えんじゅ:277号


グローバル化
高校教頭 小河
 


  新しい年が明けた。昨年グローバルハイスクールの指定を受け、新しいプログラムが進行中である。高校生にとっては、多様な知識に触れ、経験できる機会に恵まれたということになる。メディアを通しての話題は真実のすべてではない。事実を正確に知るには、現場に身を置き、自らの眼で見て、耳で聴いて、心で判断するしかない。  資源に乏しい日本は、外国との接点が不可欠となり、グローバル化は避けられない。昨年末、北京在住の大使館書記官、企業の副社長さんから、いろいろなお話をお訊きできる機会があった。大切なことは、お互いの国の文化・習慣・考え方を知り、尊重することのようだ。日系企業でも、社員は現地の人である。お互い幸せを感ずることで業績は伸びる。これが、君たちが社会で活躍する時のヒントかも。



えんじゅ:277号


大きな目標に向けて  
中学教頭 佐々木
 


  「一年の計は元旦にあり」
 大晦日に一年を反省して、一夜明けた元旦に今年一年の目標をたてることで、自分の人生をより充実したものにできます。
 よく、今年の努力目標はなどと聞かれますが、スポーツ選手で将来伸びる選手とそうでない選手の違いは答え方で分かるそうです。「今度の試合で勝つことです」「優勝することです」と答える前者と「記録を〇・二秒縮めることです」「五センチ高く飛ぶことです」と答える後者とでは、それを達成できる具体的な対策や方法を考えることができる後者の方が伸びていけるそうです。  皆さんの学校生活でも、努力次第では、たとえ小さな目標でも達成した喜びや満足感を味わうことができます。そして、その成功体験が自信となり、更により高いレベルに対する挑戦が可能となっていくのです。



えんじゅ:277号


キーワードは「中」
高校一学年主任 篠崎
 


  新しい年が始まりました。高校一年生の皆さんは、高校生活の中盤を迎えます。さて、この中盤というものが手強いもので「中」という文字を使った言葉には「中枢」「中立」など良い意味のものと「中弛み」「中途半端」などそうでないものに分かれます。野球では「中継ぎ」次第で流れがどちらにも傾きます。終盤へ良い流れを持続できるか、自身がその役割を担うのです。
 将来、世界で活躍する皆さんは、世界で起こっている全ての出来事を思いやりの気持ちを持って見つめていくことが大切であり、これこそがESDです。
 世界といえば、修学旅行訪問先のひとつが「中国」です。気になる問題もありますが、両国が歩んできた歴史を踏まえて多くの感動を味わいたいものです。「中」という言葉をキーワードにして一年を過ごしましょう。




えんじゅ:277号


楽しいノルマ
高校二学年主任 高橋
 


  「三勝五敗」でもマア満足。
 いつの頃からか年初にユルいノルマを手帳に数種記し、年間で追っている。興味関心は気まぐれなため、硬軟織り交ぜたノルマが変わるのも妙味。なかには「椎名林檎全曲」「群ようこ読破」、車を操るときには「給油時十五㌔(燃費)」など、齢を重ねるとともに、なぜ当時はこのノルマを愉しんだのかを想起することすら難しいのも自分史を紐解くようなご愛敬である。
 歩数計をつけているだけでも、結果として歩数は伸びるという。同じ時を費やしつつ、何かを意識している高揚感を年初に定め、密かに到達欲求を賞翫する一人遊びにライバルは要らない。
 進路講話でも、大願成就の第一歩は長期目標と短期目標の設定と伺った。よしんばエンデから「時間泥棒」と罵られようとも、喜んでその虜に陥ってみる。




えんじゅ:277号


高校セイ最後の年を迎えて
高校三学年主任 佐藤
 


  卒業式まで二か月を残すのみとなりました。ところで、君たちは今まさにどの辺りを歩いているのでしょうか?「歩き続けてさえいれば必ずゴールには到着する」と言い続けてきましたが、まさにゴールは目前に迫っています。たしかに最後の難関が君たちを待ち受けてはいますが、その向こう側には今まで君たちが目指してきたゴールが間違いなく存在します。むしろゴールのほうが君たちの到着を待っていると言ったほうがよいのかもしれません。「どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすこと。」これは松下幸之助氏の言葉だそうですが、まさに今、筆者が君たちに伝えたいことを代弁した言葉だと思います。とにかく自分を信じて歩き続けてください。



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平成27年(2015)1月13日改訂