えんじゅ:244号


第27回槐祭








 大地震で根本を10分間も強く傷つけられたえんじゅの木々に話しかけてみたい気になるほど枝は痛々しく、葉も黒ずんでいました。しかし、一本も枯れることなくこの9月11日を迎えました。
 今年は一万人の入場者に備え休憩場所を大きく設け、暑さ対策をし、成果を上げました。
 校内を回ってみると、ロボットに興味を示す人。教室という狭い劇場で、素人芝居が持つ空気のおかしさに興ずる人々。展示企画の客引きに、大音声で奔走する中学生。孫の説明を満足気に聞くご家族。ボランティアに献身の保護者。浴衣姿の級友に「異性」を見た男子生徒。御点前、お化け屋敷、バンド等々、例年通りでした。震災の影は微塵も見えません。「祭礼」という浄化の機能です。
 そんな中、歯科医で社会貢献している一期生が現れました。一期生ならではの時機です!三十年の年月のせいか、かつての「生徒・教師」の関係でなく、「草むしりの同士」でした。
 彼もまた、「えんじゅ神社」の氏子でした。





文化祭の「おもしろさ」
生徒部長 菅野




 今年の槐祭(文化の部)は、工事に伴い、例年よりも工夫が求められるものとなりました。生徒会役員、文化祭実行委員、整美、図書、保健委員はもちろん、休憩所、歓迎門、駐輪場、テント設営など、多くの生徒諸君が仕事を担当し、運営のために汗を流してくれました。
 内容も、文化系部活動の発表が例年通り好評であったのに加え、クラス企画も好評でした。まさに「中高生の文化」が表現されたように思います。
 今年は休憩所を運営してくれた二年H組の皆さんが、来場者の感想を貼り出していました。休憩所を楽しい場所にするための工夫で好感がもてました。その中からいくつかを紹介します。
「ミネラルウォーター配布や広い休憩室など来校者のことを考えられて優しい学校ですね。」
 「言葉づかいがいい、食堂の片付けがされていて嬉しい、ご苦労さまです。」
 「道をたずねると、とても気持ち良く答えてくださり大変感じ良かった。」
 「すてきな文化祭をありがとうございました。随所にみられる心遣いがうれしかったです。みなさんの現在そして将来の活躍に期待しています。」
 「子どもたちのきらきらした瞳と笑顔にとても感動しました。元気をたくさんもらい、来 て良かったです。渋幕最高!ありがとう!」
 「中1の発表もとても良かったです。国際部の活動も素晴らしかったです。」
 「何事にも一生懸命な姿に感動です。」
 「今年は昨年に比べ混雑度がひどくなかった気がします。お陰でゆっくり楽しむことができました。1つ1つの企画に工夫と創造・・・多少の手抜き、高校生らしさが感じられ良かったです。」
 「硬」「軟」、が織り交ぜられ、多様な活動が集合した結果として学校文化がにじみ出る。文化祭の 「おもしろさ」 はそこにあるのではないでしょうか。



 「お疲れ様!」
   高校文化祭実行委員長
           渡辺
 第二十七回槐祭が終了した。今回の文化祭で、私たちは幾人もの人から「お疲れ様!」と声 をかけられた。先生や友達をはじめとする多くの人のその言葉がなければ、私たちも汗を流すことはできなかったと思う。
 執行部のメンバーは、来場者の皆さんに最後まで楽しい気持ちでいていただこうと、文化祭が終了して退場される皆さんに、歓迎門前で挨拶をした。そこでも多くの人から「お疲れ様!」という言葉をいただいた。なかでも、小さな女の子の「この門から出たくない!」という言葉が心から離れない。五月から準備をしていた私たちにとって、最高のねぎらいの言葉だった。
 しかし、私たち執行部だけではなく、参加者の取り組みや、質の高い企画、さらに、来場された皆さんのご好意、それらすべての成果が槐祭なのだと思う。だから、槐祭に関わったすべての人に、感謝を込めて、
 「お疲れ様!」
   

毎年の進化
中学文化祭実行委員長
        矢吹
 ここ三年の文化祭を見てきて僕が感じるのは、毎年新たに進化していることがある、ということです。今年からは、去年の反省を踏まえ、中三から高二の文化祭実行委員各クラス一名ずつが腕章をつけて校内での案内をしました。この取り組みは、来場者への案内がスムーズだった、という点で良かったと思います。
 中学生に関して言えば、今年は例年よりも活気があったように感じます。学年ごとに工夫して企画が立てられており、文化祭を盛り上げようとする雰囲気が感じられました。また、自分たちが頑張って作り上げた企画をなんとかして来場者に見てもらいたい、という気持ちも非常に強かったと思います。
 来年も、新たな進化が生まれさらに活気が出ることを願っています。最後に、文化祭を支えて下さった方々、生徒のみなさん、ありがとうございました。
 

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平成23年(2011)10月11日改訂