えんじゅ:127号

中学1日研修

                            5月21日(金)


中1野田研修

5月のまぶしい日射しとさわやかな風の中、中学1年生は、 野田市の「上花輪歴史館」「もの知りしょう油館」「御用蔵」 を見学しました。

初めての現地集合・現地解散も事前に完璧な個人行程表を仕 上げたので時間通りにできました。また、見学地では、各自の 研究テーマの資料となるものを必死にメモをとる姿がたいへん 印象的でした。

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 野田研修委員長
                      1年5組  塩 本   

野田研修が終わって、1ヶ月余りがたちました。野田研修は、 とてもよい研修だったと思います。挨拶がきちんと出来た、ガ イドさんの話を静かによく聞けた、質問しなければならない事 をきちんと質問できた、等々、評価できる点がたくさんありま した。

このように、野田研修がよい研修になったのは、研究委員が 下校時間ぎりぎりまで討論をくり返し、出て来た結果に沿うよ う、学年全体で協力してくれたからです。

そして、今回研修に行く事になった野田という所も大変素晴 らしい所でした。特に印象深かったのが、上花輪歴史館です。 醤油を造っていた当時の様子が残っていたからです。一歩足を 踏み出すたびに内部をあかしてくれる歴史館。醤油造りの道具 など、新鮮な物ばかりでした。

上花輪歴史館での館長さんのお話

そして、何より嬉しかったのが、館長さん直々に案内をして 下さった事です。館長さんはとても親切で、細大もらさず説明 して下さいました。私は、そこまでくわしく説明して下さった 館長さんに、深く感動いたしました。お急がしい中、私達を暖 かく迎えて下さった、『ものしり醤油館』『上花輪歴史館』『御 用蔵』の方々、本当にありがとうございました。この研修には、 反省すべき点がいくつもありました。ですが、皆で何がいけな かったかよく反省し、次につなげたいと思います。


中2鎌倉研修

天候に恵まれた鎌倉研修は大きな成果をあげた。

春休みから取り組んできた個人テーマを基に、5,6人の班を編 成し、すべての行程を班別に行動した。夏を思わせる暑い陽射しの 中、各所で熱心に見学する生徒達の姿が見られた。

入学して丸1年が過ぎた生徒達の成長を、古刹が並ぶ鎌倉の地 で改めて確認し、歴史の重みと未来への可能性を実感することがで きた、有意義な1日だった。

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 鎌倉研修委員長
                      2年2組  村 山  

朝から晴れ。去年の野田研修では雨が降ったが、今回は雨が 降る気配さえ感じられなかった。

今回の研修では、テーマ別に班を決め、各班ごとにテーマに 基づいて見学地を決め、予定をたてた。そして、当日はその予 定で行動するのである。

僕の班は、鶴岡八幡宮を中心に、その周辺を見学した。ま ず、安国論寺に行った。

入り口の所で地図をもらった。そして、その地図を見て見 学コースを決めた。まず本堂に行きその中の飾りを見た。次 に、日朗上人茶毘所を通り、南面屈に行った。

この南面屈は、南を向いているからその名前がついているの である。洞窟の中は暗くよく見えなかった。さらにクモの巣が たくさんあったので、入るのはやめた。

最後に目指したのは富士見台だ。細くでこぼこした道を通り、 そこまで着いた。空は晴れていたのだが、待望の富士山はぼや けていて、よく見えなかった。しかし、みんな意地でも見よう と必死になって目を凝らした。しかし見えない。でもみんな何 とか見ようとしている。やがて1人ずつ、
「見えた、見えた。」
と、喜んでいる声が聞こえた。見えていないのは僕1人だけ。 もうすっかり意地になって目を細めた。ようやくうっすらと見え た。でも、それはとても薄く、見たいという願望が見せてくれた幻 想とも思える薄さだった。それでも見えたことは見えたのだ。

その後、班全体で喜びながら入口に戻った。今回の研修では 富士山がうっすらとしか見えなかったので、もう一度晴れた日 に見に行きたい。

円覚寺にて


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平成11年(1999)7月 6改訂