えんじゅ:297号  


 

今年の抱負


  徳富蘆花の新年の手紙の一節。  「・・・どうか今年はいい事が沢山あってくれ!きみの為に、そうして僕のために・・・」  昨年は北海道の台風、熊本地震、十一月の初雪などの天変地異とローマ、東京、米国などで選挙民の意識に変化がありました。  また中国主導の大きな金融機関の発足や環境問題の新議定書の調印など二十一世紀の貌が大分見えて来た一年でした。  では今年の『抱負』を!
 

大石(国語科)


    新年明けましておめでとうございます。  今年もよろしくお願いします。  四月から始まった渋幕での教員生活もあっという間に九ヶ月が経過しました。高三で自分の専門である現象学を教え、他方で中一に宮沢賢治を説く、そんな生活で自分の中でも新たな領域を開拓できた気がします。  新しい一年、多くの本を読み、生徒と共にさらなる飛躍を目指したいと思います。
 

古谷(数学科)


 ついこの前渋幕に来たと思ったら、あっという間にもう新年。皆さんと一緒に、とても多くのことを学んだ一年でした。最初は呪文にしか見えなかった数式が、その意味を理解した後にはなにかを主張した文章に見えるように、何かに気づき、学ぶということは、大げさに言えば世界の見え方を変える出来事なのだと思います。学べば学ぶほどきっと世界は広くなります。  お互い、学びの多い一年にしたいですね。
 

成瀬(国語科)


 新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事 と詠んだのは『万葉集』の大伴家持だが、この年齢になるとあれがしたいこれをしようという具体的な抱負よりも、この歌のように、漠然とよい事が、沢山あるといいなあという思いが湧いてくるばかり。  時々刻々と変わりゆく世の中も、皆様の上にもよい事が沢山ありますように。
 

西井(芸術科)


 自分は八王子を拠点に彫刻制作をしています。  制作のかたわら七校で講師をしていますが、渋幕はダントツ楽しいです。  ここでは芸術観を暑苦しく語っても通じるし、芸術家としての自分のままでみんなと対話できる。  日々吸収しているものを授業の中で還元していく事にやりがいを感じ、気付けば六年。今年も西井は元気です!
 

佐藤(家庭科)


 新年おめでとうございます。  新しい年が始まる時、昨年の振り返りと共に改めて思うことがあります。それは物事に対してどれだけ「込める」ことができたか、また、この一年さらに「込めて」やっていこう。ということです。日々忙しさの中にいると、つい怠惰な気持ちになりますが、時に内観しながら自分のできる限りのことをする。  周囲は変化しても思うことはいつも変わりません。
 

坂之上(図書館司書)


 新年明けましておめでとうございます。いよいよ新しい年が始まりました。昨年は皆さんにとってどのような年でしたか。私は苦手なことに挑戦したり、色々な場所へ出かけたりということが多い年でした。これらの新しい経験を通じて、様々なことを学び、発見することができました。  さて、皆さんは、今年は何に挑戦しますか?皆さんにとってこの一年が飛躍の年になることを祈っています。
 

近江(図書館司書)


 新しい年が始まりました。  二〇一六年は皆さんと出会い、たくさんの「初めて」を経験した一年でした。皆さんから良い刺激を受け、これまで以上に本を読み、世界を少しずつ広げてくる事ができたように思います。  これからも皆さんと一緒に本を楽しみ、居心地のよい渋幕図書館を作っていきたいです。ぜひ図書館に来て、皆さんのお勧めの一冊を教えて下さいね。
 

第四グラウンド整備工事 地鎮祭


 十一月二十一日第四グラウンド整備工事の地鎮祭が、田村校長先生はじめ学校、工事関係者出席のもと執り行われました。  田村校長先生が工事の安全を祈願して鍬入れをされ、事業主挨拶のなかでは第四グラウンドの必要性を、渋谷校との校風の違いを例えとしてお話しされました。  三月末に完工し、いよいよ四月から使用可能となります。  当面は部活動中心の使用を予定しております。