高校生の体験談
●デイケアボランティア
医療関係の仕事を志望するため、また、高齢者との活動を通じ、自身の偏見を少しでもなくし人との距離感をつかみたいと思い参加した。活動は利用者第一で礼儀に気を付けるよう気を配った。利用者のぬり絵等の創作活動の手助け、配膳、入浴後の利用者の髪を乾かす補助、ゲームや体操の運営等を行った。活動中利用者の一人から「忘れないよう日記に書いておく」と言われうれしかった。一方、辛い話を伺うときはどう返事をすればよいかわからなかった。高齢者一人ひとりにも過去や人格があり、一括りにできないと感じた。また、志望する分野に詳しい方がおり、詳しく話を伺うことができたこともよかった。
●募金活動の呼びかけ
震災に伴って飼えなくなったペットの殺処分を減らすための募金に協力してもらえるよう、駅を利用する方に呼びかけを行った。人に足を止めてもらうためには必死で呼びかけることが大事だった。活動について詳しく聞きたいと何分も立ち止まってくださる方が多かった。スタッフの方からは募金活動の許可が下りる場所を探すのも大変であると伺い、ボランティアの運営・継続も大変であることが分かった。
●地区花壇の手入れ
通学路に四季折々の花が植えられているが、どのような仕組で年中花が咲いているのか知りたいと思い参加した。活動は花壇の草抜きとゴミ拾いに参加した。花壇は地区の婦人会の方が手入れをしており、季節ごとに合った苗を植えかえていることが分かった。自分は常緑の植物や多年草を植えれば手間がかからず済むと考えていたが、婦人会の方は植え替え作業自体を楽しんでいるようだった。ボランティアには参加する人の満足感も大事なのだと感じた。
平成27年度
高校2年生
●常総市の家の復旧のお手伝い
ニュースで常総市が大雨による浸水被害を受けたと知って、何か自分も助けになることができないかと思い参加した。床板、障子などの取り外し、がれきの撤去、荷物の運搬、庭の清掃など自分もやる気になれば、何か役に立つことができるのだと気づかされた。活動には予想以上に多くの人が参加しており、中には茨城県外から来たという人もいた。人々の温かさを感じるとともに、これまでの自分が少し恥ずかしかった。ニュースでただ見るのではなく、実際に被災地に行ってみて、現地の被害の大きさ、生活の大変さを身をもって感じた。自分にできたことはほんのわずかだったが、一刻も早い復興を願っている。
●個性豊かな子供たちと交流(高2男子)
高校生活でボランティア活動ができるのは今年の夏休みしかないという決意で、障害を持つ方々との交流に参加した。今回、私のとって初めてのボランティアだった。普段、障害のある人と接することがなく、初日は少し戸惑うこともあった。例えば、障害で思っていることを言葉で表現できない人に自分が言ったことが通じているのか分からず不安に感じたり、外に出るときはすぐにどこかに行ってしまって大変だったりと、いつもの生活にない場面が多くあった。しかし向こうから話しかけてくれたり遊んでくれたりしたときにはとても嬉しかった。駆け引きや競争のあふれる息苦しい日常生活とは違って、みんなが思うままに正直に過ごしている空間はのんびりとしていてとても居心地が良かった。自分の知らない世界を知ることができてとても大切な経験になったと思う。
●アメリカ選手たちの通訳、案内(高2女子)
この夏休み、世界陸上に参加するアメリカ選手団がヒルトン成田ホテルに宿泊していた。たまたま、妹の英会話教室の方が教えてくれたことがきっかけで通訳ボランティアをすることになった。練習場所は、佐倉市の岩名運動公園で練習の準備をしたりホテルでのセキュリティチェック、洗濯物の回収、飛行機や観光の案内など行った。約4日間とも1日6時間でハードだったが、フレンドリーなアメリカ選手から感謝され、多くのボランティアの方々や旅行会社の方々などと沢山話ができたことが刺激的だった。是非、東京五輪のボランティアをしてみたいという気持ちが前よりも強くなった。
●障害者にテニスを教える(高2男子)
私は自分が好きなテニスを通して、人の役に立てるようなボランティアをしたいと思いこの活動に参加した。この日の内容は、知的障害者50人がテニスコートを3面に分かれ、スタッフやボランティアでお手本を見せ、その後、球出してあげてボールを打たせる練習やボール拾いを行うといったことが行われた。最後は実践形式の練習で、障害者もスタッフも一緒になって楽しくテニスを楽しむことができた。
最初は、知的障害者の方達とどのように接すれば良いかとても不安だったが、いざテニスの練習が始まると難なく自然とコミュニケーションがとれた。この活動を通してスポーツの大切さや魅力を改めて感じることができた。テニスには勿論技術が求められるが、障害者の皆さんを見ていて、テニスが本当に好きなんだという情熱が強く伝わってきて、自分は部活動でただ惰性のままにテニスをやっていないか考えさせられた。とても良い雰囲気のボランティアだったのでこれからもこの活動を継続させていきたい。
●盆踊りの太鼓の指導(高2男子)
夏の盆踊りのために、小さなころから身につけた太鼓の叩き方を毎年のように小学生に指導している。今年は、部活動の関係で4日間だけだったが新しい小学1年生が多く参加してくれた。総勢24名が集まり教えるのが大変だったが、だんだんと太鼓に興味を持つ子が増えてきて嬉しかった。本番ではそれなりに叩けていたので安心した。
●地域の夏祭りの手伝い(高2男子)
一旦、小規模になってしまった夏祭りがまた大きくなってきたと聞いたため、地域に貢献するとともに地域の活発さを知り、人と関わることで学べることが多くあると思い参加した。私は、スーパーボールすくいの屋台の手伝いをした。まず、桶に水を張ってスーパーボールを浮かべ、試しで体験をした。子供たちが来たらお金と引き替えにポイとカップを渡し、遊び終わったら子供のスーパーボールを袋に入れて渡す。並んでいる人を誘導したり、混み具合を見て移動してもらったりするなどの手伝いをした。小さい子供たち相手に接客ができるのか心配だったが、いざ始まると忙しさの中でだんだんと覚えていくことができた。話し方や目線の高さなどを工夫して、大変だったが接客のむずかしや先読みの大切さなど少しでも学ぶことができた。
平成26年度
高校1年生
●東北の復興に向けて
東北の人たちの手助けをするため、今回は5回目以上になる。お話を聞いた上で手伝いをする。今回は、道路脇の花壇の草取り、ホタテの養殖の手伝い。「東北の現状は、元通りとは程遠く、荒地は広がり仮設住宅も多い。そんな中で東北の人々は復興に向けて様々な努力をしているのだと感じた。社会的に風化してきている今こそもう一度考え直していくべきだと思う。これからも、力になれるよう頑張りたい。」
●老人福祉施設での介護
近所の施設に通い、準備体操を担当。脳のトレーニングも兼ねた体操を企画。また、文字の並べ替え等のゲームもした。その他、全員と談話、おやつ出し、食器洗い、掃除など。 「介護の難しさがよくわかった。色々と注意を払う必要があった。高齢者の方々との会話は楽しく、また戦後の話など丁寧にして下さり、衝撃的なお話もあった。とてもパワを頂いた気分になった。」
●遺跡の保全
日本ユネスコ協会連盟主催のカンボジアスタディーツアーのひとつのプログラムとして実施された。遺跡とその周辺の草取りが中心。「暑く、湿度も高い中での作業で大変だった。この作業は、保全の一番の基礎的作業だということだった。今回は、他国のお手伝いだったが、日本人として、これから日本の遺跡を守らなくてはならないと気づかされた。
●実験教室のアシスタント
公民館で行われた小学生対象の実験教室で、地元のボランティアグループの方々と、実験のアシスタント、準備や片付けを行う。「普段ほとんど接することのない小学生との活動を通して、子供たち独特の考え方や意見を聞いたり話すことによって驚かされたり、色々刺激が多かったので自分の考え方にも良い影響があったと思う。自分が笑顔で話しかけると、相手も楽しそうに話してくれ、笑顔でいることの大切さを改めて実感することが出来た。
高校2年生
●音楽の演奏ボランティア
海外にいた時、定期的にホスピスで演奏していた経験を生かし、ボランティアを受け入れてくれる病院を探し、友人と一緒に演奏。演奏する曲と順番、どのように発表するか、聞いてもらう方々のおかれている状況、年齢等を考慮して決定。「クリスマスだったので、サンタ帽をかぶってクリスマスソングの他、ジブリの名曲、クラッシック等も演奏した。口ずさんでくれる方や、涙を流している患者さんがいるのに気づいた。演奏後は、拍手をして下さり、嬉しさでこちらも涙がこぼれそうになった。音楽療法があるように、奏でた音楽で少しでも心が癒された方がいたら良いと思う。」
●ホームスクールで日本のことを教える
アメリカ留学中に、ホームスクーリングをしている人に出会い、そこで日本について、パワーポイントを使って説明。観光地・食べ物・国歌も紹介した。「子供たちも大人も、自分の話を最後までよく聞いてくれ、交換留学生の役割でもある『日本の小さな大使』としての仕事を、少しでも果たせたように思う。留学と、このボランティアを通して、日本人の誇りを改めて持つようになった。」
●病院での緩和ケア
病棟で、様々な怪我や病気を持っている方の足浴の世話。足が不自由な方が多く、細かい配慮をしながら進める。医師体験でも以前何度か通った経験がある。「自分の体ではないため、湯加減や足の痛み等、言葉や表情から察知するのが難しかった。色々な話も出来、楽しくコミュニケーションがとれた。病院内での衛生面での様々な対処の大切さにも気づかされた。病院での他のボランティアにも積極的に参加していきたい。
平成25年度
身近なことから
●高1男子
お世話になった塾で、教室の掃除をしたり、生徒の質問に答えて教えてあげたりした。また、なるべく自分が感じたことや体験を織り交ぜながらアドバイスをすることもできた。後輩の前で話をすると先生の視点にも立つことができて不思議な感じがしたし、勉強に対する意欲が感じられ、自分も頑張ろうという気持ちにもなれた。
●高1男子
地元のお祭りで屋台の手伝いをした。準備は大変だったが、やりがいのある活動となった。高校に入学してから地域で過ごす時間が少なくなってしまったので、友達や地元の人たちと関わることの大切さを知ることができた。できるだけ明るく振舞いながら祭を盛り上げることを心掛けたが、今後はあらかじめチラシを作るなどのことも実践してみたい。
●高校生
将来、人を支えることのできる職に就きたいと思っているので、市の開催する保育士の補助のボランティアに参加した。2、3歳児とのコミュニケーションは大変であったが、叱るときには叱る、褒めるときには褒めるということを心掛けているうちに、自分自身の感情表現がとても豊かになった気がした。
●高校生
北海道の母の実家で、近所の人たちと除雪をした。いつもなかなか触ることのできない雪で楽しかったが、雪は一見軽そうなのにたくさん持つと重かった。知らない誰かのために道を作るということの達成感も得られた。
被災地支援
●高3男子
福島原発支援物資の仕分けを地区の福祉センターで行った。被災者支援としてボランティアをし、支援物資を送りはするが、どこか白々しさは拭えない。結局自分達は重大な被害を被った当人ではなし、偽善のような気もする。物資に書かれた“頑張って”も無責任だ。ただ、ボランティアの中に親戚が被災した方がいらっしゃって、その人は僕らに心から感謝しているようだった。
とりあえず、人の為にボランティアし、感謝されたことを喜んでおきたい
●高1男子
地元のお祭りで、団扇を配り東北への義援金を募る活動に参加した。涼しい中での活動だったが、大きな声を出して団扇を配ることができ、貴重な経験となった。
●高2女子
アメリカの大都市へ行くと、路上で金を集めてきたり、ダンボールの上で寝ている人など見かける。そのほとんどの人が黒人だった。アメリカではまだまだ人種差別が残っている。例えば、私が留学していた市には4つの高校が有り、裕福な順にランク付けされていた。そんな貧しい人びとはそれぞれ救いを求めて協会にやってくる。その場所で些細なことだが、食事を与えたり話をしたりすることで喜んでくれたことはとても嬉しかった。世界中にいる多くの貧しい人を考えると、早く差別がなくなり苦しむことのない生活を送ってもらいたい。
●高1女子
夏休みに、保護者の方が活動している間やお話をしている間、ゆっくりできるように一時預かりの子供の面倒を見たりするというボランティアに参加した。一言に子供の世話といってもその内容は様々で、それぞれの性格を持った子供と接していくことは簡単ではないということが分かった。今回は10〜16時まで手伝いをしたが、活動終えた後の正直な感想を言うと大変に疲れた。だが、元気で無邪気な子供達を見ていると、自然と笑顔になれたし、スタッフや保護者の方と交流することができ、楽しく参加できた。子育てで大変な保護者の方にとってこのような場は大切で、色々な情報交換をすることができる。このような場所でボランティアができて良い経験になった。
上記のところからクリスマス会のお知らせをもらったので、お手伝いをさせてもらった。クリスマス会ということで前回よりも大勢の子供達が集まった。楽器演奏を頼まれ、クラリネットで曲を吹いたり、歌の伴奏をした。楽しませることが目的ではあったが、一緒に楽しむことでもボランティアに繋がるんだなと実感した。来年も是非参加したい。
●高1女子
家の近くにディサービスを利用するお年寄りのお世話をした。まず、風呂・トイレ・フロアーの掃除、お茶やコーヒーなどの用意。午前中のプログラムは脳のトレーニング、そして昼食の用意、午後はミニ体操・レクレーション、最後に清掃をして反省会という流れだった。利用者さんはみんな優しく、話の輪にも入れてくれて嬉しかった。また、休みの時に参加してみようと思った。
●高2女子
重症心身症施設で、障害者の方々が健常者と近い暮らしができるようにお手伝いをした。具体的には、ダンスの振り付けを一緒になって覚えたり、本の読み聞かせを行ったり、ショッピングに出かけたりした。施設内でボランティアをしているだけでは分からない様々なことを知ることができた。例えば、少し坂になっているところを車椅子で上がるときには、後ろ向きに上がるようにしたり、モノレールに乗るときには事前に駅員さんに言っておくと、段差を埋めるものを取り付けてくれたりしてくれるのだ。スタッフの皆さんが色々な工夫をしていることが分かり勉強になった。
●高3男子
福島原発支援物資の仕分けを地区の福祉センターで行った。被災者支援としてボランティアをし、支援物資を送りはするが、どこか白々しさは拭えない。結局自分達は重大な被害を被った当人ではなし、偽善のような気もする。物資に書かれた“頑張って”も無責任だ。ただ、ボランティアの中に親戚が被災した方がいらっしゃって、その人は僕らに心から感謝しているようだった。
とりあえず、人の為にボランティアし、感謝されたことを喜んでおきたい
●高1男子
地元のお祭りで、団扇を配り東北への義援金を募る活動に参加した。涼しい中での活動だったが、大きな声を出して団扇を配ることができ、貴重な経験となった。
●高1男子
自宅で非常時に持ち出すものについて確認・準備した。頻度や重量を考えながら、工夫して非常用のリュックにつめることができた。また、今まで自分から進んで他人のために何かをするということはなかったので、家族に喜んでもらえてよい経験になった。
●高1女子 八幡つどいの広場におけるボランティア活動
広場の掃除をして、遊びにやってくるお母さん方とその赤ちゃんを迎える準備をしたり、赤ちゃんのお世話をしたりするボランティア。去年も参加したので、去年の反省を生かし、ぬかりなく準備をして臨んだ。1日だけでも大変疲れてしまい、母の偉大さを痛感した。また、おばあちゃんが孫を連れてくるケースもあり、自分も色々な人に支えられて育ってきたのだろうと思った。こういった施設は母親同士の情報交換の場であったり、ストレス解消の場であったり、子育てに必要な様々なものの共有の場であったりと様々な役割がある。子育てには地域のサポートが重要であると思った。
●高1男子 自治会の納涼祭の手伝い
納涼会における子供コーナーの運営。景品の作成・購入などの準備から当日の運営まで総合的に関わったl。去年の話を聞き、自分なりに工夫してやったおかげで、自分としても満足できたし、子供達も喜んでいたように思えた。 次代によって変わる子供達の実態を目にしてちょっと驚いた。
●高2女子 老人ホームでの高齢者のお手伝い
そもそも、将来医療福祉看護系の職業に就きたいと考えているので、自分で調べて応募し、デイサービスでホームに来るご老人の様々なお手伝いをした。具体的にはおしぼり作りからお風呂を出た後に髪を乾燥させること、一緒に絵を描いたり歌を歌ったりするお遊戯活動や、お昼ご飯の配膳や洗濯などだ。 実際にボランティアに参加してみて、デイサービスを受けるご老人にも個性があるということを実感した。考えてみれば当然のことだが、新鮮に感じた。噛む力に応じて同じご飯のメニューであっても調理方法が異なっていたりしたことも新鮮だった。調理の方法が異なっていても、みんなで同じメニューのものを食べるのは楽しく嬉しそうに見えた。ボランティアに行ってみて良かったと思った。
■高1女子
私はお年寄りの方がとても好きで、以前からボランティアなどを通じてお年寄りの方々と接したい、そして、老人ホームでどのような生活をされているのかを見てみたいという思いがあった。そこで、市で行われているボランティア説明会に参加し、登録をして、ボランティア活動先を紹介してもらった。私は老人ホームでボランティアをするのは今回が初めての体験だったので、お年寄りの方々に対する職員の方の接し方1つなど全てがとても勉強になった。そして気付いたことは、私達が普段自然と考えて行っている行為がお年寄りの方にとっては危険な事で一杯だという事だ。例えば、エレベーター1つにしても、うっかり乗り込んでしまっただけでもとても大変な事になってしまう。だからそれを防ぐために老人ホームのエレベーターでは扉が簡単に開かないように2つのボタンを同時に押さなければ開かない仕組みになっていた。これから、お年寄りの目線で考えていく事がより大切になっていくと思うが、とても良い経験をする事ができた。また、お話相手というボランティアを通じて、昔のことや今は離れて暮らしている家族のこと、そして老人ホームでの生活など色々な話を聞くことができた。ほんの少しだが、老人ホームで過ごすお年寄りの方の気持ちが理解できたように思えた。最後、ボランティアを終え、帰る際、「気をつけて帰ってね。今日は本当にありがとう。」と声をかけていただくことが出来て、ボランティア活動をして本当に良かったと思った。
■高1女子
昔お世話になった学童保育への恩返しとして、小学生の世話をした。1年ぶりにルームに行ったので、新しく入ってきた子が分からなかったりと最初は馴染めなかったが、話しかけてみるとすぐに打ち解けられた。やはり、消極的ではいけないと思った。時間があればまた来年も手伝いに行きたい。
■高1男子
身近にある自然の保護から、世界単位で進む環境破壊を草の根の活動から抑えていこうと思い、「浦安三番瀬を大切にする会」主催の三番瀬クリーンアップに参加。参加者はほとんどがお年寄りで若い人がほとんどいなかった。僕もこの「ボランティアのすすめ」がなかったら全く縁のない活動だったかもしれないが、社会の中で大切な役割を果たしているボランティア全体としての運営の将来が心配だ。
■高1男子
最近環境について世界的に話題になっている自分達の身近にある三番瀬をきれいにすることで、小さな事だが世界の環境保全のために役立つと思い、「浦安三番瀬を大切にする会」主催の三番瀬クリーンアップに参加。拾ったゴミの中にはビン、カンや花火など普段見かけるような物から見慣れないものまでたくさんあった。海辺での活動は楽しいが、遊んだりした後はゴミをしっかり持ち帰ることを一人一人が心がけるべきだと思った。また、干潟は様々な生物が育つ場所であり、人間が海に流した有機物を浄化する働きもあるという説明を聞いて、動物たちの為、そして私達自身の為にもこの干潟を大切にしたいと思った。
■高1男子
去年も行ったが、港区のボランティアセンターへ行き、申し込み、ボランティア保険に加入し、地域の保育園で活動した。主に保育園での子供の遊び相手や保育園内の清掃、昼食の準備、昼寝の時に蒲団を敷いて寝かせたりなどした。去年もやったので、保育園に通う子達が大きくなるのを見られて、1年間でどれだけ成長するのかが分かりました。また、一種の職場体験みたいで、保育士の大変さを理解することができました。
◆高2男子
帰省中、遠野まで車で行き、農家の方に山の中のしいたけハウスに案内してもらい作業を行った。主に、カサの開いてしまった椎茸を取り方を気にせず手早く取った。片っ端からドンドン取っていったら1時間もしないうちに二つの籠がいっぱいになった。
◆高2男子
アジアの発展途上国の人々が造った手工芸品を中心としたバザー活動を行った。今回の活動は社会人で構成されるユネスコ協会の手伝いという形でした。上記の活動方法によって得た資金でアジアの発展途上国に山小屋を建てる予定です。
◆高2男子
世界遺産という全世界的な物の前に、自分達の地元について知っておこうと思い、自転車と歩きでグループを二つに分けて柏の遺跡を見て回った。僕は歩きで活動しましたが、駅からそう遠くないところに人間国宝の作品が見られる場所があることに非常に驚いた。その後、19時からユネスコ活動についての議論を公民館内でして終了。
◆高1男子
サンタ保育園にて、絵本の読み聞かせのボランティアを行った。演劇部であるということもあり、何か自分に出来ることがないかと思い見つけたのは、この活動である。中1から始めて、今回で4回目となる。あらかじめ図書館で本を借りて本番に備えた。はっきりいって、演劇の本番より緊張してしまい、声の強弱から感情の入れ方をずっと気にしなければならないなど大変だったが、子供達が喜んでくれたので嬉しかった。
◆高1女子
吉田記念テニス研修センターで、小さな子供達にスポーツを指導した。年齢別に分かれているグループの子供に、各種類のゲーム方法について説明をし、笑顔を絶やさず常に明るく、子供達がスポーツを楽しめる雰囲気を作った。中には、言うことを聞いてくれない子がいて凄く腹が立ったが、普段の私達も同じことをやって、コーチにそんな思いをさせているんだなと自分自身の取り組み方を改めて見直した。教える側に立ってみないと分からないことが数多く体験でき、内容の濃い時間を過ごすことができた。
◆高1男子
母が、ボランティアをしている図書館で、掃除をしたり、本の整理や貸出をした。今年で3回目のボランティアだが、充実感が今ひとつだった。次回はもっと積極的な活動をしたい。
◆高1女子
「関さんの森を育む会」に参加し、森の清掃や落ち葉かき、ゴミ拾い、草刈りなどをした。小学生から大人まで広い年齢層が参加。自然の中で食べたそうめんは格別で、切ったばかりの竹をつかってそうめん流し、手作りの箸で食べるなど、とてもいい経験をしました。次回も、参加したいと思います。
◆高1女子
防災訓練に参加。災害時に備え、適切な行動ができるように手順を訓練した。点呼・召集・担架・テントの組立・解体など地震体験車にも乗せてもらった。人を集めるのにとても手間どって敏速な行動ができなかった。リーダーシップをとるというのは大変なことである。
◆高1男子
「成長の家」青年会という団体が企画した中高生一泊見真会の活動の一環として行った。各班で50分間町を歩きながら、捨てられていた空き缶や瓶、ペットボトル、紙屑などを可燃物と不燃物に分けて回収した。いろいろな仕事に携わることができ、とても収穫の多い一日となった。この活動を通して、仕事を一生懸命に行う精神と他人への思いやりがよく身についたと思う。また、何かの活動に参加できる機会があれば積極的に協力したい。
◆高1女子
障害者施設でボランティア活動ができるように講習会に参加。
施設を利用する方の手助けや話し相手をした。お風呂上がりに髪を乾かしてあげ、お茶を一杯入れてあげた。今回は流しそうめんの企画があったので、手の不自由な方のお椀を持ってあげたりした。
初めて施設へのボランティアだったので、行く前は正直不安なことが多く気が重かった。しかし、実際行ってみると、少し戸惑いながらも楽しめたので今はよかったと心から思える。私にできることがあるのかとか、みんな冷たかったらどうしようとかななどと色々考えていたけれど、親切な方ばかりで楽しかった。私が高校生ということもあって、「若い子、若い子」と声をかけてくれたり、自分の高校生時代の話をするなど、とても楽しそうだった。今回は、私を含め三名でボランティアにいったが、利用者さんと、もっと色々な話ができるように多くの話題をもって参加したい。
◆高1女子
教会の仕事の手伝いを行った。毎週日曜9:40から子供の礼拝で賛美歌の伴奏をした。賛美歌以外の曲も弾いた。礼拝後子供たちと一緒に遊んであげる。折り紙とかお絵かきなど乃手伝いをした。イベントの準備も手伝った。
まず反省としては、いけない日があったり、遅刻した日があったりしたこと。年間を通してという約束だったので、しっかりできなくて残念。でも、一年間奉仕することで、小さな子供たちが私になついてくれて嬉しかった。ボランティアというより、自分の生活の一部みたいになっているので、今年はもっと多くの面で教会の仕事に携わり、達成感を得たい。
◆高1男子
実際に、インターネットなどからボランティア活動がないか探していたときに、たまたま自治会の回覧板で、「・・・・公園」の清掃に参加しないかという募集があった。活動は、市の方からゴミ袋は支給され、各自公園内とその周辺を移動し、落ちているゴミを分別収集した。約一時間少々の時間に沢山のごみを回収した。噂には聞いていたが、こんなに多くのゴミを捨てる人がいることを改めて知った。追いかけごっこになるかもしてないが、多くの地域ボランティアが生まれ活動を継続していかなければ、この現象は変わらないだろう。
◆高1男子
手話に興味があったので手話を普及させる会参加した。聾唖者の方とふれあい、手話を修得したことで大変勉強になった。
◆高1男子
町内の「餅つき大会」の手伝いをした。餅につけるアンコをこねるという誰でもできる手伝いだが、周りから力がいる仕事なので助かったと感謝された。ボランティアというと結構難しいそうなイメージがあるが、簡単なことからやれば分かりやすく手軽にできるものなんだなということが理解できた。
◆高1女子
静岡で暮らしている、体の弱い祖父母の家に行き、年末の大掃除やお墓の草刈り、家事の手伝いをした。どれも思ったより重労働だった。私でさえ肩がこったり息が切れるのに、70代祖父母2人ではとても大変だと思った。母も家で同じようなことをしていると思うと、ありがたみが分かり家でも手伝おうと思った。おせちを作ったり、むしろ趣味で楽しかったし祖母の知恵を知ることができた。
たいしたことはできなかったが、窓とか「わあ、綺麗になったね。本当にありがとう。」と言われて、すごく嬉しかった。やりがいがあった。最後に帰るとき、「疲れたでしょ。本当に助かったよ。ありがとうね。またきてね。」と言われて、「来年もきっと来よう。」と決意しました。
◆高1女子
千葉駅で迷い犬を発見。駅係員や警察に事情を説明し、とりあえず交番へ連れて行った。その後パトカーで動物病院へ行った後、千葉中央警察署で預かってもらうことに。次の日、動物愛護団体で引き取ってもらえる人がいないかたずねる。同日、津田沼駅で里親探しのビラ配りを行った。結果としては飼い主が見つかり、犬は無事に帰ることができた。
ビラ配りをしているとき、「少しでも役に立ちたいからえさ代に」といってお金をくれた人がいた。その方も捨て犬を3匹ほど家で飼っているという。動物をもう飼えないからといって抜責任に捨ててしまう心ない人もいれば逆に引き取ってあげる心優しい人もいるんだ!と感動した。今回は飼い主が現れたから良いものの、里親も見つからず保健所へ連れて行かれる犬の方がきっと多いだろう。やはりペットを飼う際には最後まで責任を持つ覚悟が必要だと思った。人のために(今回は犬)なることをするということは大変なことだと実感した。たった数日では合ったけれど良い経験になったのではないかと思う。
◆高2男子
自治会の呼びかけで、近所の「八石道公園」を清掃した。各自公園内とその周辺を移動し、落ちているゴミを分別収集した。約1時間の活動時間だった。空き缶や食べ物の包装紙、たばこの吸い殻が多かった。自分1人ではなかなかやるのが難しいし、能率も上がらないけれど、みなで協力すれば、以外と簡単に仕事が進み、達成した喜びも分かち合えた。また、普段は交流の少ない近所の人たちとも一緒に汗を流せて良かった。いろいろな人たちと協力して大きなことを為し遂げることの意義がわかった。最後に日頃から公共の場はもちろん自分の周辺もきちんと掃除をして、気持ちよく生活できる環境作りを心がけていこうと思った。
◆高1男子
●柏市ボランティアセンターに行き、老人介護に関するボランティア活動の情報を得た。私の夢は医師になることである。それも、研究に従事する医師でなく、患者と向き合う臨床医になりたいのだ。ところで、将来私が医師になる頃には、今よりさらに高齢化が進み、老人医療や尊厳死についての問題が切実になっているだろう。そこで、今回老人介護を経験し、未来の自分に役立てたいと思った。
藤心八幡苑施設見学、ゴム風船を使って入居者のリハビリ兼遊びを手伝う。お年寄りの話を聞いてあげる。むくんだお年寄りの足をもむ、肩をもむ。牛乳をプラスチックの小さな水差しのような容器に入れて、飲ませてあげる。食事の準備(お年寄りを立たせてあげて、決まった机に誘導する。前掛けを全員にかける。食事の配膳をする。)食事の介護(スプーンを使って自分で食事が出来ないお年寄りに昼食を食べさせてあげる。口からこぼしてしまったものを手で取る。食が進むように声をかけてあげる。)食事の後かたづけ、櫻井さん(このボランティアの責任者)と2人で、3人のお年寄りを近所のお寺まで散歩に連れて行く。
このボランティア活動を終えて、とても複雑な気持ちである。老人医療でまず生じてくる問題は、血の通った暖かい介護が出来るかである。しかし、実際1人1人にそういった介護を提供することは不可能である。施設の職員さんたちは、それこそが仕事が山積みなので、老人1人1人とはほとんどコミュニケーションをとらない。老人の方も職員さんたちのことを怖がっていた。このボランティアの責任者の櫻井さんは、職員さんにはしてあげられないことは、せめて我々ボランティアがいるときにはしてあげたい、と言う。また、今回私の他に3人の人が活動に参加した。1人は櫻井さん71差、高木さん81歳、西山さん40代後半である。私は櫻井さんや高木さんが自分たちと同年代の人たちを介護しているのをみてとても複雑な気分であった。さて、最後に尊厳死についてふれておきたい。尊厳死とは、もうこんな風に無意味に行きたくないと言う人が死を選ぶことである。しかし、実際はどうであろうか。私がみてきた老人たちで正気だった人は1人もいない。意識レベルがしっかりした人も2,3割もいなかったと思う。ほとんどの人は「人にして人にあらず」の状態であった。あの人たちにはどうしてあげるのが一番幸せなのだろうか。とても複雑な気分である。
●再び藤心八幡苑施でお年寄りの介助をした。食事介助の時に使うおしぼりをたたんだ、お年寄りの話し相手になった、ゴム風船を使ったリハビリをする、肩をもむ、腕をもむ、食事の準備、食事介助、食事がおいしく楽しくなるように声をかける、飲み込めるようにさすってあげる、はき出してしまったものの片づけ、食後にゼリー状のお茶を飲ませてあげる、食事の後かたづけ、5人のお年寄りを連れて散歩(4人は私たちが車椅子で)。
今回は2度目ということで、1度目の時ほどの衝撃はなかったが、一つとても心に滲みたことがある。あるお年寄りの座った車いすに、しぼんでしまったヨーヨーがつるされていた。私がそれを眺めていると、職員さんが「ああ、それは納涼祭の時のね。またもっていたんだ、しぼんじゃって。」と教えてくれた。そのお年寄りは、そのヨーヨーをみてお祭りの頃を思い出すのだろうか。ずっと同じことの毎日の中で光り輝く一日である。この人たちはこの施設に入れられてしまっているけれど本当は家族とともに暮らしたいのだろう。デイサービスなどの家族へのサポートを強化して、家で在宅介護を受けて、死んでいけるような社会にしたいものである。また、時期が時期だけに、お昼には、戦争に出征した高木さん(81さい)の話を聞いた。モンゴル、満州、南京、と中国大陸を駆けめぐった元陸軍将校は、「いや案外楽しかったですよ。」と笑った。
◆高2女子
障害を持つことコミュニケーションをとるために、自閉症について調べていった。自閉症とは「自分だけの世界に閉じこもりがちで、対人関係における孤立や言語発達の異常を示す、病的精神状態のことを言う」。「スマイルクラブ」の子どもたちと市川市民プールで遊んであげた。私は自閉症の子2人と健常の子1人と遊んだ。自閉症の子だからと言って何か特別なことはなくて、一緒にプールで遊んだ。ただ、少し目を離すと1人で黙々と遊んでいた。はじめは自閉症の子はくせがあるから親と一緒という話だったのだけど、その子は親の誘いを断って私たちと遊びたいと言ってくれた。すごく嬉しかった。だめなときはだめって言えばそれ以上わがままを言うこともなく、たまに楽しんでくれてるかな?って思う時もあったけど、私は一緒に遊べて楽しかった。
◆高2女子
母親がヘルパーをしていて、どんなものか興味を持ち、老人介護の最前線を知りたいと思った。午前9時から11時過ぎまで、食器洗い、洗濯、清掃、着替えの介助、整骨院への通院の介助、トイレ掃除など。安全の見守り。
思ったよりも、このボランティアは楽だった。もしかしたら人と接する仕事に向いているのかもしれない。年をとると、歩行が困難になるので、つらそうだなと思った。食事を作るどころか、食器を洗うことも出来ないので、台所がすさまじかった。もっと時間があればキレイにしたいのにと思った。
◆高2女子
母がボランティアをしていて、自分もやってみたいと思い、特別養護老人ホームの散髪手伝いをした。車椅子を押して移動したり、手を引いてあげたり、切った髪の清掃などを手伝った。今回、初めてボランティア活動をしました。思ったよりも車椅子を押したりするのは大変じゃなかった。耳が遠かったり、ぼけている人が多くて、あまり会話は出来なかった。一緒にやっているボランティアの人や美容師さんたちが親切で優しい人ばかりだったので、初めてでもすぐになれた。子どもや若い人も居て、偉いなと思った。機会があれば、またやりたいと思います。
◆高2女子
「浦安から三番瀬クリーンアップ大作戦」に参加。
なかなかボランティアをする機会がなかったので、公立校に通っている妹のもって帰ったチラシをみて、参加しようと思った。また、最近越してきたばかりなので、地域のことを知ろうと思った。
◆高2女子
障害者施設の掃除。祖母の家に訪れたとき、祖母のしているボランティア活動に参加した。私の他に5人ほどボランティアの人がいた。障害者のための施設には初めて入ったので、興味深かった。トイレがキレイだったのは思ってもいなかったので、驚いた。色々工夫してあったためだと思う。障害者の方に話しかけられたとき、なんと言っているのか、わかりにくく大変だった。掃除の仕方を指導してくれている様だったが、なかなか理解できず怒られてしまった。イギリスでもボランティアは色々とやったが、このようなことは初めてだった。