えんじゅ:225号
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新型インフルエンザの影響で 急遽中国から九州に変更になっ た高校第二学年の修学旅行で あったが、出発当日に台風が接 近という、またしても波乱のス タートであった。特に鹿児島入 りをする第二団は、状況によっ ては羽田に引き返すという条件 付フライトで出発した。結果的 には、飛行機がひどい揺れに見 舞われることもなく、両団とも に無事に九州に到着し、第二団 の初日の見学予定を一部変更し ただけで、旅行を開始。翌日か らは台風一過の晴天に恵まれた。 第一団は、初日に太宰府天満 宮を見学の後、クラスごとに選 んだコース別行動で、吉野ヶ里、 柳川、九州国立博物館、熊本城 などを見学の後、阿蘇に入り、 宿泊。二日目は、全クラスが阿 蘇山に登った後に、再びクラス ごとにコース別行動で、熊本城、 球泉洞(鍾乳洞)等を見学の後、 霧島に入り、宿泊。三日目は、霧島 神宮を見学の後鹿児島へ移動し、 桜島を見学後、鹿児島市内斑別 見学で、仙巌園、南洲墓地、城山、 黎明館などへ。指宿で宿泊。四 日目は、長崎鼻の見学の後、知 覧特攻平和会館にて講話と見学。 第二団はこれを逆に辿り北上 するコースである。 一学期から下準備をした中国 旅行と違い、十分な事前準備・ 学習のできないままでの旅行で あったので、修学旅行としては 十分とは言えない面もあった が、、全行程にわたって、歴史、 文化、社会、あるいは景観といっ たさまざまな面で、見ごたえの ある見学地が多く、ちょうど活 動が活発になっていて噴火を繰 り返す桜島の様子が見られたり、 第二団の柳川見学は祭礼の日に 当たっていて、山車や帯刀して 神社に並ぶ地元の人々の様子が 見られたり、幸運なハプニング もあった。 知覧では、講話の中で出撃前 日の十七歳の青年兵たちの笑顔 の写真を見せられ、同年代の自 分たちに引き寄せて受け止めた のか、涙ぐむ生徒もおり、真剣 な面持ちで見学する様子が見ら れた。国際交流の歴史に触れる という中国修学旅行の趣旨とは やや離れるが、昨年の長崎研修 の平和学習のよい継続となった。 閑話休題。化学担当の某教諭 が、中間考査の内容と関連する といって、宿泊した宿の温泉の 泉質等を取材していたが、生徒 諸君は自分のつかったお湯が試 験に出てくるとは想像しただろ うか?常に知的好奇心を、とい うことである。 | ||
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平成21年(2009)12月12日改訂