えんじゅ:194号


第二十二回 槐祭

 

 去る九月九日(土)、九月十日(日)の二日間にわたって、第二十二回槐祭が開催されました。
 今回の槐祭、両日合わせての入場者数が、史上初めて一万人を超えました。本校の社会的な注目度の高まりを反映するかのような大盛況で、学校は一時、熱狂的な雰囲気に気に包まれました。
 折しも、二日目はうだるような暑さの下。第2グラウンドで、パフォーマンスを披露した高校二年生(表紙参照)にとって、グラウンドは地獄の様相を呈していました。しかしながら、それでも尚、彼らは、ときに倒れそうになりながらも、休むことなく体を激しく躍動させていました。
 今回の文化祭のスローガン通り、渋幕生の「噴火」が、学校のあちらこちらで目撃できたのではないでしょうか。
 もはや一大イベントと化した本校の文化祭。来場者の期待に応えられるように、今後一層の質的向上が要請されているように思われます。

                    



楽しい槐祭             



   2−F 山岡

 私なんかに委員長なんて大役、出来るんだろうか。春になるもっと前から遠い槐祭のことを考え、不安で不安で仕方なかった。だけれどそんなことを考える余裕もなく時間は過ぎて、気付けば九月。まずい、時間がない。
 焦れば焦る程に時間は私を置き去り変わりに重圧が来、泣きたくなった。完全にキャパシティーが足りなくて、無限のループにひとり放り出されたような気がしていた。
さあどうしよう、ここから抜け出さなくては。とてもじゃないが、ひとりで出られるわけない。どうしようもなく唖然としていた私に、一緒に頑張ろうと手を差しのべてくれた人々がいる。友達、先輩、後輩、生徒会の人々、そして先生方。周りの全ての人々が私を支えてくれたのだ。皆の力が丸く一つになった気がして、嬉しくなって、また泣きたくなった。本当にありがとうございます。
 そんなこんなで槐祭を迎え何とか乗りきり、そして現在に至るわけだ。色々なことがありすぎて、実はあまり覚えていない。終わってほっとしたような、だけれど何かさびしいような。そう思っているのは私だけではないはず。
 一度だけ、どうして槐祭なんてやるんだろうかと考えたことがある。わざわざ授業を潰してまで、大量のゴミを出してまでやる価値があるのかと考えた。その時は答え出す、いとまさえなかったのだが、今やっとわかった。楽しいからだ。
 きっと間違っているんだろう。槐祭にはもっと深い、私などには到底理解し難い意味のある、伝統行事なんだろう。だけれど私にとっての槐祭は、楽しいもの以外の何ものでもない。全ての人が槐祭を楽しめたなら、それでいい。

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平成18年(2006)10月18日改訂