えんじゅ:136号

第16回 メモリアルコンサート

平成12年5月10日(水)


 開校当初より続いているメモ リアルコンサートも、今年は第 十六回目を迎えました。オーケ ストラは例年通りながら(ニュ ーフィルハーモニーオーケスト ラ千葉)、久々に協奏曲を卒業 生が演奏したり、生徒司会がパ イリンガルで行われるなど一味 違ったコンサートでした。

 音楽会等の舞台芸術では、ス テージ上の演じ手のみが情報発 信者ではありません。客席側は 拍手や態度で自分の気持ちを舞 台上に伝える必要があります。

 両者は共に発信者であり創り 手なのです。 今年は客席側 が大変静かに 聴いていたの で感動の多い 音楽会となりました。静けさに よる「緊張感」は独特の雰囲気 を作り出します。演奏者の集中 力も高まり、より良い演奏が出 来るのです。

 ニューフィル千葉の演奏は、 音楽に対する真摯な態度と、生 徒達に生の演奏をという情熱に あふれていました。

 十二期生の木田陽子さん(東 京芸術大学在学中)のピアノは 音が大変美しくよく考えられた ものでした。木田さんの持つ分 析カ・精神力等がいかんなく発 揮された演奏だったと思います。 来年も、演奏者と聴き手でより よい音楽会を作り出して下さい。


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平成12年(2000) 7月25日改訂