えんじゅ:276号


渋谷教育学園創立九十周年記念式典
十一月十一日
於東京国際フォーラムAホール



 昨年の本校創立三十周年に続き、今年は渋谷教育学園創立九十周年にあたり、その記念式典が十一月十一日に東京国際フォーラムAホールにて執り行われました。本校を含む関係校の職員と全生徒に加え、約四百五十名の御来賓の方々と約四百七十名の保護者、卒業生の方々とで、四千五百名という大規模な式典となりました。

○記念式典
 式典は、田村聡明本校副校長の開式の辞によって始まり、田村哲夫理事長による式辞、御来賓祝辞とつづき、生徒代表挨拶のあと、高際伊都子渋谷校副校長の閉式の辞によって締めくくられました。御来賓祝辞では、英国公使のジュリア・ロングボトム様と日本私立中学高等学校連合会会長の吉田晋様から、それぞれお祝いの言葉と本学園の教育に対する暖かい励ましのお言葉とをいただきました。また、生徒挨拶では、渋谷幼稚園代表たかのさん、浦安幼稚園代表のふじわら君とたなかさんの三名が大観衆にひるむことなく堂々と挨拶したほか、本校生徒代表として高校生徒会会長の吉良君、渋谷校生徒代表の山崎君、そして、本校生徒で第十五回国際模擬国連大会最優秀賞受賞者である板垣さんの、各々未来を生きる若者らしい挨拶がありました。

○記念講演
 式典後、日本学術振興会理事長安西祐一郎様による記念講演「未来に生きるみんなのために」が行なわれ、これからの時代を生きるために心してもらいたいこととして、生徒たちに向けての貴重なメッセージをいただきました。

○祝賀会
 午後は会場を移して、これまで学園のためにさまざまにご尽力くださった皆様をお招きしての祝賀会が行なわれました。衆議院議員元文部科学大臣の町村信孝様、衆議院議員厚生労働副大臣の永岡桂子様、文部科学事務次官の山中伸一様、東京都渋谷区長の桑原敏武様、千葉県浦安市長の松崎秀樹様の皆様の御祝辞をいただきましたが、皆様それぞれのお言葉で「自調自考」を言い換えられて語られるお話に、会場は感動に包まれました。パナソニック教育財団理事長の遠山敦子様の音頭で乾杯の後は、本校出身の立川志の春様をはじめとする学園の卒業生の皆様も加わっての歓談となり、楽しく晴れがましい時間を持つことができました。
 これから百周年に向けて、ますます変化と激動の時代のなかにある本学園の良き記念の日となりました。





えんじゅ:276号


コラムSGH3



 学園九十周年記念式典が先日開催されたが、そこでも次の三十年を見据えた時代のキーワードとして、「グローバル化」が示された。安西先生の記念講演でも、未来に生きる生徒諸君に向けて、これから来るべきグローバル時代を見通した温かく且つ力強いメッセージを頂いた。三学期にはSGHプログラムも佳境を迎え、来年二月二十八日には、今年度の取り組みの纏めとして、生徒による研究発表会並びに学園の運営協議会による講評が行われることが決まった。皆さんが、このプログラムを活用してそれぞれ自分の課題を見つけ、自身の成長に繋げてくれることを期待し、その成果を楽しみにしている。





えんじゅ表紙へ

学校表紙(もくじ)へ

平成26年(2014)12月22日改訂