えんじゅ:286号  


進路講演会
家裁監察官講演会
中三模擬裁判
地区別懇談会

 

中学第三学年
模擬裁判


 今回で二十回目となる模擬裁判が十一月二十七日に本校講堂で開催されました。模擬裁判は司法制度に対する理解を深め、法曹界を身近に感じてもらうことで広く人材の育成を図ることも目的にしています。今年も東京弁護士会から十一名の弁護士の先生方にご指導いただきました。その中に本校の卒業生が含まれていたことは嬉しいことでした。  今回の模擬裁判で扱ったテーマは殺人未遂事件であり、被害者が負った傷が被告人によるものなのか、または事故によるものなのかが争点となりました。  約三週間の準備期間の中で、検察側・弁護側とも放課後遅くまで準備を重ねてこの日を迎えました。物的証拠がなく、ただ状況証拠を積み上げながら立証しなければならない難しさに、双方とも悩みながらシナリオと格闘している様子が随所に見られました。  裁判当日は「異議あり」の場面も何度もあり、白熱した論戦がくり広げられました。陪審員として参加した配役以外の生徒の評決は有罪九九、無罪一七一の結果でした。五人の裁判官による判決は無罪が言い渡されました。参加した生徒からは「検察と弁護人の主張を理解した上で、有罪か無罪かを判断するのは、思ったより難しい作業だった。」等の意見が寄せられました。
 

中学第二学年
エネルギー講座


 中学二年生の技術家庭の授業として十一月十六日(月)、十九日(木)にエネルギー講座を行いました。東京ガス株式会社より講師の方々にお越し頂きました。講師には本校卒業生の谷口さんに担当して頂けたこともあり、身近な働く先輩を直に感じることが出来た事と思います。  今回の講座は環境問題やエネルギー活用、発電の仕組みなどを中心として、天然ガスを使用した燃料電池の動作実験や、クイズを交えながらの楽しく学べる内容となりました。環境問題への興味関心を高める良いきっかけにして欲しいと思います。
 

帰国生
アドバイスの会


  第三回アドバイスの会が、十一月二十五日(水)の放課後に実施され、全体で四十三人の生徒が参加した。この会は、中一・二の帰国生が日頃抱えている学習や生活面での悩みを、アドバイザー役の高一生の助言をもとに、解決していくきっかけを作ることを目的としている。高一生は、後輩をリラックスさせながら自分達の経験を丁寧に話し、中には学習方法を具体的に教えたり、先生方との接し方のコツなどをユーモアを交えて話していた生徒もいた。悩み多き中学生を励ますことができた、充実した一時間半であった。