えんじゅ:283号  


SGH特集

 

  えんじゅ祭を終えて 高校文化祭実行委員長


    第三十一回槐祭文化の部は沢山の来場者の方に恵まれ無事終えることが出来ました。文化祭に関わった全ての方々に心より感謝申し上げます。  当日こそ晴天でしたが、準備期間中は不安定な天候が続き、資材の配布など当初の予定を変更することになりました。しかし、昨年までの経験を活かして滞ることなく準備が出来ました。今年は校内装飾など新たに始めた活動もありました。見つかった問題を改善し、今後の発展に繋がっていけばと思います。
 

  えんじゅ祭を終えて 中学文化祭実行委員長


  去年は三十回目の節目の年でしたが、今年は学校全体がさらに活気づいていると感じました。文化祭実行委員として多くの企画を見ていて、私も心が躍りました。文化祭をより良くしようというみんなの思いが一つになった結果だと思います。  文化祭にご協力下さった皆様に、心から感謝致します。来年度も良い文化祭にできるよう頑張りたいです。
 

   「空想えんじゅ神社」


  おばけ屋敷にはアイスクリーム屋さんの様な行列が出来ていた。アイスクリームとおばけに共通する事はきっとヒトの根源的な要素にちがいない。  おばけに総称される、怪力乱神の力を借りて、日頃のストレスを揉みほぐしたい、という心理もあるのだろう。  一方で「知の展示」という、学校文化祭の本道も列があった。あるクラスの展示では、既知→未知という単純な形式ではなく「不可知、非知」の領域を想像できる配慮で衒学を避けていた。  音楽部門もオーケストラ編成合唱付。ブラジリアンフォーク等、進境著しい所を見せた。  次に電気物理部のロボットを称えたい。床に散ばるボールの同色2個を捜し、拾い、運搬、排出する美技に驚嘆した。  エポックは「動画制作」だ。スマホという機器が年少者に、「文化と文明の化合」を素早く行わせ、表現に新しい時空間を拓いた。今後、演示展示企画のミトコンドリアになるだろう。  えんじゅ並木を抜け、社殿への階段を登った氏子は一万五千を超えた。