連携大学である東京外国語大学の大学院留学生を三十名程お迎えし、研究発表会の見学、その後各クラスに分かれての意見交換会、昼食を挟んでの懇親会も開催されました。グローバル人材の資質の一つに、自ら課題を設定し主体的に学び続けることがありますが、皆さんがそれを体現する機会の一つとして活用頂ければと思いますし、積極的に課題に取り組めたのであれば、必ず将来の糧に繋がると思います。