えんじゅ:288号  


第三十一期生卒業

 

SGH北京研修


 PM2・5による赤色警報がニュースを騒がせた十二月、生徒六名は期待と不安の中、研修に臨んだ。汚染状況が厳しい日もあったが、「本物」を見る一つの機会でもあった。ホストの家庭では、餃子作りや観光などを通して交流をした。  SGHとして二年目。今年は中国の有機野菜宅配事業に注目し、天津の農場を見学したり、大使館で中国の食の安全について講義を受けたりした。個人では行けない場所や会えない人がプログラムに多く盛り込まれていることは、この研修の醍醐味として今後の生徒にも勧めたい。  参加者は実際に現地に赴き、そこで生活する人と交流することで、これまで持っていた一面的な「中国」(ひいては異文化)の見方が変わるきっかけになったはずである。
 

第二回SGHベトナム研修


 昨年一二月二一日から二十六日まで、ベトナムのハノイとハロンを中心に第二回SGHベトナム研修が高校一年生五名の参加で実施された。  「食」と「交渉力」テーマに、漁業・農牧業・食品の流通や安全について、体験や巡検、学校訪問を行った。レストラン料理長によるベトナム料理の体験教室、キャッサバの収穫体験、伝統的なお菓子づくり、エビ養殖場、養豚場、一般庶民の利用する市場、イオンモールや、外資資本のスーパーマーケットなどの訪問の他、ユネスコスクールのビンミンスクールでは、「日本の行事食」についてプレゼンテーションを行い交流を深めた。
 

Career Education2015


   進路部のCareer Educationの一環として、国際政治、マスメディア、公認会計士による進路選択のセミナーを二学期末から三学期に実施しました。  それぞれ、多くの生徒が参加し、これからの自分の進路や、社会的に興味関心のある事柄について積極的に学習しました。