えんじゅ:310号  


 

 

2018 年度
入学式


 四月七日(土)二〇一八年度入学式が執り行われました。雨がちな天気をよそに、晴れがましい式となりました。  式は、校長式辞、ご来賓の高梨兵左衛門様と中村徹様による祝辞、記念品贈呈(校歌CD、大江健三郎氏著書『自分の木の下で』)と続いた後、中学生の笠嶋瞬哉君(日本語)、山下実穂(英語)さん、高校生の北島真綾さん(日本語)、當眞恵凛さん(英語)による、入学生宣誓が行われました。  閉式後の恒例の記念演奏は、室内楽部、吹奏楽部、合唱部の合同オーケストラによる「フィンランディア」(シベリウス)で新入生を歓迎しました。
 

「入学を祝して」
副校長 田村


 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今年は入学式当日が生憎の雨模様となり、記念撮影は体育館となりましたが、新入生の皆さんと一緒に学園生活をスタート出来ることを大変嬉しく思います。  ここ渋谷幕張での中学高校生活においては、まず自ら考えて行動することを心がけて欲しいと思います。「自調自考」の教育理念のもと、自ら考えてチャレンジすることを学校も応援しています。自分の可能性を自分で広げ、夢を現実のものとすべく、これからの生活を大切にしてください。学校生活は授業や部活に加え、色々な行事があり忙しいものですが、与えられた機会を十分に生かし、計画的に過ごすことが出来れば、大きく成長することが期待出来ます。積極的に色々とチャレンジしてみてください。  またこの時期は、最初の定期考査が終了した時でもあります。シラバスに今一度目を通し、改めて学習に関し考える良い機会になると思いますし、その力を育むに大切な日常的な生活習慣を見直す良いタイミングともいえます。  グローバルに広がり続けるこれからの世界、活躍する場は無限に広がっていますが、競争も激しく、そこで生きる人々には諦めずに何度でも主体的に挑戦し続ける姿勢が求められています。色々な経験、様々な友達の輪を持って、これから先の人生に挑んでもらいたいと思います。皆さんそれぞれが、高き志と目標を掲げ、思う存分楽しんで、充実した学校生活であったと、後々実感出来るようになることを切に願っています。
 

自分自身を築き上げる時
副校長 松井


 ご入学おめでとうございます。  この二ヶ月の渋幕での生活はどうでしたか。日々忙しく、自分を振り返る間もない月日だった人もいたのではないですか。これからは、元気に楽しい学校生活を楽しんで下さい。  さて、長い間勉強して、希望する本校に合格した時の喜びはひとしおであったことでしょう。  しかし、ここで終りではないのです。むしろ、新たな出発点に立った時なのです。  超一流の人間に共通することは、スポーツ選手でも、芸術家でも、学者でも、皆、己に謙虚であるということです。そして、自分の知識や技量をひけらかすことなく、常に、学びの態度を保っているということです。彼らがいつも口にする言葉は「ありがとう」「いい勉強になりました」という感謝の言葉です。彼らは、いつでも、どこでも、自身にとっての「新しい発見」として物事を学び取ることができるのです。そして、自身をより豊かにしているのです。超一流を目指す皆さんが目指す姿がそこにみえるではありませんか。  渋幕に合格したからもう良いとか、百点取ったから目的達成とか、三十点でショックだったとか言っている場合ではありません。  中高時代は体力も、頭脳も育つ時ですから、この時期に自分自身を見直し、自身の将来を見据えて、大きく変身することができます。その計画と実践がこれからの皆さんの仕事です。  さあ、覚悟はできましたか。自分の力で、自分のために新しい自分を築き上げる時がきたのです。頑張ってください。
 

「すっかり渋幕生」
中学一学年主任 深澤


 半端な天気であった入学式からここまでの2ヶ月弱の君達の「変化」を思う。この2日間、初めてのスポフェスのはずなのに、もう何度か経験しているかのように試合に取り組み、応援する姿があった。体育委員も先輩に臆することなく動く姿があった。2日目の午後の応援合戦や色別対抗リレーでの高校生の勇姿を見て、自分達の近未来に思いを馳せ、この学校を満喫する一つの形を目の当たりに出来た。手探りで臨んだ中間考査。多くの生徒には、普段の授業の受け方や家庭学習の程度や方法に反省が生じたはず。今後の君達にとって不可欠な失敗と反省である。5月の「野田研修」。 午前中の本降りの雨の中、遅れた生徒がいたのは想定内。現地では、それぞれの興味関心の下で、話を聞き、メモを取ることが出来ていた。午後爽やかに晴れ渡ったのは、お天道様の偶然だけではないな?とほんの少し思った。なるほどその学習を的確にレポートにまとめる作業も、教員の想定以上に出来ていたのは必然だったのだろう。  全てに右往左往していた4月当初から、約2ヶ月で君達はほぼ「渋幕生」になっている。多くの先輩方が通って来たのと同じ様に。ならば毎日の学習は大変ではあるが、これからの日常や様々な行事を通して、ますます「渋幕生」になるのだろう。それでいいのだが、入学時に各自が胸に秘めた瑞々しい思いを、ほんの少しでも取っておこう。すっかり忘れている生徒もいるので。           (スポフェス翌日に記す。)
 

「自分の可能性を拡げよう」
高校一学年主任 荒木


 高校への新入学、進学から1か月が経ちました。特にE・F組の皆さん、渋幕での新しい学校生活にはもう慣れましたか?  日々の授業はもちろんのこと、部活動やスポフェス、文化祭、研修等々の様々な学校行事でも、自分の持っている力を出し惜しみせず、存分に発揮して、これからの3年間の高校生活を充実させてほしいと思います。 学年スタートの集会でも話しましたが、今年は文理選択、自調自考論文、平和学習という、まさに自分と向き合う大切な時期になります。同時に、将来に向けて自分の可能性を拡げて伸ばしていく、チャレンジの1年間にもなると思います。いろいろなきっかけをつかんで、その中から自分の興味・関心の方向性や、本当にやりたいことを見つけられるといいですね。  ただし、自分のことを客観視して考えるというのはそんなに簡単なことではありません。そのためには成長も不可欠です。  そして、自分の存在や持ち味を自分自身で認められる(=自己肯定感とも言えます。)ようになると、不思議なことに、日頃から関わっている周囲の人に対しても、その人の存在や良さを認められるようになるんですね。皆さん一人ひとりがこういう気持ちで日々過ごせるようになれば、おそらく集団全体としても素晴らしい成長ができるのだと思います。  そんな日が一日も早く訪れてくれることを心から願っています。  最後に一言、今年もみんなで「PIU CRESSENDO♪」
 

学年教員紹介


中学一年 教員紹介
 主  任 深澤
 副主任 森脇
 一組担任 森脇
 二組担任 後藤
 三組担任 宮前
 四組担任 横屋
 五組担任 遠藤
 六組担任 鶴野
 七組担任 松尾
 八組担任 北見
 九組担任 富塚
 副担任 大熊 永井 五月女 大越 茂田井 地引 真鍋 佐々木 千原 

高校一年 教員紹介
 主  任 荒木 
 副主任 柴田 
 A組担任 村井 
 B組担任 佐原 
 C組担任 熊木 
 D組担任 池田 
 E組担任 辻本 
 F組担任 柴田 
 G組担任 髙木 
 H組担任 金子 
 I組担任 今関 
 J組担任 井本 
 副担任 望月 須永 笹川 青木 岩田 阿部 細野 小俣 宗像 丸山