えんじゅ:182号


留日生の受け入れについて


 現在、本校ではシンガポールのラッフルズジュニアカレッジ(RJC)からの短期留日生9名を高校1年生と2年生の家庭にお願いして受け入れている。4日間という短期ではあるが、受け入れてくれたご家庭と生徒にまず感謝したい。日本語を学習しているRJCの生徒にとっては、日本人の家庭に滞在し、またとない日本理解の機会を与えられたのである。

 さらに8月にもスコットランドの高校生が9名、本校の生徒の家庭にホームステイすることになっている。彼らは東京・広島・長崎と巡り、平和について学び、暑い日本を体験して行く。また9月にはニュージーランドから37名の生徒が訪れ、2週間にわたってさまざまな日本の様相を見て行く。現在(6月中旬)、この生徒たちのためのホストファミリーを募集中である。

 このような受入れプログラムを多く組んでいるのは、訪日する学生たちに日本理解の機会を与えると共に、本校の生徒にいろいろな考え方をもった同年代の人々がいることを知ってもらいたいからである。寝起きを共にし、言葉の通じないもどかしさを経験しながら生徒たちには自分や家族そして日本を考えてもらいたいと思っている。海外に出かけることが国際理解でもないだろうし、国際人になる途ではないと思う。日本にいても、留日生を受入れることで、日本や外国を、さらには自分を知ることができるであろう。

 こう言っても、もちろん受入れる家庭の方は窮屈な思いをする場合がよくある。食べ物や風呂の入り方など生活習慣も違うし、預かった生徒がホームシックにかかるなどの困難も起こりうる。しかし考えていただきたいのは、本校の生徒も海外研修に出かけた時には向こうの家庭で同じ状況が生じていることである。もうニュージーランドに行きたくないとか、もう日本に来たくないとかいう生徒が、そんなに多くいるであろうか。

 特に子供たちはこの交流を通して、いろいろなことを感じ、考えたはずである。それは失敗した経験でも、将来の役に立つのではないだろうか。いろいろな経験をさせるのも親の務めであり、何よりも親自身が自分の生活を考える、いい機会だと思えないだろうか。この受入れプログラムの積極的な支援をお願いしたい。

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平成17年(2005)7月6日改訂