えんじゅ:145号

中学1日研修
1年 野田・2年 鎌倉 5/26(土)

中1

 5月26日(土)、中学入学後初 の校外研修に出掛けた。事前準 備は野田委員会を発足し、数回 議論を重ねた。分からない事だ らけで始まった委員であったが、 小学校とは違う研修である点を 確認して行きながら、各クラス との関係を持って行った。

 実施後の反省会では「質問を 受けていただいた方へ、丁寧な 御礼を言えていた」等の良い点 も指摘された。自分達が用意し た以上の質問を熱心に時間を掛 けて行い、個々のメモ帳は、す ぐに真っ黒になっていた。良か った点、物足りなかった点を考 えながら、秋以降の研修で新し い事を学んで欲しい。

   1年8組 高村

 「強烈な醤油の匂いに包ま心 た町」、それが野田に足を踏み 入れた時の、第一印象でした。

 行程や個人テーマを自分達で 決めた今回の研修は、入学して 最初の校外学習でした。

 現地では、「もの知りしょう ゆ館」「上花輪歴史館」「御用 蔵」の3ヶ所を見学し、説明や 質問の答えのメモを取って、レ ポート作成をしました。どちら の係員の方も、分かりやすく説 明して下さいました。

 僕は、「野田における醤 油産業の成功と地理的条 件について」というテーマ にしました。たくさんの土 地の中から、なぜ野田が 醤油造りの地に選ばれ、 盛んになったかを知りたかった からです。

 結論として、野田が利根川と 江戸川にはさまれていて船の交 通の便が良く、大豆・小麦・塩 という原料が調達しやすく、ま た、大消費地である江戸までわ ずか半日で行ける製品の販売に 適した地であったことが最大の 理由であると分かりました。

 最後に、野田の皆様に大変お 世話になり、意義のある研修に できたことを感謝いたします。

中2

 恵まれた空の下、鎌倉研修が 行われた。列車が駅に止まるた び生徒達が次々と鎌倉の町へと 出発していく。この日に備え、 班ごとに綿密な計画を立ててあ るからか、一人ひとりがまるで リーダーのようにしっかりした 顔つきを見せ、頼もしかった。

 今回は1年時の2度の研修を 更に発展させ、個々のテーマ学 習の充実を目的とした。野田で は現地集合解散を 初めて体験、研究 レポートも初歩的 なものであった。館 山は飯盒炊さんや 体験学習にもグル ープで参加した。 今回は一人ひとりが自分の興味 あるテーマを見つけ、事前レポ ートを完成させてからフィール ドワークに臨んだ。

 大変な人出の鎌倉を5〜8人 ずつの班に分かれ、それぞれの 計画に沿って見学。どの班もよ くまとまっていて、皆にこやか で生き生きとしていた。

 計画に変更の生じた班が本部 に連絡をとった以外緊急連絡は なく、皆無事に現地での研修を 終えることができた。この鎌倉 の成功は今秋の木曽、来年の奈 良へとつながっていく確かな手 応えを感じさせてくれた。

 なお、今後の予定として、完 成した事後レポートによる学年 発表会や文化祭での展示も計画 している。

生徒俳句選集

・苔に色只けすべって転ぶ化粧坂

・鎌倉といっしょにすごす大銀杏

・新緑の光をあびる禅の道

・薫風に実朝の影追いかける

・カタツムリアジサイまだかとまちぼうけ

・梅雨近し南面窟に日蓮と

・新緑の中の異世界切り通し

・五月晴れ時代の跡を歩いてく


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平成13年(2001) 9月 5日改訂