2月26日の開校記念日を控えた15日、毎年恒例の開校記念講演会が実施されました。今年は、理科学研究所の脳科学総合研究センター副センター長の岡本仁先生を講師にお招きし、近年研究の進展著しい脳科学の分野のお話を拝聴することができました。
先生は昭和58年に東京大学医学部医学科をご卒業後、博士課程、米国ミシガン大学留学等を経られた後、平成9年、理科学研究所の脳科学総合研究センターに籍を置かれ、平成20年より副センター長を務めていらっしゃいます。なお、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の保護者のおひとりでもあります。
お話は、脳神経の発生と神経回路の機能について、主に魚をモデルとして研究されている内容を、惜しげもなく具体的に紹介しながら、記憶や心のメカニズムに迫るというものでした。
内容的に、中学生も含む生徒たちには難しいのではないかという心配もありましたが、それは杞憂に終りました。パワーポイントを駆使して、実際の実験映像をふんだんに紹介しながらのお話は、最先端の研究のことでありながら、中学生や高校生にも大変わかりやすく、興味深いものでした。そのためか、講演後の質問タイムではいつもにもまして質問の手が多く上がり、その内容も、研究の医療への応用についての具体的なものなど、質の高いものでした。先生からは、講演の後にこのように多くの質問が出るのは珍しいことで、生徒諸君が未来を担うべき人々であることを確信したとの、激励のことばをいただきました。
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