えんじゅ:198号
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高等学校第二十二期生全九ク
ラス (内、付属中学校十六期生
七クラス)が三月一日をもって卒
業する。 |
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二十二期生の皆さん、ご卒業お
めでとう。本校を離れ、新しい環境
に身を投じる諸君に、お祝いの言葉
を贈る。卒業に当たり、夫々大き
な目標や夢があると思うが、是非志
を高くその目標や夢に向かう気持ち
を大切にして貰いたいと思う。最近
頓に「格差社会」という言葉を耳
にすることが多い。日本における所
得格差が広がりつつあることに対す
る漠然とした不安感の表れではない
かと感じるが、拝金主義に動じるこ
とのない強さを磨いて欲しい。人生
を送る上で、お金が全てではない価
値観を磨くことが今こそ重要ではな
いかと思う。社会を構成する人間
は、その姿勢について、道義的に社
会的責任を求められることを意織す
べきである。渋幕生として、惑わさ
れない心をしっかりと持って、これ
からの人生を歩んで貰いたい。これ
から迎える「格差社会」を、志高
く生き抜くことを期待する。これか
らの皆さんの前の広がる人生が実り
多きものとなるよう祈る。
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おめでとう!!あっという間の
日々でしたね。これからの人生は
長く、いつも順風満帆とはいきま
せん。苦しいことも多いでしょう。
そんなときに母校を思い出してく
ださい。苦しい時には校歌を口ず
さめば、言い知れぬ力が湧いてく
るはずです。君達が校訓である
「自調自考」を座右の銘とするな
らば、道は自ら君達の前に開ける
でしょう。その道を行けば必ず栄
光があります。自信を持って進ん
でください。 |
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二十二期生のみなさん、卒業お
めでとうございます。渋谷幕張で
の生活でどんな収穫がありました
か。受験結果だけが強調される時
期ですが、夢が叶わなかった人は
こう考えよう。今の自分を客観視
できる謙虚さ、未来の自分を信じ
る勇気、実行する強い意志さえあ
れば、君たちの未来は自ずと開け
ると。 |
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平成19年(2007)3月6日改訂