えんじゅ:145号
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21世紀初のスポーツフェ スティバルは、天候にも恵まれ、 予定通り6月1日(金)2日(土)の2 日間実施された。 本年度のスポーツフェスティ バルを、体育科の佐藤先生を 中心に、中高の実行委員長であ る田沢君(3−1)と田中さん (3−C)に振り返ってもらった。 佐藤 それでは、中・高体育委 員長の2人に、スポーツフェス ティバルを振り返っていただき ましょう。1日目はブロック別 に球技種目が行われましたが、 いかがでしたか。
![]() 田澤 中学3年生は、高校1年 生と一緒に競技しましたが、皆 高校生に負けないくらいパワフ ルに頑張っていました。Aブロ ックの中学1・2年生も、元気 に楽しんでいたようです。 田中 どの種目も大いに盛り上 がりをみせていました。各チー ムのメンバーはクラスの代表と して出場し、1日中、その種目 に徹して戦い抜きました。チー ムの団結ばかりでなく、個人の 熱心な参加が、試合をより生き 生きとさせていました。高校生 は多少レベルが高くなり、チー ムのカラーも個性豊かなもので した。また、個人がポジション を守り、互いに注意を呼び掛け 合うなど、1人1人の役割・存 在の重要性が実感されたのでは ないでしょうか。 佐藤 2日目には運動会種目が 行われました。中学校では新し く種目が加えられましたね。 田澤 はい。大波小波リレー。 大縄跳び・イス渡りリレーや20 人21脚が、各学年種目として加 えられました。どの種目も練習 が必要で、昼休みや放課後など にクラスで集まっている光景を よく見かけました。その成果が 本番で見られ、準備段階の苦労 が報われたように思います。
![]() 佐藤 高校の運動会種目も盛り 上がっていましたね。 田中 グランドから応援の声が 絶えませんでした。総合優勝は 全校を縦4つに分け、色別に点 数を加算して決まりますから、 自然とクラスや学年を越えた仲 間意識が芽生えたようです。小 学校や中学校と内容は変わらな いのに、どの競技も躍動感に満 ちていましたし、皆が全力を出 しきって、激戦となりました。 進行する側としても、積極的な 参加が何よりもうれしく思われ ました。 佐藤 2日目は他に、中学・高 校別に球技種目も行われまし た。 田中 前日にもまして闘志溢れ る試合が印象的でした。クラス 内での応援には、義理や義務、 男女の隔たりなく、互いに励ま し合い、時には助っ人などの協 力も見られ、クラスという集団 の暖かさと喜びを感じました。 特に高校3年生にとっては、こ の「クラス」が残りわずかであ るために、貴重な思い出となる ことでしょう。 田澤 中学生は、午前の運動会 種目の疲れを少しも見せずに炎 天下の中、最後の競技にも全力 を尽くしていました。学年を越 えた勝負にも真剣に取り組む姿 には、心を打たれました。 佐藤 最後に、一言ずつお願い します。 田澤 本年度のスポーツフェス ティバルも盛り上がり、とても うれしく思います。委員長とし て始めは不安もありましたが、 体育委員の皆が団結し、審判 や、その他の役割分担をこなし ながら競技に参加するというハ ードスケジュールの中、進行を 遅らせることなく終えたことは、 とても貴重な体験となりました。 最初から最後まで責任ある仕事 をするということはとても大変 でしたが、今後もこの経験を生 かしていろいろなことにチャレ ンジしたいと思います。 田中 準備や運営では苦労が絶 えませんでしたが、私達が主体 となったからこそ、何倍もの楽 しさや充実感が得られたものだ と思います。そして、これから もスポーツフェスティバルをい ろいろな意味で、大切に受け継 いでもらいたいですね。
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