えんじゅ:264号

東京外国語大学との 連携協定
進路部部長 井上


   7月9日、渋谷教育学園と東京外国語大学との間で中高大連携協定が締結されました。これは相互の教育に関わる交流・連携を通じて、中高生の視野を広げながら将来の進路に対する意欲、および学習意欲の向上を目指しつつ、双方の活性化を図るものです。  活動内容として、大学の各種公開講座への参加、教育についての情報交換と交流、大学留学生との国際交流などが企図されています。東京外国語大学が、本学園の教育内容を評価し、初めて私立学校と中高大連携協定をした画期的なものです。早速、この夏休みには、国際社会学部長の岩崎稔教授の特別講座に本校から二名の生徒が参加しました。  「ゼミ(演習)の内容は、ドイツの政治家・ヴァイツゼッカー氏の演説文。ゼミは講義と違って、テーマについて様々な観点から意見を聞いて、そして自分の意見を述べる場で、とても刺激になりました。」(1B吉田)との感想が寄せられました。



えんじゅ:264号

顕 彰


    この度二つの外部団体から職員に表彰がありましたので、ご披露いたします。
一 米国イエール大学教育賞
 この賞は、2013年の入学生2017名が各々の高校生活 等入学前に受けた教育を振り返り、優れた教職員を大学事務局に推薦するという制度です。  今年度は13カ国と米国36州から、210名の教職員がノミネートされ、その中から90名に当該の表彰がありました。その結果本校では 国際部長 豊島先生にこの賞が贈られました。  豊島先生は、  「私個人でなく、個性を育てる必要性に気付き、早くから着手した学校が表彰されたのです」 と話されています。  この方面で先進的に永く関わってきた先生の労苦が卒業生を通じてイエール大学に伝わり、今回の顕彰になりました。  豊島先生には勿論の事、国際部教職員、海外大進学生の授業担当された先生方、今後、進学しようとしている在校生にとっても弾みの付く慶事です。

二 第18回ディベート甲子園最優秀指導者賞
  中学の部
     深澤先生
     高橋先生
 この賞は全国中学・高校ディベート選手権に於いて、長年に亘り、優秀な成績を収めている学校の教員に対して贈られる賞です。この大会の設立当初より参加し続けてきた本校が第1回の大会で全国優勝を果たしたことや、短期間でなく、長期に亘り一定の成績を収めて来たこと、そして今回3位入賞の実績などにより、お二人の先生の受賞に至りました。  受賞理由に、長年にわたり、中学校・高校を二人で指導する体制を継続、生徒の自主性を尊重する指導方針……とありました。御苦労さまでした。そして おめでとうございます。



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高校第二学年  オペラ鑑賞教室


    一学期、期末考査直後の七月十三日に高校二年生の『オペラ鑑賞教室』が実施されました。これは、新国立劇場が、本公演で評判の良かった演目を、高校生対象に再度上演するという企画で、本校では企画の当初からもう十年以上参加しています。  今年の演目は、初めてドニゼッティの『愛の妙薬』が取り上げられました。現代風の演出になっており、色彩豊かな衣装・新国立劇場の舞台機構を生かした装置で大変魅力的なオペラに仕上がっていました。生徒たちも十分に楽しめたようで、大変良い雰囲気で鑑賞できました。



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平成25年(2013)10月7日改訂