えんじゅ:271号


共に自立の道へ
中学1学年主任 久保田


 多くの生徒は、徒歩での通学から、電車やバス、自転車を利用しての通学に変わります。学校で知り合う友人や先生方も色々な地区の人々が集まっています。同じ地区に住まう人々が集まっていた小学校とは全く違う環境に入ることになります。そのような場所では、周りへの気遣いと、自立した行動が求められます。ところで、他人への気遣いや自立した行動とはどのような行動を指すのでしょう。自らの力で生活をしていけることが自立の条件でないことは明らかです。もしそうであるなら、山の中で他人との接触を断った生活をしている人が最も自立した人間ということになります。自立とは、集団の中で自らの役割を見つけ、それを責任を持って最後までやり遂げる行動を指すのではないでしょうか。責任を果たす際に周りの人と協力することもあるでしょう。また、助けを借りることもあるかもしれません。そのようなときに、互いに気持ちよく仕事をするためにどうすればよいかを考える上で、他人への気遣いも必要となってくるのでしょう。ただ、最近は仲のよい人にしか挨拶ができない人が増えているように思います。挨拶は気遣いの最も初めの位置にあるものです。朝を迎えて今日も元気でよかったと互いに喜び合う「おはようございます。」感謝の気持ちを表す「ありがとう。」迷惑をかけたことを詫びる「ごめんなさい。」などは人への気遣いの最たるものでしょう。
 一人一人が本校で生活を共にする多くの友人や職員とのふれあいの中で、自信を持って自立していくことを期待しています。





えんじゅ:271号

プラスαの魅力
高校1学年主任 篠崎


 高校という新たな舞台での生活が始まりました。この3年間で皆さんはどのような活動をしていくのでしょうか。
 普段の授業では基本的な知識を学びます。ただし、それは皆が共通に学ぶものであり、これからはその得た知識を個々に広げていく活動、つまり知識を知恵に変えるための努力が必要です。知識が豊富でも上手にそれを引き出すことができなければ何にもなりません。知恵に変化させる鍵は「疑問を持つ」ことです。小さなことにも疑問を持ち、解決するために調べたり考えたりすることで、対応する力が身につき、生きる力につながります。近い将来、必要になるのはその活動から得た広がり、これがプラスαの力です。
 幸いにして、本校では海外研修制度の充実、ESD活動に関連した持続可能な社会へ向けての取り組みなど多くの活動が存在します。さらに今年度は本校がSGHに指定されることから活動の幅も広がります。
 一歩踏み出してみることで必ず新たな発見があり、プラスαの力が生まれます。このプラスαには「創造性」「コミュニケーション力」の他に「美的センス」が存在します。この美的センスもスマートな考え方には不可欠です。
 どんな活動にもこれらが存在しますので、無駄と思えるような活動にも全力で取り組んでみることです。その活動で得たプラスαの力は今後生きていく上で、大きな原動力になり、魅力になります。そしてその力が大きいほど、想像しなかった自分を創り上げ、考えてもみなかった物語を生むのです。




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平成26年(2014)5月20日改訂