えんじゅ:129号

えんじゅ祭(文化の部)を振り返る

生徒部長 佐々木浩二


9月14・15日「シンカする渋幕的思考回路〜進化そして深化」をテーマに、蒸し暑さと強風の中、第15回「えんじゅ祭」文化の部が開催されました。15日の一般公開では、高校1年生C組が、工夫を凝らして完成させた歓迎門に迎えられて入場された一般のお客様が、幾つもの列を作るほど盛況ぶりでした。本校らしい個性豊かな文化祭を堪能されたことと思います。特に、本校受験を希望する小中学生や、保護者の方々が多数来校されており真剣な眼差しが印象的でした。この日の延べ入場者数は7千名を越えており、昨年をしのぐほどでした。この傾向は来年度以降も続くと予想され、生徒達の励みにもなって行くことでしょう。

開催に当たっては、中高実行委員会が昨年の反省を踏まえ。テーマ決定から企画募集・審査に至るまでよく頑張りました。特に、娯楽・ボランティア団体などの選定や場所の割り振りに苦労し、前日まで調査するという場面もありました。

今回の特徴として、文化系部活動の充実があげられます。音楽部のコーラスや室内楽部の演奏に足を釘付けにされた方々も多く、美術部や書道部の作品に魅了された方々も多かったようです。その中には卒業生からの出展もあり本校芸術科の層の厚さを感じさせてくれました。理科棟の展示・演示や講堂の発表も含め、構内全体が雑然とした中で一服の清涼剤を得た感じでした。

バザーには、保護者の皆様方からの多数の貴重な品々をご提供いただきまして有り難うございました。当日の販売では、提示価格以上のご寄付を下さる方が続出し、予想外のご協力を賜りました。また中高図書委員会主催の古本市もバザー同様に、大きな収益金を得ることが出来ました。収益金の総額につきましては現在集計中ですが、皆様の善意に報いるよう、中高生徒会連名で公共機関に寄付させて頂きます。

最後になりましたが「えんじゅ祭」を成功に導いて下さった皆様方に心より御礼申し上げます。


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平成11年(1999)10月22日改訂