えんじゅ:316号  


 

 

ベトナム研修


 十二月十九日より三泊五日のベトナム研修を無事終了しました。今回は高校一年生の本校生徒十名と渋谷高生徒十七名が参加し、盛りだくさんの経験をすることができました。到着1日目の水上人形劇鑑賞、2日目のドンラム村でのキャッサバ掘りやアオザイの試着、また現地日系企業TOTO への企業訪問、3日目は現地姉妹校であるリートンキエット校への学校訪問や学生宅への家庭訪問、最終日はハノイ市内の見学や現地日本語学校学生とのフィールドワーク、と様々な思い出が蘇ります。このほか、全員での食事や生活、渋谷高生との交流、現地校での発表準備などを通して、生徒たちが日に日に心を近づけあい、協力していくのを見ているのは大変うれしいものでした。最後に、今回は体調不良者も出ましたが、ガイドさんや現地のFamily Medical Practice病院の方々に適切な対応をしていただき、皆一日で旅程に戻ることができたことに感謝申し上げます。 (国際部 地引)
 

北京研修(第9回)


 二〇〇九年に始まった北京研修は9回目を迎えた。今年度は高一の四名が十二月二十一日~二十八日までの1週間、各々のホストファミリー宅に滞在し、月壇中学校の授業参加、大使館訪問、企業訪問等の研修を行った。「本物の体験に勝るものはない。」研修の意義を問われたら、まずこう答えたい。北京の道路を必死で横断したこと、月壇生と校庭を20分間走り続けたこと、万里の長城で睫毛が凍ったこと、ホストと水餃子を作ったこと、別れがたい友人ができたこと。書いてしまえば素っ気ない一つ一つの出来事が、参加者には圧倒的な経験になったはずだ。日中共に欧米に目が向きがちの昨今だが、両国の相互理解の重要性はもっと強調されるべきで、とりわけ若者同士の交流が鍵である。最後にホストファミリーを含め、月壇生と先生方によるおもてなしの心が、冷える北京で際立つ温かさであったことを記しておく。今後も多くの生徒が参加することを願う。 (国際部 川又)
 

北京月壇中学、民泊来校


 一月二十六日から三十日まで、月壇中学から十名(内生徒八名)が来校した。日本語授業では場面を想定しての会話を練習し、調理実習では団子作りを楽しんだ。試食会では月壇生も幕張生もみな笑顔、理屈抜きの交流会が実現した。最終日には土産を兼ねて和風のタンブラー作りに挑戦した。他に早稲田大学や東京国立博物館を訪問した。例年より短い滞在のためか、どの場面でも積極的であった。  月壇中学との相互交流の特徴は民泊である。今回も八家庭にご協力いただき実施することができた。月壇生は、各家庭の心遣いや温かさに感謝し、再来日を約束して北京に戻って行った。
 

文化祭収益金寄付について


 今年度の文化祭収益金は、古本市、バザー、茶道部の合計で、六七万六八八円でした。生徒会の検討により、全額を「日本赤十字社」に寄付することとなりました。平成三十年七月、西日本を中心に襲った豪雨被害への義援金として供されます。  ご協力ありがとうございました。
 

SGH全国高校生
フォーラム


 十二月十五日、全国のSGH指定校など約百五十校から総勢四百人の高校生が東京国際フォーラムに集まり、各校の研究成果を英語によるポスターセッション形式で発表しました。本校のテーマは「おにぎり」。高校二年生五人が、昨年一月の「SGH学年発表会」で発表したものを多方面から追求し、「おにぎりを世界に広める具体的な施策」などを説明しました。質疑応答後、ゲストからは「着眼点が良い」との感想を頂きました。発表以外の時間は他校の発表を聴講したり分科会に参加したりと活動し、刺激の多い一日になりました。