えんじゅ:185号
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秋天好日の下、高校一年生の
長崎宿泊研修が無事に実施され
ました。長崎の宿泊研修は、本
校として、初めての試みとなり
ます。古くからの国際交流都市
であり、被爆都市でもある長崎
は、南国の爽風と陽光に彩られ
た穏やかな相貌の底に深く多様
な歴史を有していました。 | ||
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教育情報化推進部部長 笹川
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今回、私が日本国政府代表顧 問として参加したユネスコ United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization(本部パリ)は、 教育、文化、科学技術分野での国 連の下部組織の機関で、日本人が イニシアティブをとっている。 松浦晃一郎氏(前駐仏大使)が 事務総長。加盟国は181カ国。 第一回創立総会でのアトリー 首相(英)の演説の一節「戦争 は人の心の中で生まれるもので あるから、人の心の中に平和の 砦を築かなければならない」 は、あまりにも有名で、これは そのままユネスコ憲章前文に使 用されている。 総会は二年毎に開催され、終 了後「国際規範文書」が採択、 公示される。 今回は、五日(水)に開かれ た60周年記念式典は別として、 十月三日(月)午後、三十三回 総会が開かれ、四日以降開かれ た第二委員会(教育)に私は参 加し、日本政府の主張を述べ、 討議に加わった。委員会はこの 他第三(科学)、第四(文化)、 第五(コミュニケーション)が あり、まとめに各国大臣円卓会 合が開かれた。 主要議題は、「アンチドーピ ング条約案の審議、採択」「生 命倫理の一般規範宣言案の審 議、採択」「文化多様性条約案 について」であった。このほか、 わが国にとって重要な「松浦事 務総長再選」があって、大変多 彩、重要な項目が審議された。 特に「文化の多様性、アイデン ティティの尊重条約」は、米国 の強力な反対があって真剣な議 論が各国間で交わされ、正直面 白かった。 私は第二委員会中心に出席し たが、60周年記念式典に出席が 許され(各国3名)、松浦事務 総長演説(仏語)、独の新任大 統領演説(独語)、アフガニス タンのカルザイ大統領演説(英語) の他、フランクフルトシンフォ ニーによる第九(ベートーベン) の演奏(人類の共有財産としての 文化)が印象的であった。 又、「国境を越えての高等教 育の質の保護」「全ての人に教 育を=ダカール宣言の実行=」 等の議題もあった。全て国連共 用語(英・仏・西・中・露・ア ラビア語)のみ使用で、最近来 日したワイツゼッカー(独前大 統領)の「21世紀、若者は、自 国語、英語の外、一ヶ国語は使 えるように」との発言が身に沁 みて、本当にそうだと思った。 又、パリでの今回の政府代表 団中に、渋幕九期生の渡辺君が いて(外務省フランス語)大変 お世話になったのも、よい思い 出となった。 最後にこうした国連機関で働 く国際公務員に日本人が少な かったが次第に増えていること、 現在は英語で受験なら国連A級 が最低条件で、約百倍の競争率 だそうだ。世界の若者が目指す 職業の一つのようである。 |
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研究主題は、幕張中学校・ ニュージーランド「ワイカト・ ウェリントン地区」の教育交流 十五年---海外研修から国際交流 拠点校へのあゆみ。中学校開校 以来の歴代の生徒の積極的な参 加と努力、それぞれのホスピタ リティーの精神に支えられ、献 身的な応対をして下さった日本 の受け入れ家庭の皆様、NZ側 の協力の賜物である。 十月二十一日、霞ヶ関の法曹 会館で授賞式が行われた。本校 からは田村副校長先生と今井国 際教育部長が参列し、賞状と副 賞が授与され、副校長先生が謝 辞を述べた。 本校では授賞を記念して本校 図書館に「キーウィ文庫」を 創設する。NZに関する本のラ イブラリーなので、NZに関心 がある生徒の皆さんの利用を期 待する。 |
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平成17年(2005)11月30日改訂