ご挨拶

田村哲夫 校長


渋谷教育学園幕張中学校・高等学校 校長
今年も「槐祭」の季節を迎える。

今年の「祭」のテーマは「心オドル、ハズム、ウゴク」。

時代を覆う重苦しい閉塞感を若者達がどう打ち破り「突き抜け感」を演出するのか。その為に中高生の青春を感じられるようなものを求めてという気持ちがこのテーマとなったのだろうか。

「躍動感と共に、訪れる人に感動をもたらすような」と主催者実行委員長は述べている。

ところで英国の歴史学者ホブズボームは20世紀を「極端な世紀」と名付け、「8千年の歴史の終わり」と位置づけた。

そして「21世紀」を「人類史上の最大の断絶点に近づきつつある世紀」と位置づけ、今は人類が「新しい存在に進化する」のか、「夜来たる」なのかの分け目に立っているとしている。青年には「この時代が必要とする思想」を手にし、「将来そのものをデザインし、それを達成する為の様々な仕組み」を考えてほしいとする。

「槐」のような祭りを私たちは「若者による創造的表現学習活動」の時間と云っている。そして若者達は、そこでの共同活動に熱中し、人々に共感を求める。これは丁度「オーケストラの演奏」によく似て、各パートの共同作業が全体としての独特の雰囲気を生み、創造的効果を生み出す。

今年も渋幕の文化遺伝子ミーム(進化生物学者リチャード・ドーキンス)が見事に表出する「槐祭」。この中で「必要とする思想」を見つけ出し、「フューチャーデザイン」の一端を感じ取れるか。例えば「レジリエンス」resilienceとか。 とても楽しみにしている。

吉良さん


高校生徒会会長
来場者の皆さん、本日は槐祭文化の部にお越しいただき、誠にありがとうございます。生徒全員の努力、先生方、保護者の皆さんのご協力のおかげで、今年も槐祭文化の部を開催することができました。

今年の文化祭のテーマは「心オドル、ハズム、ウゴク。」。生徒全員が各々の企画で来場者の皆さんの心を動かすべく、この2日間のために全力で準備してきました。私たちがこの文化祭につぎ込んできた情熱を少しでも感じ、楽しんでいただければ幸いです。

槐祭文化の部も今年で31回目を迎え、新たな10年の第一歩を踏み出しました。これまでの30年で積み上げてきたものを存分に生かし、槐祭文化の部は、毎年「史上最高」のものに仕上がっています。

それでは、槐祭文化の部をごゆっくりお楽しみください。

尾崎さん


高校文化祭実行委員長
本日は、第31回槐祭文化の部(文化祭)にお越しいただき、誠にありがとうございます。

本校の文化祭は、生徒が主体となって行われています。先輩達が作り上げてきた渋幕の伝統を受け継ぎよりよいものとするため、何か新しいことが出来ないか、改良改善すべき点は何か、常に検討され毎年大小様々な変化が加えられています。今年度のテーマは「心オドル、ハズム、ウゴク。」です。文化祭をただ楽しいものにするだけでなく、心に訴えかけるものにするため、生徒一人ひとりがそれぞれの思いを込め長い時間をかけて準備を進めてきました。渋幕生の努力と工夫の成果をご覧いただけたら幸いです。

最後になりますが、本校の校舎は複雑になっております。道が分からないなどお困りの点がございましたら、お気軽に近くの生徒にお尋ねください。他に何かお気づきの点がございましたら、更なる発展のため、昇降口正面にあるインフォメーションセンターまでお知らせください。

それでは、槐祭文化の部をどうぞ心ゆくまでお楽しみください。

徐さん


中学生徒会会長
本日は渋谷教育学園幕張中学校・高等学校へお越しいただき、誠にありがとうございます。槐祭文化の部は、生徒会が行う行事の中で最も盛大なものの一つです。毎年開催されている文化祭も今年で31回目を迎え数々の発展を遂げてきました。

さて、今年のテーマは、今まで以上にダイナミックな文化祭にしようという私たちの願いを表すものとして、「心オドル、ハズム、ウゴク。」になりました。訪れる皆様に躍動感を感じていただけるような文化祭にしようと、今年の文化祭を各団体が一丸となって協力してつくりあげました。よりダイナミックになった今年の文化祭の真髄を皆様に見ていただき、見てくださった方の心をオドらせ、ハズませ、ウゴかせるように全校生徒で精一杯努力します。

それでは槐祭文化の部の個性的な企画を最後までどうぞごゆっくりとお楽しみください。

田渋さん


中学文化祭実行委員長
本日は槐祭文化の部にお越しいただきありがとうございます。

今年のテーマは「心オドル、ハズム、ウゴク。」です。

企画が偏りがちな現状を打破しようという思いからこのテーマに決まりました。来場者の皆さんに今までの文化祭と違うなと感じていただけたら嬉しいです。

今年は積極的に文化祭を盛り上げようと、委員会での議論が白熱することがよくありました。今年が初めての文化祭である中学一年生が一生懸命挙手してくれたり、何年もやってきている高校三年生が的確な意見を次々とくださったりと、例年以上に全校生徒が一致団結するのを感じています。

そんな私たちがつくった文化祭によって皆さんの「心」が「オドル、ハズム、ウゴク」ことになれば幸いです。

テーマについて



「心オドル、ハズム、ウゴク。」

本校文化祭では、「文化祭を通して来場者の皆様に伝えたいこと」をなじみやすいスローガンにし、毎年テーマとして設定しています。

今年度は文化祭の方向性として、学校でエネルギッシュに活動している活力を生かした「ダイナミックな文化祭にしよう」を掲げました。この方向性には、同じような企画に偏りがちな現状を打破し、今までのものを超える企画にしたい、それぞれの団体が力を合わせて取り組み、力強く躍動的な文化祭を創り上げたい、という思いが込められています。

この方向性を踏まえた上で、全校生徒から案を募集し、文化祭実行委員会で話し合い、「心オドル、ハズム、ウゴク。」に決定しました。躍動感とともに来場者の皆様に感動をもたらすような文化祭にしたい、印象に残る文化祭にしたい、という思いを加えこのテーマにしました。これらの思いを実現するために、各団体は4月から今日まで、夏休みも利用して準備をしてきました。そんな私達生徒の努力だけでなく、先生方や保護者の方々、地域の皆様の協力で本校文化祭は成り立っています。文化祭に関わる全ての人に、思い切り楽しみ(オドル)、次への期待を膨らませ(ハズム)、大きな感動を覚えて(ウゴク)いただけたらと思います。