えんじゅ:207号
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新年あけましておめでとうござ
います。昨年は、「偽」という文字
が一年を表す言葉として表された
ように、年金問題に始まり、耐震
偽装や食品表示の偽装、更には防
衛省における水増し請求が発覚す
るなど、普通に考えれば問題にな
るとわかることをなぜしてしまっ
たのかと思われる事件が多くあり
ました。
新たな一年を始めるにあたり、渋
谷教育学園幕張中学校・高等学校
で築き上げられてきた信頼と信用
を守り、それに応えるべく、改め
て「偽」ることなく努力していく
ことの大切さを強く感じています。
学校が皆さん一人ひとりの活躍
の場になるとともに、皆さんの目
標や目的の達成に向け、この一年
が実りあるものになることを期待
します。新たな十二支のスタート
となりますが、今年も良い年にな
るようがんばりましょう。
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"Boys, Be Ambitious!"
副校長 星合
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何年振りかで故郷の札幌で正月
を迎えた時のことである。雪のあ
る正月は北国育ちの私にとって、
この上もなく懐かしいものだった。
実家から、そう遠くない所にクラー
ク博士の像が立っている。見慣れた
夏のクラーク博士とは違って銀世
界の中で反射する像は一段と輝い
て目に飛び込んで来る。近くに寄っ
て見ると夕べ吹雪いたせいだろう
か、頭と顔の一部に雪がかかって
いた。子供の頃、父親はクラーク
先生の話をよくしてくれた。故郷
を出る時、「少年よ、大志を抱け!」
と辞書に毛筆で書いて持たせてく
れた。そんな懐かしい過去の日々
が甦って来る。親の期待通りには、
いかなかったようだが学生時代の
試練の日々に勇気を与えてくれる
言葉だった。生徒諸君!新年にあ
たり自分の進むべき道を再確認し、
今年は一層、大志を持って進んで
行って欲しい。
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新年おめでとうございます。
耳慣れないと感じていた「平
成」も二十年目を迎えました。
現在、本校に在籍している生徒
の全てが平成生まれという事実
には、少々驚かされます。
そんな思いのなかで、年頭に
確認したいのは、ボランティア
のすすめです。人間は自己中心
的な存在です。どうしようもな
くわがままです。だから無私の
奉仕などありえないと思ってい
ます。最後は自分が可愛い、そ
ういう存在だからこそ、多少の
ゆとりがあるときには、他人の
ために尽くすことを考えてみた
いと思うのです。
ボランティアの後の「ありが
とう」の一言が、この上なく幸
せな気分にしてくれることを私
たちは既に知っています。自分
の欲を少し抑えて、他人の喜び
に割く勇気があれば、「ありが
とう」は簡単に得られそうです。
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山稜へのアプローチは、ここまで順調に
その行程を進めることができました。気ま
ぐれな天空は、時に、大粒の雨や激しい風
雪を投げかけてきましたが、堅牢な木立の
森に守られた、比較的平坦な九十九折の山
道を、ゆっくりと楽しみながら歩んできた
私たちには、それも、心地よい時間であり
ました。
しかし、これからの私たちの「高みへの
ステップ」は、少しずつ傾斜を増し、鬱蒼
とした森もやがて灌木の疎林に変わり、風
雪の激しさに耐える強い意志と忍耐力、機
敏な行動力が要求されてきます。
やがて、取り付く山稜の位置も、明確に
なり、進むべきルートの選択をする時もやっ
てきます。
今大切なのは、足場をしっかりと固めて、
改めて対時する状況を見つめ直し、安定し
た歩みを継続することです。
厳しい登高の合間にも、深山の可憐な花々
や、天空に揺らめく満天の星が、私たちに幾
多の感動の瞬間を現出してくれるはずです。
皆で力を合わせて、前向きに、たゆまぬ
心で、今は、山稜への道を確実に歩んでい
きましょう。
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三年生の皆さんは中学校の最
高学年として、昨年は学校行事
や部活動などでよく活躍してく
れました。三年生になって男女
とも、人間的にたくましくなっ
たように思えます。時々中学棟
に行って、休み時間に一年生が
走り回っている姿を見ると、と
てもなつかしく感じます。
早いもので、四月からは高校
生になります。高校生になると
言っても、もうすでに高校の教
材を学習していますし、現在と
同じ学校に通うのですから、中
学校に入学する時ほどの緊張感
はないかも知れません。でも高
校から入学してくる新しい仲間
や新しい先輩たちとの出会いが
待っています。また現在の友達
とも落ち着いたおとなのつき合
いができるでしょう。相手に対
する思いやりを忘れずに、お互
いに人間性を高め合えるような
年にして欲しいと思います。
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