えんじゅ:307号  


 

 

ベトナム研修報告


 十二月二十日から二十四日(三泊五日)ベトナム、ハノイ市での研修会を無事終了しました。参加者は本校生徒七名、渋谷高生徒二十名です。  渋谷高の姉妹校であるリートンキエット校との交流が中心のプログラムです。それぞれの国の歌や踊りによるパフォーマンスを披露したり、日本語クラスで日本の四季の歳事や生活、学校生活をクイズ形式でプレゼンテーションしたり、又、家庭訪問では、各家庭でそれぞれのもてなしを受けたりと和気あいあいとした日越交流となりました。  他にもヌイチュック日本語センターの学生さんに旧市街のフィールドワークやドンラム村での体験学習などを案内してもらうなどお互いのコミュニケーションを図りながらの有意義な研修になったと思います。「多くの国の人にベトナムのことを知ってもらいたいので通訳ガイドという職業に誇りを持っています。」と語る青年ガイドの言葉が大変印象深く、交流会の意義を感じとることができました。
 

SGH北京研修
国際部 細野


 十二月二十一日より八泊九日で実施された研修に、高校1年生8名が参加した。  いつも温かく迎えてくださる月壇中学の先生方にお世話になり、生徒たちはホストファミリーとの交流をじっくり楽しんだ。 餃子づくりや食卓でのマナーを習い、通常の旅行では知り得ない人々の暮らしを体験した。  この研修には「食」に関する学習が色々含まれている。日本大使館では、中国の農林水産業の現況や食品の安全について様々な話を聞くことができた。天津の富平創源農場では、商売を成功させることよりも、中国全土に有機農法を広げたいのだと考える人々に出会い、生徒たちは感銘を受けたようだった。  地元の人々との交流を通して得られたものを、生徒たちがどのように人と共有し、自分の中で育てていくのかが、楽しみである。
 

北京月壇中学(第十回)
短期ホームステイ生徒来日
国際部 川又


 北京月壇中学短期ホームステイプログラムは記念すべき第十回を迎えた。一月二十八日より七泊八日、八名の生徒と文生校長を含む三名の教員が幕張での授業、大学訪問(東大・早大)、茶道部によるお茶会などに参加した。初めて日本に来る生徒も多く、電車内の静かさや自転車専用レーンがないことなど、一つ一つに驚きと発見があり、本物の日本を肌で感じる充実した研修となった。このような相互理解につながる地道な交流が今後も続くよう願う。  最後に、お世話いただいたホスト生徒、保護者の皆様にあらためて感謝を申し上げます。
 

文化祭収益金寄付について


 今年度の文化祭収益金は、古本市、バザー、茶道部の合計で、六九〇、〇三二円でした。生徒会の検討により、全額「UNICEF募金」に寄付されることになりました。保健、栄養、水と衛生、教育、子どもの保護などの活動全体に供されます。  ご協力いただきました皆様に深くお礼申し上げます。
 

共同通信社見学セミナー
進路部 井上


 十二月十三日、今年も、進路部のGLFC Programの一環として共同通信社の見学セミナーを開催しました。参加生徒は約三十名。当日は、社内の各部署の見学に続いて、海外駐在の経験された外信部の記者やカメラマンによるセミナーを実施していただきました。海外の取材現場、特に中東の戦場や南米のテロの現場でのリアリティのある体験談を拝聴し、生徒たちは海外の報道の最前線の厳しさや国際社会の難しさを実感できました。グローバル通信社として世界中から情報を発信する同社でのセミナーは、本校生徒のキャリア教育にとても有用な機会となっています。