えんじゅ:118号

SPORTS  FESTIVAL ’98


六月二日(火)と五日(金)の二日にわた り、毎年恒例のスポーツフェスティバル (えんじゅ祭体育の部)が開催された。 この時期の体育祭は、雨に泣かされる 運命を覚悟の上行われるもの。今年度 は、やはり梅雨に崇られ、火曜日と金曜日 に行われる不規則な日程となった。しかし 生徒の歓声は、梅雨空を吹き飛ばす程の 勢いで高らかにこだまし、大盛況の内に 幕を閉じた。

体育祭実行委員や生徒会役員はこの日に備え、四月半ばより準備にとり かかった。企画から種目決め、体育委員の配置にいたるまで生徒主導で 行われる本校ならではの体育祭に、驚かれた保護者も多いだろう。筆者 は、夕方遅くまで教室に残り、時には議論し、時には協力して作業を進め る姿を何度も目撃している。縁の下の力持ちとして行事を支えた彼らに心 から拍手を送りたい。

ただ、全く課題を感じなかった訳ではない。中高 合同の体育祭とはいえ、中学生高校生の競技が ほとんど別で、お互いに何をやっているのかが 分かりづらかったことが残念だった。これからも、 課題を克服し、幕張ならではの、よりよい体育祭 を期待する。


「六年目のスポーツフェスティパル」

高校実行委員長
高橋(3D)

一年間の学校行事の中で、中高全体で取り組むイベントは限られているが、 その一つがこの体育祭だ。その為、学校全体が各種の試合や色別の応援で とても盛り上がった。一日目は、六学年を三つのグループに分けた各ブロツク 毎に別れ、球技を中心にクラス優勝を目指した。二日目は色別優勝をめぐり、 主にグランド競技が行われた。

中でも白熱したのは、やはり、二日目の 午後に行われた騎馬戦な芭の競技だ。 クラスを越えて皆が協力し、一つになって 頑張った。特に高校三年は、高校生活 最後の体育祭なので、他の学年以上に 盛り上がり、特に棒倒しの時に色別毎に 肩を組んで団結をアピールする様子が、 印象に残った。(競技の前に盛りあがって いたO組だったが、結局勝てなかった) 普段はめったに見られない迫力。これぞ 「スボフェス」という雰囲気だった。

今年で六回目を迎えたこの一大イベント。来年もより一層盛り上がり、生徒 全員にとって良い思い出になるよう後輩に期待している。


「体育祭の思い出」

中学・実行委員長
金辺(3の1)

今回のスポーツフェスティバルはどの学年も活躍したと思う。一年生は 初参加なのに開閉会式も整然と並び、競技にもまじめに取り組んだ。 長距離走で二、三年の先輩達に混つてがんばる姿が印象に残った。 二年生は一年生をリードし、まとめてくれた。また、球技で三年との 対戦だったが、劣らずに戦った。

組体操ではどの学年も演技を完成させようと、 練習の段階から気合いが入った。特に三年は 中学最後なので、完壁な演技を見せようと みんなで辛さをこらえながらお互いを支え あった。

そして全校色別対抗リレー。これは中学生も、高校生も、みんな自分の チームを優勝させようと精一杯走り、大きな声を出して応援をした。この 競技のときだけは全校が一体となって応援に熱中した。

今回初めてスポーツフェスティバル実行委員となり、その運営にあたった。 その立場から見ても、クラスごとにまとまることができた良い感じがする 二日間だったと思う。


えんじゅ表紙へ

学校表紙(もくじ)へ


平成10年(1998)6月26日改訂。