秋酣、霜月。収穫を祝う月。
欧米諸国、特に米国ではこの月
に「ハロウィーン」でこども達が
「Trick or Treat」 と菓子をねだ
り、第四木曜日の「収穫感謝祭
Thanks giving Day」が祝われる。
秋はこのように
楽しい収穫を祝い、
冬を迎える活力を
吹き込む神事の役
割が大切になる。
学校でも、一年間
の活力を吹き込む
ような行事がこの
二学期にある。高二
の中国修学旅行=
残念乍ら今年は九
州へ=、高一の広島
平和研修、中三の
奈良修学旅行、中
二の会津研修、そ
して中一の南房総研修と。本校ら
しさを発揮した研修(自調自考)
であった。そして読書週間(今年
の標語「思わず夢中になりまし
た」) は生徒の「知的生甲斐を求
める」活力注入の週である。読書
の読は声を出してよむの意である
から、たまには朗々と読み上げて
読むことも楽しいことになろう。
ところで、この秋10月中旬に私
は、日本国政府代表顧問としてユ
ネスコ総会に参加した。
二年置きに開催される総会だ
が、今回は松浦事務総長の交代
期に当たり約十年の勤務後二期
目が終わり、次の「ボコバ・ブル
ガリア外相」に引き継いだ (10/
15)。事務総長ポストは各国代表
の就任希望が殺到するポストで
今回は国際社会の動向がはっき
り表面に出る就任活動を目の当
たりにすることが出来た。(ユネ
スコの初代事務総長は哲学者と
してノーベル賞を受賞したバートランド・ラッセル卿である。) ア
ラブ世界が支持するエジプト・
ホスニ文化相との一騎討ちの選挙
は、四回の投票を重ね、ようやく
ボコバ就任に決着した。両者が同
点であった投票数が動いたのは、
フランスとイタリアの票がエジプ
トからブルガリアに移動した (こ
れを裏切りといわれた)結果。
そして新事務総長は就任後、
最初に訪問する国をエジプトにす
るという。
日本としては、諸般の事情で当初
よりボコバ支持であったので結果と
して妥当であったとしか言えない。
今回のユネスコ総会でこれから
二年間の活動の重点がアフリカを
主な舞台とするEFA(Education
for All) 活動と独・日共同提案
によるE S D (Education for
Sustainale Development)=持
続開発教育=普及活動と決定し
ているので、アフリカ諸国との連
携が上手くいってくれることを
願っている。
とにもかくも、これで国際機関
の事務総長役は、日本人ではIA
EA(国際原子力機関本部ウィー
ン) の天野之弥氏のみとなった。
ユネスコ (国際連合教育科学文
化機関) は、諸国民の教育、科
学、文化の協力と交流を通じた
国際平和と人類の福祉の促進を
目的とした国連の専門機関で、各
種活動の他、有名なのは「文化
遺産活動」や「ドーピング」があ
る。最後に印象的なことで、今回
200ヶ国近い加盟国参加のなか
での総会発言で各国がシーンとし
て聞くのは、USAとJAPON
だけという感じであった。私達の
国のユネスコに於ける存在感期待
感は想像以上に高いものがある。
先人達の努力の賜物であるが、こ
れは今後引き継ぎ一層大切に育て
ていかなければならないものと考
えている。
自調自考生たのむよ。
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