えんじゅ:185号
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十月八日、秋晴れの日曜日。本校の中学三年生(中学十八期生)は、三泊四日の修学旅行へ参加するため、それぞれの夢と期待を手荷物にして東京駅から奈良へと旅だった。もちろん現地集合、現地解散を含めて、すべて各班ごとに検討された計画による活動である。そのために数ヶ月も前から「予習」を重ね、さまざまな角度から奈良を学習した。学習の一環として生徒とともに作った「青丹よし(奈良だより)」も四月の創刊号から、気がつくと、三十三号を数えていた。 | ||
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「炎の命」
この感覚は久しく感じていなかった。口もとがゆがむ。じゃがいもの皮が思うようにむけない。これこそまさに女の終わりだ。 |
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十月十日(月)より十月十二日(水)にかけて、中学二年生の会津研修が実施されました。
私達中学二年生は、研修へ行くにあたって、それぞれが自分のテーマを決め、それによって班を作りました。また、自分達で行程表を書き、現地集合という一つの目的を達成しました。これは私達が野田、鴨川、鎌倉の研修の経験を生かし、十分な準備をすることができたからだと思います。また渋幕の教育目標である自調自考を実践できた研修にもなりました。この会津研修では、研修の核とも言える目標がありました。それは体験学習を行いその体験に基き、レポートを書くことです。体験学習ではたくさんの伝統工芸品や名産品を作りました。例えば『赤べこ』『ろうそく絵付け』や東北最古の焼物『流紋焼』などがその一例です。また、ソバやカルメ焼きなども作りました。私達の班は鈴善で漆塗りの茶碗の加飾をしましたが、そこから会津の文化の一端に触れることが出来たと思います。そしてそこから会津という地域に対する私の認識は、東北の一地域というのではなく、すばらしい歴史を持つ土地なのだというものに変わりました。来年の奈良研修でも、研修を通して、奈良という都市が、私達にとってもっと身近なものになることを楽しみにしています。 |
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平成17年(2005)11月30日改訂