えんじゅ:312号  


校長先生講話

 

英語ディベート部
夏期大会参加報告


 今夏、英語ディベート部は様々な大会に参加し、優秀な成績を収めました。まず、八月四日・五日、日出中学・高校(東京都目黒区)で行われた「NSDA ジャパントーナメント」に参加しました。本大会は、九〇万人の会員と九〇年の伝統を持つアメリカ最大の青少年ディベート大会NSDAの日本大会です。今回、「国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)を達成するために、高等教育は学生のコンピテンシーの育成に注力すべきか、旧来の学問科目を教えるべきか」の論題でディベートを行いました。結果、二年生の井上真帆さん、田村多真美さんが優勝し、世界大会への出場権を手にしました。両名は本年六月にフロリダで開催された世界大会でも活躍した経験があり、経験と実績を積み重ねていた中での本大会優勝となりました。また、一年生の柾木豪木くん、竹内侑奈さんのチームもベスト8に入り、同じく一年生の梶谷凛奈さん、金世和くんのチームはベストロジカル・シンキング賞(企業賞)を獲得しました。さらにチームだけでなく、個人でもその活躍が表彰されるなど、素晴しい成績を残すことができました。  八月二四日には「第一回HEnDA 千葉サマーカップ」が成田国際高校(千葉県成田市)で行われました。「日本国は,本人の意思による積極的安楽死を合法化すべきである。是か非か。」の論題でディベートを行い、石井雄山君らのチームが優勝しました。本大会は一般財団法人高校英語ディベート協会主催の大会で、千葉県内での英語ディベート活動を活性化する目的で本年度から始まったものです。さらに一年生の山田彩夏さんはベストディベーター賞を受賞しました。帰国生、一般生問わず活躍し、またディベート歴の長短を超えた総合力で勝利を飾ることができました。  この先、秋と冬には大きな大会が続きます。今回の結果を振り返りつつ、生徒主体で活動を続けて参りたいと思います。
 

中学かるた部
全国大会準優勝


 団体戦の千葉県代表として、二年生の田口妙子さんと三年生の古澤百花さんが選出され、第二十回全国かるた中学生選手権大会に出場しました。近年競技人口が一気に増え、各都道府県とも鎬を削る戦いとなりました。  本校の中学かるた部は、普段高校のかるた同好会と一緒に活動しており、この全国大会には高校生たちも応援に駆けつけてくれました。先輩たちの後押しで二人は十分に力を発揮し、チーム千葉としては歴代最高位の準優勝を飾ることができました。
 

模擬国連


 高校模擬国連は新しい時代を迎えつつある。従来からあった、NYへの派遣事業のある大会とは別に、全日本高校教育模擬国連大会(AJEMUN)が昨年度からスタートした。この大会は原則日本語で議事進行をする、多くの生徒に門戸が開かれているといった点で従来の大会とは異なる。  本校からは八ペア十七名が参加し、三つの議場で最優秀賞一、優秀賞三、実行委員特別賞一を受賞した。どの議場も渋幕生の活躍が本当に目立った大会であった。
 

東大見学セミナー


 八月一日(水)、進路部のGLFCプログラムの一環として、東京大学本郷キャンパスにおいて東大見学セミナーが開催された。今年度は本校30期卒業生が中心となり企画立案に携わり、高校一・二年生の65名が参加した。  当日は総合図書館を含めたキャンパス内の案内に引き続き、薬学部では研究室や施設の見学をし、工学部では簡易的な模擬講義も受けた。また、農学部では動物医療センターで手術の様子まで見せていただいた。  身近な先輩の姿を見て個人的に話をすることもできて、生徒たちは将来をイメージする貴重な機会となった。 (進路部 後藤)