とある朝のことだ。
今日もいつも通り起きて、いつも通りに仕事に行こうとする。
今日は大事な商談か。ちゃんと成功させないとな、と思いながら、朝ごはんのパンを食べる。
仕事は楽しいけど、最近は仕事だらけの生活に嫌気がさしている。
私は楽しかった高校生の頃を思い出した。
ちょっと冒険をしてみたい。昔渋幕で青春を過ごした時のように。
そう思い立って、私は会社を休むことにした。
上司に電話を入れる。
体調が悪くて休みます、と言うと、上司は怒った様子で、これだからお前は使えねえんだよと言ってきた。
電話を切ると、私は仕事を休めた解放感から、ソファーに倒れこみ、そのまま眠ってしまった。
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夢を見た。
夢の中で、私は雲の上のようなふわふわした空間にいた。誰かが私にささやく声が聞こえる。
「ようこそ、未来の世界へ、、、、、、」
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目を覚ますと、そこは同じソファーの上だった。
ところが、あたりにはほこりが積もっている。
どうしちゃったんだろう、と思ってカーテンを開けた。
そこには見たことのない光景が広がっていた。
「何だこれ、夢みたいだ、、、」
私は外に出てみることにした。
これからどうしよう。
母校の渋幕に行って、青春を懐かしむ
電車に乗って遠くに行く