えんじゅ:136号
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音楽会等の舞台芸術では、ス テージ上の演じ手のみが情報発 信者ではありません。客席側は 拍手や態度で自分の気持ちを舞 台上に伝える必要があります。 両者は共に発信者であり創り 手なのです。 今年は客席側 が大変静かに 聴いていたの で感動の多い 音楽会となりました。静けさに よる「緊張感」は独特の雰囲気 を作り出します。演奏者の集中 力も高まり、より良い演奏が出 来るのです。 ニューフィル千葉の演奏は、 音楽に対する真摯な態度と、生 徒達に生の演奏をという情熱に あふれていました。 十二期生の木田陽子さん(東 京芸術大学在学中)のピアノは 音が大変美しくよく考えられた ものでした。木田さんの持つ分 析カ・精神力等がいかんなく発 揮された演奏だったと思います。 来年も、演奏者と聴き手でより よい音楽会を作り出して下さい。 |
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