えんじゅ:196号


中学合唱祭




 今回で二十一回目となる合唱祭が十一月十七日に本校講堂で行われました。
 今回もそれぞれが力を出し切った内容の充実した一日となりました。
 委員会の仕事開始は十月中旬、研修旅行のすぐ後のこと。委員会はクラスをまとめる傍ら全体の運営にも携わり、 実によく準備しました。
 十一月に入ると練習もだんだん本格的になり、休み時間の教室やホールから歌声が聞こえ校舎も活気を帯びてきました。
 当日はその熱のこもった雰囲気をそのまま舞台に持ち込んだかのような見事な発表が続き、 心がひとつになった歌声が会場を満たすと、聴衆はそこに引き込まれ、同じ感動を共有していたかのようでした。

 <団結のハーモニー>
 合唱祭委員長 早津

 期せずして委員長になってしまった僕にとっての最後の合唱祭は終わってみればあっという間の出来事だった。 大役を受けてしまった自分を恨みながらも日々各クラスの歌声を聴くにつれ「絶対成功させたい」という 気持ちが湧いてくるのを感じた。
 二週間ほどの練習期間だったが、どのクラスも何かと大変だったと思う。例年の事だが、当初は練習からの逃亡者の捕獲 困難を極めたに違いない。しかし日がたつにつれ逃亡者は熱心な聖者と化し、クラスがまとまり始めた。 誰もが皆真剣な表情になる。朝昼放課後と、学校中にクラス団結のハーモニーがこだました。
 そして迎えた本番。緊張の中、どのクラスも練習の成果を発揮し、一つになった心がはじけるような歌声だった。 勝ち負けにかかわらず、団結することのすばらしさは皆の心に響き感動を呼んだ。 今回の合唱祭も成功したと委員会一同が確信した瞬間だった。
 協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました。そして合唱祭という機会を与えてくださった先生方に 感謝します。  



中三模擬裁判




 去る十二月三十日、中学三年生の公民の授業の一環として、毎年恒例の模擬裁判が実施されました。 今年も、東京弁護士会から多くの弁護士の先生をお迎えし、ご指導を仰ぎました。
 当日は、「異議あり」の大きな声が啓発室に何度も響き渡り、検察側と弁護人側の白熱した論戦が繰り広げられましたが、 わずかながら弁護人側が優勢となり、並木先生の無実が確定しました。
 これを機に、法制度に興味を持った生徒も多かったようで、非常に実りのある会となりました。

 <弁護人を体験して>
 3年 安井

 模擬裁判当日。私は手が震えるほど緊張していた。本物の裁判ではなくとも、被告人を弁護することについて、責任感があったからだ。
 裁判までの二週間、私達弁護人グループは、毎日のように集まって準備をすすめてきた。 証人尋問と被告人質問の内容を話し合い、一からつくりあげた。わからないところは弁護士の先生にメールで聞いて、内容を補ってもらった。
 それくらい準備に時間を費やしていたので、「無罪」という判決が出た時、安心した。自分たちの主張が通って嬉しかった。
 グループの仲間と、内容をつくっていく課程も面白かったし、また弁護士の先生が言っていたような、 「自分の意見を判決に反映するやりがい」を感じることもできた。
 そういった自分達の体験を通して、また弁護士の先生のお話を通して、弁護士バッジの輝きに一瞬でもあこがれを抱いた人は私だけではないだろう。今回の模擬裁判で、 新しい世界が見えた。   

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平成19年(2007)1月10日改訂