えんじゅ:245号
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| 十月十三日(木)から十五日(土)まで、高校一年生は広島で宿泊研修を実施した。今回は個人ごとの研修テーマと同時に「平和学習」を柱とした上で、広島平和記念資料館を必修見学地とし、班別行動で各地を巡った。一つ一つの見学地が皆の心を揺さぶる中、「ヒロシマ」という大きな課題に取り組んだ三日間であった。 初日は、尾道や大久野島などの見学地に寄りながら、広島市内のホテルに向かった。夜は、ホテルにて被爆体験講話を聴講した。原爆被害の実相と被爆体験を中心とした生の声を聴くことで、歴史の重さをひしひしと感じていた。 二日目も、日中は班別研修であった。夜は、ビデオによる原爆被害概要の説明及び原爆詩の朗読を行った。声に出して全員で詩を朗読することで、一つの想いを共有することができた。 最終日は、学年全体で宮島へ行き、世界文化遺産の一つである厳島神社を参拝した。 今回の研修で、原爆投下の背景について新しく学んだことは多かった。また、日本の歴史や文化についても知らないことばかりであると、生徒は痛感していた。 生徒一人一人が「日本」の歴史・文化について更に知識を身につけた上で、来年度の中国修学旅行に臨んでもらいたい。 最後に、広島研修にあたってお世話になった関係機関に紙面を借りてお礼申し上げたい。
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中学三年生は、三泊四日の修学旅行で奈良を訪れた。来年三月のNZ研修を前に、シルクロードの終着駅・奈良で日本文化のルーツを知る貴重な機会である。個々に研究テーマを決め、修学旅行委員による話し合いで生活ルールを決め、責任を持って行動する学びの場となった。 奈良では初めて全日の班行動であった。班ごとに一学期から作成した行程はよく練られており、現地でも東大寺や春日大社など奈良市内の神社仏閣から、室生や吉野など遠くまで、計画通りに訪れることができた。 また、写経や三輪そうめんの手延べ、にぎり墨などの「体験学習」を必ず行程に入れたことは、今年度の特徴である。中一、中二でも体験学習を行い、見聞きするだけでなく自ら手を動かして学ぶ姿勢を身につけてきた。奈良でも体験を通じ現地の方と交流が生まれ、人から人へ受け継がれてきた職人の技術や、伝統を実感した。 さらに、夜にも様々な企画を行った。一日目の雅楽鑑賞では、一三〇〇年もの間、日本だけで絶えることなく継承してきた音色や舞に、改めて文化の有難みを感じた。二日目は薬師寺僧侶の法話で、終了後には生徒から質問が飛び交い、活気に満ちた場となった。 三日目は雨に見舞われたが、無事に奈良県庁の回廊で燈花会を実施することができた。ろうそくを浮かべたコップを地面に並べて回廊の電気を消した瞬間、あたたかな灯の光に包まれると歓声が上がった。デザインにはクラスの個性があふれ、最後の夜ならではの一体感が生まれていた。 反省点は多いが、濃密な三泊四日の中で失敗をしながらも徐々に社会性を身につけ、自主的に行動する姿が見られたのは、喜ばしい収穫であった。 最後に、生徒たちが現地で詠んだ俳句の中から一部を紹介し、思い出を鮮やかに蘇らせたい。 紅葉の子露の重さに耐えきれず (一組 橋 ) 奈良の坂追いうちかける秋雨よ (二組 村山 ) 悠久の凍れる音楽秋空に (三組 山谷 ) 秋雨に打たれもせずに盧舎那佛 (四組 梅崎 ) 秋時雨水面でゆれる浄瑠璃寺 (五組 立野 ) 一輪のコスモスの花やすらぎを (六組 関 ) 秋雨やにぎわう都映し出す (七組 西巻 )
さる十月十三日〜十五日にかけて、宿泊研修が行われた。場所は例年の会津から心機一転し、滋賀の地が選ばれたため、先輩からの事前情報がない中、教員も生徒も準備を進めてきた。 | その一方で、往路の乗車券・特急券を個人で購入した点、行動範囲を琵琶湖北東部の「木之本・高月」から、琵琶湖南部の「石山・大津」までの広域に設定した点、二日間とも終日班別に活動し、特に二日目はクラスを越えた特別班を組んだ点などにおいて、前回の鎌倉研修から一気にレベルを上げた研修となった。 居を構えた「長浜」は、今年の大河ドラマ「江」のふるさとでもあるため、さまざまな特別展が開催されていた。その他、長浜城、小谷城、彦根城、安土城趾など戦国時代好きな生徒にはたまらない地であったようだ。 また、すでに授業で『源氏物語』を学習したこともあり、『源氏物語』着想の地である石山寺を訪れる生徒や、滋賀が日本で人口増加している数少ない県であることを調べ上げ、その理由を確かめるため滋賀県庁に赴く生徒も現れるなど、生徒達の興味関心のレベルも深まっていることを実感した。 夕食後に行われたHRは、そのように各自が経験したことを、共有する時間となり、意義深いものとなった。 研修を終えた今、多くの生徒達はお礼状を作成したが、その文面からも各自の成長をうかがえたのも嬉しい事実である。生徒達の来年の奈良研修での更なる飛躍に期待したい。 最後に、誰一人大きな怪我や病気になることなく、無事研修を終えることができた点を報告し、お世話なった関係各所に感謝を申し上げる。
今年度も、中一生は、学校のある千葉の風土や歴史・文化・産業を学ぶために、南房総にて研修旅行を行った。 | 初日の見学地は、鋸山と鴨川シーワールド。野田に続く二度目の現地集合であったが、電車の遅延を除いて誰一人遅刻することもなく集合でき、順調なスタートとなった。天候にも恵まれ、全員が鋸山登頂を果たし、午後は元気に鯱や海豚のショーを見学していた。 二日目は、本研修の中心となるコース別研修である。生徒たちは、自分でテーマを選択し、事前に調査・研究した九つのコースに分かれ、研修活動を行った。太平洋戦争時の戦跡を研究する者や戦国武将・里見氏の歴史と『八犬伝』を研究する者、海洋実習船「千潮丸」で漁業を研究する者、沖ノ島で海辺の自然を研究する者は館山へ。酪農の歴史と現状を研究する者は嶺岡の「千葉県酪農のさと」と「須藤牧場」へ。そのほか、有名な「大山千枚田」にて、千葉の農業を体験する者、伝統産業としての「房州うちわ」や、陶芸・硝子工芸を体験する者、養老渓谷や勝浦で地学を学ぶ者。それぞれが、現場に行って自分の目で見、耳で聞き、身体で感じ、充実した一日となった。 また、夜はシーワールドで「ナイトアドベンチャー(夜の水族館探検)」と「飼育員講話」を行った。「飼育員講話」では、海豚や鯱のトレーニングについて、映像を交えながら飼育員さんの詳しい説明を聞くことができたが、生徒たちはメモを取りながら真剣に聴いており、質問も多く出ていた。 最終日は、級友との結束を強めるべく、クラス内で幾つかの班に分かれ、マザー牧場で飯盒炊爨を行った。生憎の雨であったが、屋根のある施設で何の支障もなく、すべての班が米とぎから、野菜の調理までを自分たちで一から行って、カレーと御飯を炊き上げることができた。
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平成23年(2011)11月28日改訂