えんじゅ:207号


「E=mc^2」

中学教頭 田村
            
 

 明けましておめでとうござい ます。今年はオリンピックイ ヤーです。アテネの採火場で太 陽光から聖火が造られ、北京へ 飛ぶことでしょう。
 現代科学や工業技術、世界の 共通語の英語、哲学などの源が ギリシャであることを考える と、現代は未だギリシャ時代だ と考えることも可能です。
 地中海のローカルな文化は、 二千年も発展を続け、前世紀は 宇宙にまで達しました。そして 今世紀、グローバル化という増 幅されたエネルギーとなって中 国・インドに入り始めました。
 さて今世紀必要となる政治 家、経済学者、哲学者はどんな 知識、倫理、歴史観が必要なの でしょう?
 今世紀が脱ギリシャの一歩に なるのか、ハイブリッドなギリ シャ文明を続けるのか……。
 太陽は知っている!?




「自立の時期」

高校教頭 小河

 新しい年がまた始まった。日 本では四月が新学期だが、年が 改まったこの時期に、反省や希 望を考える習慣がある。
 校長講話でもよく耳にすると 思うが、中高の六年は自立の時 である。高校の授業で生徒に言 うことは、「自立とは、人のせ いにしないこと」である。他人 に原因を押しつけるのは、幼稚 だからである。さらに言えば、 その瞬間のみ辛くないだけで、 事態は何ら変わらないのだ。単 に自分を責めろといっているの ではない。あやまちに気づいた ら、悪い点を素直に認めて改め る。それが責任感というもので、 価値のあることだ。責任感は積 極的で、物事を好転させる。単 なる自責の念だけでも自分をみ じめな気分にさせるだけだ。
 夢や希望は人に勇気を与え、 勇気は行動する力を与える。
 あとは行動に移すだけだ。




新しい年に想うこと

高校一学年主任 篠崎

 新しい年が始まりました。高 校一年生の皆さんは、高校生活 の中盤を迎えます。さて、この 中盤というのが手強いもので、 「中」という文字を使った言葉に は「中枢」「中立」など良い意 味のものと「中弛み」「中途半端」 などそうでないものに分かれま す。野球では「中継ぎ」次第で 流れがどちらにも傾きます。終 盤へ、よい流れを持続できるか、 自身がその役割を担うのです。
 「中」といえば、今年は中国 でオリンピックが開催されま す。予選での野球選手の意地と プライド、そしてひたむきな姿 は感動を呼びました。本大会で の更なる活躍が楽しみです。皆 さんも修学旅行で同じ地を訪れ ます。両国が歩んできた歴史を 踏まえて、多くの感動を味わっ てほしいと思います。いずれに しても、「中」という言葉がキー ワードとなる一年になりそうで す。




ひたむきに

高校二学年主任 添田

 自分に自信を持つということ は、自分の信念を貫き通せると いうことです。続けるから自信 が生まれ、その結果、君たちは 本物(本当に自分が求める姿) になって行くのです。その過程 で、苦しいと感じることや悲し いと思うことは、きっとたくさ んあるでしょう。しかし、それ で人生が終わってしまうわけで はありません。苦しみや悲しみ は、真剣に生きていることの証 なのです。一つのことをひたむ きに実践し、それを続けていけ ば、やがて困難を乗り越え、大 きなものを得ることができるの です。
 高校生活の最後の一年間が始 まりました。この一年間を未来 に向かって一筋に、ひたむきに 黙々と歩んでください。そうい う生活を送ることが、今、君た ち全員に求められているので す。




自分と向き合うとき

高校三学年主任 藤井

 高三の諸君たち、間もなく本 番である。これまではこちらが 向かっていくという感覚だった のが、ここに来てあちらが迫っ てくるという感覚に変わってき たのではないだろうか。誰もが 本番を前に味わう感覚である。
 このような状況のとき、戦っ ている相手は隣の友ではなく、 自分自身であることに気づく。 根気のない自分、なかなか理解 できない自分、上手くいかない 原因を他に求めている自分…、 最も厄介な相手かも知れない。
 人生にはいくつもの本番が る。人はそれを迎える度に鋭意 努力・準備するのだが、その際、 自分自身と向き合う機会がもれ なく付いてくる。
 自分と向き合い、自分を理解 し、それをコントロールする力 を養うことが究極の課題なのか も知れない。本番はその課題解 決のための場なのだろうか…。

えんじゅ表紙へ

学校表紙(もくじ)へ

平成20年(2008)3月30日改訂