えんじゅ:204号


槐祭 第二十三回
  



 

 去る九月八日(土)と九日(日) の二日にわたって、毎年恒例の、 えんじゅ崇が実施されました。
 今回のえんじゅ祭は準備期間 中に台風九号が関東を直撃し、 十分な準備時間を確保すること ができませんでした。そのため、 文化祭の実施を危ぶむ声も聞か れました。
 しかし、ふたを開けてみれば、 生徒たちは、短い準備期問の中 で高い集中力を発揮し、何とか 文化祭当日には準備を間に合わ せることができました。文化祭 当日の朝早くに来て、最後の仕 上げに取り組む生徒の姿も散見 され、この文化祭にかける意気 込みが並々ならないものである ことが分かりました。結果、例 年に勝るとも劣らない素晴らし い文化祭となったと思います。
 幸い、文化祭当日は天気にも 恵まれ、史上最多の入場者を迎 えることができましたが、これ も生徒の熱い思いが、天に届い たということでしょうか。
 大成功に終わった、第二十三 回えんじゅ禦。その模様を生徒 と生徒部から報告してもらいま す。

 将来の塊祭に向けて
    文化祭実行委員長
      2C 中村

 今年も無事に槐祭文化の部が 終わった。今回は多くの新しい 試みがあり、今後の塊祭に生か すために重要な位置付けにあっ た。ひとまず終えることができ てほっとしている。
 今回多くの試みをしたのには 理由がある。それは「槐祭の意 義を見つける」ためである。私 は今年度初めて実行委員になっ た。そこで運営側の視点に立っ たことで、今まで自分がいかに 槐祭に参加する意味を考えてい なかったかを実感した。
 槐祭を何のためにやるのか? この疑問に執行部は 「生徒の来 校者への文化的発表」と一つの 答えをだした。そのため今回は 来校者を主体に考え、昨年まで の課題の解決策を見出した。そ の例として挙げられるのが体育 館の飲食場所としての開放だ。 これは飲食場所が欲しいという 来校者の要望に応えた形だ。
 さらに今回はボランティア団 体を多く募った。先の体育館を 管理した団体もこの部類だ。こ れも来校者に不快な思いをさせ ないためで、一定の効果はあっ たと思う。
 また当日の活動以外では、全 団体に企画のプレゼンテーショ ンをさせ、企画内容の把握、質 の向上を試みた。これには問題 点が多く改善の必要があるが、 今後に向けて良い傾向だ。
 これらの他にもいくつかあ る。もちろん不満・異議がある だろう。だがそれも含めて槐祭 の今後の向上の基点になったと 私は評価している。
 最後に、執行部について触れ ておく。
 先に書いたが私は今年初めて 実行委員になり、しかも委員長 にまでなってしまった。経験の ない私がどんな形にせよ仕事を 全うできたのは他でもなく執行 部の人達と先生、先輩のおかげ だ。彼らはとても友好的に、か つ仕事をとても効率的にこなし ていた。見習いたい限りである。 そのおかげで私はこの半年間快 適に活動することができた。人 の上に立ち、率いる者として周 りの支援は欠かせない。その点 で私は恵まれていた。ここで再 度礼を言いたい。
 最後に、今回の塊祭の反省が 生かされ、先に述べた 「槐祭の 意義」が確立し、生徒・来校者 共に充実した槐祭が将来開催さ れることを願う。

   えんじゆ祭収益金         寄 付 先
●古本市    229,300円
●バザー    120,795円         寄付先未定
●茶道部     28,776円

●ティールーム  85,371円   ●ユニセフ     50,000円
                    ●あしなが育英基金 30,000円       

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平成19年(2007)11月16日改訂