えんじゅ:259号
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式は、学年教員の情(こころ)溢れる、厳かな門出となった。 少し前、テンセグリモニュメントも勇退した。 鴉を置けば芭蕉の句に、黄昏のシルエットではモンドリアンの画にもなる巨大オブジェは、コルビジェの影響濃い校舎のデザインに良くマッチしていた。 校舎棟と体育館棟への追分(おいわけ)に立ち、入学式の喜び、遅刻生徒の不安、部活後の筋肉の火照り等、二十八期生の哀感を見守る道祖神であった。 道祖と言えば、本校書道教育の祖・小林先生の手による式典の大看板も最後となる。 先生が廊下で生徒と談笑する場面を思い出し、式典の空気は、本校の三十年の歳月が練り上げたのだという想いを強めた。 校長式辞、来賓祝辞、送辞、答辞にも三十光年の奥があった。 式辞が一昨年の大地震からの天変地異、社会激動の時代に 「いかにして生きるか」 という点に触れると、卒業生は仰角20度の視線で応えた。 送辞・答辞では、感謝と継続という言葉が反映した。 さらに、卒業記念樹が、大地震で枯れた校樹の補植という形で遺された。 式を終えて講堂から出てくる 卒業生の瞳が潤んでいる。
古往今来 会者定離 松尾沢 気焔 |
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2月23日、医薬系ガイダンスがUV室で行われました。 これは医・薬学部に進学した卒業生を招き、講演してもらう企画で、今年は千葉大薬学部に在籍する25期生の栗原さん、東京医科歯科大学医学部に進学した24期生の山田さん、信州大学医学部を卒業し、4月から内科医として働き始める20期生の諸岡さんの3人が来てくれました。それぞれの立場から、受験勉強の事や、大学生活、卒業後の進路について話があり、UV室を埋めつくした同じ進路を目指す在校生は真剣に聞き入っていました。講演後カフェテリアでの個別相談にも多くの生徒が訪れ、めいめい質問を先輩方にしていました。 |
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本校の業を全うされ、退職の先生にお言葉を頂きました。 小林先生は開校時より勤務されました。行事、式典の看板のほか、卒業証書、賞状、パンフレットなど膨大な量の書を遺して頂きました。また書に留まらず生徒が、篆刻、甲骨文字など中国の古典に直に触れる学習も永年実践されました。 先生の前途を祝し拝読しましょう。 ぬかるみに立つ開校準備室のプレハブに出校してから早三十年が経ました。今年度をもって定年退職いたします。これまで大過なく教育と研究に専心できましたのも、ひとえに公私にわたり格別のご指導とご高庇を賜わったお陰と心から感謝し厚くお礼申しあげます。 今後は教職を離れ、皆様方から頂きました数々の教えを心の糧として、心新たに伊豆の山に籠って晴耕雨読の人生を歩んで参りたく存じます。 お世話になりました。 |
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現在、新棟の1階から4階部分が完成し、3階の既存校舎との接続通路の工事も順調に進んでおり、引越し作業並びに、既存校舎部分の改修が本格的に始まりました。改修工事に伴う騒音等、ご迷惑をお掛けしますが、4月からスムーズにスタート出来るよう急ピッチでの整備を進めておりますので、何卒ご了承ください。なお、新棟の5階、6階、並びにカフェテリアは、4月末竣工予定です。 また、30周年の図書館新棟の名称が「メモリアルタワー」に決まりました。6階に新設されるホールは多目的な利用を予定していますが、名称は「第二啓発室」となります。 |
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平成25年(2013)3月23日改訂