えんじゅ:193号


メモリアルコンサート

 

 昨年に引き続き、東京藝術大学の学生を中心にして結成されたレボリューションアンサンブルを迎えて開催されました。演奏会は今年生誕二五〇周年を迎えるモーツァルトで始まり、恒例となっている協奏曲では校内オーディションにより選ばれたヴァイオリンの二島さん姉妹がバッハの協奏曲を演奏、若々しくも抑制の効いた音楽で堂々と弾ききりました。後半はベートーヴェンの「田園交響曲」を演奏し、在校生と年齢の近い楽員による気迫に満ちた熱演により、聴いていた生徒たちもオーケストラの響きの世界に引き込まれているようでした。

   舞台袖まで拍手が聞こえてきた。一曲目が終わり、いよいよ私達の出番がやってきた。これまで二人で精一杯練習はしてきた。二人でいれば怖くない、そう信じてステージの上に立った。張りつめる緊張の中で、演奏が始まった。最初の数小節が過ぎたあたりで今までの不安が吹っ切れたかのように頭の中はバッハ一色になっていた。一人でも多くの方に楽しんでもらいたい、と心掛けていたが、むしろ自分達が一番楽しんでいたのかもしれない。本当に楽しい演奏だった。
 温かい拍手をくださり、思い出に残るコンサートにしてくれた観客の皆様と、貴重な体験をさせてくださった学校にとても感謝している。

                                           三年 二島
                                           一年 二島
                           



文化講演会(7/4)             



 元NHKの解説委員で、現在もジャーナリストとして活躍されながら大学で教鞭をとる平野先生の講演は、緻密な計算による構成と散りばめられたユーモアによって、多くの聴衆の心を惹きつけた。(以下抄録)

○小泉首相がホワイトハウスに泊めてもらえないのは、未だに日本は気の置ける国というこ
 と。
○七六五億円を寄付するなど社会的還元に努める米のIT長者の本質を、日本のIT長者も見
 習うべき。
○日本は、長者番付の構成を見てみると、サラ金でお金を借りてパチンコをする社会。
○「論・学」より、「感性」を磨き、情報処理に長けた人間を作り出す教育が必要。
○少子高齢化・年金生活者の増大の問題を巧く利用できる経済構造の変革が必要。
○日本の人口が0人になるのは西暦三三〇〇年。
○十一年後に石油が枯渇する米国は、石油を求めてイラクに。日本もアクセス権を手にする
 ため自衛隊を派遣。



地区別保護者懇談会(前期)報告             



 五月中旬から七月初旬にかけ、ご父母がともに参加可能な週末に、合計八地区の保護者懇談会が開催されました。休日返上のご参加、皆様には心から感謝申し上げます。
 以下懇談会の様子をお伝えします。

 「地区懇」と親しまれている所以
 「学校を開く」一環として地区懇が発足して十数年。その間、学校、家庭、地域のつながりがでてきました。互いの相乗効果もあって、今日、有益な懇談会として多面的に機能しています。校長と保護者が対等に話し合う全体会と保護者だけで行う地区ごとの親睦会、とスタイルができています。

 校長からの報告
 @学校の状況A進路結果についてB教育基本法についてCスクールカウンセラー紹介Dインターナショナル校についてE中一・中二生活実態アンケート集計F中国の高校生との交流、などが報告されました。

 繰り返し伝えたい「自調自考」
 子供が大人になるために絶対に必要なことが「自調自考」です。大人になるというのは「自立」すること。一〇〇%の自立には自己理解が大前提になります。自調自考をとおして自己理解を深めることが、最終的にそれぞれの進路を見つけることになります。中一・中二前後に起きる第二次自立期の「自分を知る」ことに始まり、「アイデンティティ」の確立まで、「自分の人生は自分で作る」という大人に育てたいと考えています。

 校長講話のシラバス
 中一〜高三まで精神発達に必要な内容を、生徒の発達段階に応じて話をしています。話題以外にも、資料の配布、書物の紹介、時には音楽のCD(脳を活性化するモーツァルトの曲)も聴かせます。講話のシラバスを柱に、先生方が各学年の生徒に必要なテーマを理解して、指導計画が作られています。

 ご家庭へのアドバイスとして
  ○子供の自立を「手助けする」
  ○子供に生活習慣を身につけさせる
  ○親は友達の存在を知っておくこと

  尚、詳細は別途報告書をご覧ください。

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平成18年(2006)7月27日改訂