えんじゅ:186号


卒業生による

大学ガイダンス
十一月二六日(土)


 高校二年生の二学期は、自己実現に向けその第一歩となる三年次のコース・科目の最終選択が迫られる時だ。それに合わせ、卒業生を招き、十一月二十六日(土)に大学ガイダンスが実施された。実施時期を今年度から十一月にした理由がそこにある。また、土曜の午後に行ったのは、社会人として活躍を始めた卒業生を招くことができるからだ。
 今回その大役を引き受けてくれたのは、北濱さん(十六期・日本銀行勤務・一橋法卒)、村本さん(十六期・一橋大学四年・外務省内定)、丸林さん(十六期・東京大学大学院一年・建築)、奥田さん(二十期・東京工業大学一年)の四名である。以下、四人の卒業生のお話のポイントを列挙してみたい。


 高校時代は、政治・経済、公民・法律に興味があった。帰国生で語学力も生かしたいと思い法学部へ。大学では国際租税法を学び、マクロな視野で経済を考えることに興味がわき日本銀行に就職。文系理系を問わず幅広い学習で選択肢を狭めないように。法律も語学もツールであり、それが使える仕事を考えた。結果は必ずついてくる。(北濱さん)

 国際的な仕事に関心があり、なるにはブックスで調べ、学部を国際政治が学べる法学部にした。大学での前半は、いろいろな活動で経験を増やした。経験に基づいた話は人に聞いてもらえることを実感した。後半は中国に留学し語学力を磨いた。国と国が直接向き合う前線の仕事がしたいと思い、外務省を希望した。切り捨てることはすぐできるから、何でも続けた方が視野が広がる。大学入学はゴールでなく、スタート地点なのだと考えよう。(村本さん)

 大学での二年間は最低限の単位だけにし、のんびりした。専門に入ると、忙しくなる。現在、オランダの大学院生と都市デザインの共同研究中である。最終的には自分の設計事務所を持ち、だれかに小さな幸せをあげることができればと思っている。高校時代は数学や物理が好きで、航空宇宙か建築をやりたいと思った。大学二年までその結論を出せばよい大学、つまり東京大学を選択した。学力を心配するより、日々しっかりやったほうがよい。今の自分に何が必要で、それをどのくらい、いつまでにどうやってやればよいか、などを意識して生活することが大切だと思う。(丸林さん)

 人に言われて勉強なんてできるものではない。自分でその意義を感じないと本気にはなれない。将来のことや大学のことを本気で考えて欲しい。私は高三の二学期まで悩み続けた。でも、それからは本気で勉強することができ、最後まで諦めないでやったら、どうにか大学に入学することができた。(奥田さん)




後期・地区別保護者懇談会報告


 


 校長先生が先般パリで開催されたユネスコ総会に出席されたため、後期懇談会は例年より遅くの開催となりました。十月中旬から十一月中旬まで、休日一日につき二地区での開催と厳しい日程となりましたが、お陰様で無事終了いたしました。休日返上でご出席された保護者の皆様には、心より感謝申し上げます。

 まず、全体会では、校長先生からユネスコ総会、六十周年記念式典の参加報告がありました。ユネスコの意義や政府代表としての発言、国際会議で議論された内容の数々、国際舞台で活躍する列席要人の話題、松浦事務総長の下での日本人の活躍(通訳で活躍する本校卒業生との再会)等、現地での写真を示しながら臨場感あふれる貴重なお話を披露されました。 「今回のような国際会議の積み重ねこそが世界平和への一歩一歩だと実感した。今後の国際化・多様化に対応できる人材を育てたい。ユネスコでの体験や語学教育の重要性など、体感したものを生徒に伝え、刺激していきたい」とも話されました。

 学校の近況として@地震発生時の対応A生徒部関連(信号機設置の要請、運動部の成果、槐祭の寄附金、NBA選手のバスケットボール教室、他)B施設設備の改修改善、「AED」の設置C保健アンケート調査D進路部関連の動き等ご報告しました。

 その他に、「情動の研究」という教育に関わる脳の研究のお話をされ、「キレル」という行動を防ぐには「早寝、早起き、朝ごはん」が重要とのことでした。詳しくは、別紙報告書をご覧ください。
 来年春の懇談会もよろしくお願いいたします。

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平成18年(2006)1月13日改訂