えんじゅ:203号
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この度、国際教育交流事業の
一つである日韓教職員交流プロ
グラムにおいて韓国ユネスコ委
員会の招待により、6月10日〜
17日にかけて、韓国を訪問した。
両国の相互理解と友好の促進に
資することを目的とし、文部科
学省の旗振りのもと、ユネスコ
委員会が主催する平成12年度か
ら行われている相互交流事業に
て、これまで600名を超える
教職員の交流が行われている。
今回は、参議院議員で元文部
科学大臣の中曽根弘文先生を団
長に、26名の日本側の教職員と
ともに、現地での学校視察、ホー
ムビジットを含めた教職員との
交流、世界遺産見学や演劇鑑賞
等を含めた文化交流を行った。
お互いの理解を深めることで、
ユネスコ委員会として、学校間
の相互交流を立ち上げ、青少年
交流を進める基礎作りに活用し
て貰いたいという強い期待が込
められていた。ユネスコが提唱
する「持続可能な開発」教育に
おいて、青少年交流は重要な役
割を果たすと考えられている。
特に紛争回避、平和維持の方法
論としての相互理解を深める上
では、青少年の時期において交
流を進めていくことは、とても
重要なことと位置づけられてい
る。
今回の訪問では、計4校1施
設の学校視察を行った。ソウル
大学校師範大学附設初等学校、
ソウル静文学校 (養護学校)、
大田外三中学校、清州上党高等
学校、忠清北道生徒外国語教育
院を訪問し、校長先生以下の説
明を受け、見学をさせて頂いた
が、いずれも素晴らしいおもて
なしと熱烈な歓迎を受け、各学
校の国際教育に対する情熱と自
信を感じるとともに、今回の交
流プログラムへの強い期待を感
じることが出来た。
本校では第二外国語講座を開
講しているが、ここ数年、ハン
グル語の受講者がおらず、開講
できない状態が続いている。韓
国は、一時期の韓流ブームが去
り、過去の歴史的背景や中国語
への注目が高まる中で、敬遠さ
れることも多いかもしれない
が、日本にとっては最も近い隣
国であると同時に、民族的に
も文化的にも非常に近いものを
持っている国でもある。今回の
交流・視察を通じて、改めてそ
のことを強く意識出来た。
(次号に続く)
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「最近の若者は…」 という昔
から繰り返されている言い方を
すれば、最近の「若者」は、身
内には気を遣うが、他人には「旅
の恥はかき捨て」感覚で、気を
遣わないで平気なのだという。
以前は、近所の人などに怒ら
れて、社会のマナーを覚えた。
今はそれも少ないうえに、若者
にとって、「他人」 に属する人
からの注意は受け止められなく
なってきたのだという。しかし、
この傾向は若者ばかりではない
と思う。公共の場では、周囲へ
の気遣いのないオトナ(?)を
見かけることも多いのだから。
次世代を担う皆さんには、周
囲への気遣いを通して、社会の
一員としての基本を学んでほし
いと思う。実は、教室でのゴミ分
別、清掃、家での手伝い、近所
の手伝い、電車内の周囲への配
慮、そうした小さな気遣いを積
み重ねる事が、社会生活の基本
を学ぶことになる。他人のため
になる活動を通して、自分のた
めになることを学ぶボランティ
ア活動はこうした学習の機会と
なる。夏の自由に使える時間を
活用してみようではないか。
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「役に立たないこと」は
「価値がないこと」か?
進路部長 山崎
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明日から長い夏休み。かつて
本校の中学一年生(一期生)で、
夏休みを利用してこんなことを
やった生徒がいた。
サイコロの目の出る確率が六
分の一になるということを、実
際に一万回振って証明しようと
した。また、ある生徒は自転車
で九州まで一人旅。時には野宿
しながらということもあって、
ホームレスの人と何回か話す機
会もあったという。
休み中にこんなことをしろと
言っているのではない。開校当
初の彼等と今の君達では置かれ
ている立場が少し違う。君達に
とってこの夏は部活であれ、勉
強であれ、自調自考論文であっ
てよい。高三はもはや受験勉強
でしかあるまい。前述した二人
の取り組みは、無駄や危険性を
帯びていて、一見役に立たない
ように思えてしまう。ただ、こ
こには何かをやりとげようとす
る気概や熱い思いを感じとるこ
とができる。役に立たないから
といって安易に捨てたり嫌がっ
たりしないことだ。「役に立た
ないこと」イコール「価値がな
いもの」とは言い切れまい。
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高校吹奏楽部のメイン・イベン
トである定期演奏会も、今年で23
回目を迎えました。私たちは毎年
この演奏会を通し、社会福祉法人
「くちなし」への募金活動も行って
います。今回も、入場料・募金あ
わせて六五、〇一二円を寄付させて
頂きました。
三時間にも満たないこのステー
ジには、本当にたくさんのものが
詰まっています。一年近い準備期間、
演奏技術の末熱さに苦しんだり、
仕事の多さや勉強との両立に悩ん
だり、自分達の思い通りに行かず
苛立つこともありました。しかし
そういったことを乗り切ったから
こそ、本番で自分達らしい、最高
のステージを実現できたのだと思
います。もちろん今回の成功は自
分達の力だけでなく、数えきれな
い程多くの方々のおかげでもあり
ます。吹奏楽部での、多くを学び、
打ちこんできた五年間の締め括り
があの演奏会であったことを、嬉
しく思います。
最後になりましたが、演奏会に
ご来場くださった皆様、また私た
ちを応援してくださった皆様に、
この場をお借りして、心より御礼
申し上げます。
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