えんじゅ:221号


イギリス研修


 三月十八日から三十一日ま で、イギリスに十七名の生徒が 語学研修に行き、ポーンマス でのホームスティとキングスス クールで貴重な体験をしてきま した。また、ロンドン・パリで も多くの体験をしました。その 思い出のひとつを報告いたし ます。



 ゆるりと音がしそうな程に
二年 伊藤

 空の透き通る青が椅麓な異国 で、無数の感激に出会った。途 切れることのない、煉瓦造りの 家々の赤褐色、深緑を抱く美し い公園、所狭しと並べられてい る静かな灰色の墓石。そして何 より、ボーンマスの街で最初に 私が出会った喜びは、思いもよ らず目に入ってしまった薄桃色 の桜の木々の美しさであった。 帰国した頃にはもう散ってし まって見られないだろうと残念 に思っていた私にとって、その 懐かしく控えめな桜の花との思 いがけない出会いは、飛行機で の疲れを吹き飛ばすのに十分な 出来事であった。  街を形作るすべてが、女の子 の私にとって可愛く、外国人の 私にとって珍しく、そして一高 校生の私にとってはとにかく新 鮮でならなかった。当たり前の 様に突然現れる教会を思わせる 建物、映画に出てきそうな可愛 いショーウィンドウ、高貴そう で実は庶民的、値段が高そうで 意外と良心的。その土地にとっ てのありふれた一瞬一瞬が、自 分の記憶に刻み込まれてゆくこ とを、ただ嬉しく思った。  午後の公園で散歩をする老夫 婦は幸福そのもの。海では早く も水着姿ではしゃぐ若者が溢れ ていて、厚手のコートを纏った 私達日本人が、なんだか滑稽で ならなかった。起床は常に遅め、 ショッピングモールも十八時に は閉店、誰もがマイペース。  日本には無い、落ち着いた心 地良さが、そこにはあった。

 

シンガポール研修


今年もSingapore研修が、三 月二十三日から三十一日迄の日 程で実施され、幕張からは3名、 渋谷から4名の計7名が参加し ました。今年は姉妹校である Waseda Shibuya Senior High Schoolの学生寮にも宿 泊し、一緒に国会見学をして、夜 はキャンパス内でバーベキュー を楽しみながら交流を深めまし た。Raffles Junior College(RJ C)のホームスティプログラム では、現地の同世代の優秀な生徒 たちと、生活と学校の授業を共 にするという貴重な体験をする ことができました。RJCの日 本文化クラブ主催の歓迎会では J-Popや踊り、日本に関するクイ ズなどを披露し好評を博しまし た。その他にも、Malaysia Johor への巡検ツアー、Sultan Mosque の礼拝見学、National Museum やChangi Prisonの見学、自然豊 かなPulau Ubinの探検など、手 作りの企画が満載で、充実した 時間を生徒たちは過ごしました。



 達成感を感じています!
二年 池田

 シンガポール研修は他の海外 研修とは違い、事前準備をほと んど自分たちで行います。行程 表の作成からRJCとの交流会 の準備まで、本当に忙しかった です。しかし、そのおかげで全 員が納得のいく行程表を組むこ とができ、交流会もRJCの皆 さんに喜んでもらえて大成功 だったと思います。とても達成 感がありました。この研修で一 番驚いたのは、現地の人の温か さでした。シンガポールは、太 平洋戦争時に日本軍に占領され たという苦い思い出があります。 私たちはそれを事前に調べ、、現 地の博物館などにも行き、多く の事を学びました。にもかかわ らず、シンガポールの人たちは 嫌な顔ひとつせずに私たちに優 しく接してくれました。その温 かさがあるから、シンガポール は狭くて資源の乏しい国なのに、 ここまで発展し続けることがで きたのだと思います。

 
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平成21年(2009)5月13日改訂