えんじゅ:255号


高2九州修学旅行
10/8〜10/13




 中国での抗日デモの影響で、急遽九州に変更になった高校第2学年の修学旅行であったが、さらなる不幸に見舞われることはなく、九州の方々の暖かいご支援もあり、無事に全行程を終えることができた。
 今回の行程は、鹿児島に2日間滞在し(班別自主研修を含む)、3日目に熊本に移動。熊本城の見学の後、一気にフェリーで長崎へ移動し、4日目には長崎での班別自主研修。そして最終日、クラスの希望に合わせて、「明太子漬け体験」あるいは「柳川舟下り」を体験し、太宰府にて学力向上を祈願し、帰路に着くというものだった。どの見学地も、歴史、文化、社会、あるいは景観といった、さまざまな面で見ごたえのあるもので、今後の学習にも活きる貴重な体験をさせていただけたように思う。
 また、今回の修学旅行は、国際交流の歴史に触れるという中国修学旅行の趣旨とはやや離れるが、昨年の広島研修の平和学習のよい継続ともなった。長崎での学習は言うまでもないが、知覧特攻会館で見た、出撃前日の17歳の青年兵たちの笑顔の写真に、大きな衝撃を受けた生徒は少なくなかったようだ。また、「人災」のみならず、「自然災害」について学ぶ機会もあり(雲仙)、生徒たちは「日常」の尊さを改めて実感することができたのではないか。平和な日常をいかにして守っていくのか、今回の修学旅行が、「未来の担い手」としての彼らを大きく成長させたと信じている。
 最後に、このたびの修学旅行は、保護者の方々のご理解ご協力がなくては成立しえなかった。多くの方々に説明会にご参加いただき、急な変更であったにも関わらず、この九州修学旅行を支援していただいたことは、本当に有難いことであった。ここに感謝の意を表する。






高1広島研修旅行
10/11〜10/13









 高校最初の宿泊研修として2泊3日で広島研修を実施した。今回は学年として「平和学習」を第1の目的とし、広島平和記念資料館及び原爆ドームを必修見学地とした。個人では「平和学習」に基づいたテーマを決め、事前、事後の研修レポートに取り組んだ。
 事前学習ではテーマに関連した書籍を読み、学年集会で映画「はだしのゲン」を鑑賞し、実際に行く前に原爆に関する予備知識をつけた。
 現地での行動は全日程班別行動であり、4分の3を平和学習と関連した見学地の見学に専念した。それぞれのテーマに沿って放射線影響研究所や本川小学校、大久野島、岩国基地などを見学し、生徒一人ひとりが多方面から平和について学習した。
 夜はホテルにて被爆体験講話を聴講した。平和記念資料館でも当時の被害の悲惨さをまざまざと突きつけられるものがあったが、やはり実際に体験した方の話は感情がこもっており、原爆被害の実相、当時の方達の想いを感じ取ることができた。
 今回の研修では、教科書で学習するだけでは知ることの出来ない広島、原爆を実感するとともに、世界で唯一原爆を落とされた国の人間として、後生に伝えていくべきことを考える貴重な機会となったのではないだろうか。
 最後に、この研修を実施するにあたって、被爆体験者の方を始め、現地でお話をして下さった方々、そしてお世話になった関係各所にこの場を借りて感謝を申し上げたい。













ニュージーランド生、来日
9/17〜9/29









 9月17日ニュージーランドから、生徒34名と教員7名が来日した。
 登校初日には、歓迎会・授業体験、その後は、日本の観光名所(浅草・秋葉原・ディズニーランド・シー)見学や小学校訪問等、異文化体験の盛り沢山のプログラムであった。
 この幕張生と新西蘭ニュージーランド生との異文化交流も18年になり、価値のある行事として定着してきている。
 来日された先生も、この交流が両国の若者の相互理解に繋がる特別な行事であると確信されており、今回の経験が生徒達の楽しい思い出の一ページになるだろうとの言葉を残して、無事に帰国した。







中3奈良修学旅行
10/10〜10/13









 昨年の滋賀よりもレベルを上げた研修を求めてスタートした5月。通称9組班(クラスをこえて編成された班)をつくって班別研修した経験をもとに、今年も行きたいエリアを優先し、クラスごえ、ホテルをこえた班を編成して行程表を作り始めた。1・4日目と2・3日目では必ず班を変えるなど、クラス全体が協力しなければ、4日間で同じ場所に行ってしまう人が出るような状況の中、近鉄・JR・レンタサイクルなどをうまく用いた計画ができあがっていった。
 当日は天気にも恵まれ、山辺の道・飛鳥エリアではレンタサイクルで効率的にまわる班も多く、吉野・柳生・浄瑠璃寺・室生寺など歩く距離が長いエリアでも予定通りの行動ができた。黒塚古墳資料館を訪ねた班は記念入館者で新聞社から取材を受けたり、水平社博物館を訪ねた班は熱心にメモを取る姿勢に感心されたりと、日頃の生活ではできない貴重な体験をすることもできた。その他、室生寺・長谷寺、浄瑠璃寺・岩船寺、平等院鳳凰堂改修工事は残念だったが宇治エリアなど、遊々きっぷを最大限いかして遠出をして学んでくる班が多かったことは、昨年の経験(琵琶湖東岸がすべてエリアだった)がいかされた結果のように思う。
 本部前に設置されたホワイトボードは研修ファイルに必ず書き写してから部屋に入る、カギの管理をしっかりするなど昨年から継続して指導してきたことは概ねできていたように思う。
 大きなトラブル、病気・ケガなどがなく4日間過ごせたこと、そして、初めての分宿などの部分をクリアしたことを考えれば3年間で5回の集大成としては成功したといえるであろう。中1から今回の修学旅行を見据えて動いてきてよかったと思う。この経験をさらに来年へとつなげていきたい。










中2信濃研修
10/11〜10/13









 さる10月11日から、中学2年生は宿泊研修を信州で行った。
 信州は自然豊かで、伝統産業がさかんに行われており、昨年の南房総研修で行った体験学習をさらに深めることができるということで研修地として選択した。
 木曽では木工製品や漆器、諏訪では時計やオルゴールなどの精密機械、岡谷では機織り、松本では味噌やおやき、安曇野ではガラス工芸やそば打ちなどその土地の風土や気候を活かした産業を体験した。
 体験学習も現地で自ら手を動かすだけでなく、事前学習にも力点を置き、体験する産業を調べ、質問事項も明確にさせた。これによりその産業の理解を深めた上で体験することができたので、職人たちの知恵や技術、伝統を具体的に体感できた。また、体験学習を通じて現地の方と交流ができ、人の優しさや温もりを感じることができた。このことは、研修後に生徒たちは御礼状を作成したが、その文面からもうかがうことができる。
 さらに、夜には武田信玄が川中島の合戦において、将兵の士気を鼓舞したと伝えられる御諏訪太鼓の鑑賞会を開き、学年全員が一堂に会して聞き入った。また、生徒27名と教員3名が交替で舞台に上がり、太鼓のたたき方などの指導を受けた後、演奏も行った。
 最終日は信州の自然を満喫した。晴れ渡ったのに加え、心配された寒さも感じず、現地ガイドの案内にしたがって、クラス毎に霧ヶ峰のハイキングを楽しんだ。男子が最後尾につき、女子が安心して歩けるように声をかけたり、ペース配分を調整したり、人への思いやりを感じた。
 反省点がないわけではないが、今回の研修の経験を糧にして、より高い社会性や自主的に行動する力を身につけて欲しい。
 最後に、大きなけがや病気になることなく、無事研修を終えることができた。










シンガポール、ラッフルズ生、来日
9/22〜9/29





 9月22日、シンガポールのRaffles Institutionの生徒が、同校におけるリーダー養成カリキュラムの一環として今年も日本に研修にやってきました。本校と渋谷高にそれぞれ5名が来校、一週間の間、ホームステイを体験しながらバディやクラス、シンガポールに地縁や関心を持つ生徒など、数多くの生徒と「心のふれあい」の時間を共有することができました。彼らの真摯な学習姿勢や国家に対する頑なまでのロイヤルティは、幕張生に「稀有な感懐」を残しました。成長する東南アジアの象徴、シンガポール。その未来を担う優れた同世代の仲間と過ごした時間の意義をしっかりと反芻して、互いの友好と未来の関係に繋げてもらいたいと思います。









中1南房総研修
10/11〜10/13









 中学一年生は今年も10月11日から2泊3日の日程で南房総研修を実施しました。初めての宿泊研修でしたが、自立した生活、地域研究を通して得られる探求心や好奇心の育成を目標に、1学期より準備を進めてきました。3日間とも晴天に恵まれ、どの行程も予定通りにこなすことができました。
 初日は内房線の君津駅に現地集合。定刻にバスは金谷港へ出発しました。校歌にもある鋸山の登山は意外にきつく、生徒たちは汗だくになりながらも、江川先生力作のウォークラリークイズを解きつつ全員登頂しました。頂上の日本寺大仏前で昼食と記念撮影後、宿泊ホテルのある鴨川シーワールドへ。イルカやシャチのショーを班行動で見学しました。
 2日目は、本研修のメインとなるコース別研修です。館山戦跡・南総里見氏と八犬伝・酪農・大山千枚田・漁業体験・工芸体験・森林学習・地学・沖ノ島自然観察の9コースに別れ、それぞれの地域とテーマにふれあいました。夕食後は夜の水族館見学と飼育員講話があり、夜の動物の姿や、鴨川シーワールドが40年にわたって携わっているシャチの飼育について、詳しい説明を聞くことができました。生徒たちは、メモを取りながら真剣に見学していて、質問する者も多くいました。
 3日目はマザー牧場で飯盒炊爨。カレーを作りました。美味な出来に笑顔の班。肉を水洗いする班。怪しげな料理の前に途方に暮れる班。しかし最後は楽しい昼食となりました。
 最後は君津駅で解散。大きなけがや病気をする者を出さずに研修を終えることができました。反省点は数々ありますが、日常生活では得難い経験や感動、発見が次なる学習や好奇心の契機となることを望みます。




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平成24年(2012)11月16日改訂