えんじゅ:137号
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生徒部長 佐々木 新一年生を迎えてスタートした一学期。たくさんの行事をこなし、落ち着いた学校生活を送ることが難しかったと思いますが、それぞれこれまでの校内外の生活を振り返ってみていかがでしたか。 ここまで思ったように生活できた人、どうも思うような生活ができなかった人など様々だったと思います。 また保護者の皆様方、お子様の生活ぶりはいかがだったでしょうか? 早くも三ヶ月が過ぎ待望の夏休みを迎えることになりました。そこで四十日余りの休みの期間中には、通常の学校生活では得ることのできない経験や活動を是非試みてほしいと思います。 学習に関することは勿論ですが、地域で行われる各種行事やボランティア活動、旅行、家事手伝い、各種スポーツなどたくさんあると思います。学校において経験できない事がらは、いずれ必ず自分に対して身につくものと考えられます。頑張ってチャレンジしてみよう。 さて、高校3年生にとって、今年は特別な夏です。卒業後の人生を豊にするための目標設定はできていますか?しっかりとした目標を持つことによって辛い受験勉強にも耐えられる力が沸いてくるものです。そうやって多くの先輩達もこの時期を乗り切っていきました。生活リズムを崩さず、励んで下さい。堪え忍ぶことも人間を大きく育てるはずです。 保護者の方々におきましては、休み期間中の生活は、家庭が中心となりますので、是非お子様とゆっくり対話できる絶好の機会にしてほしいと思います。 来学期は、みんな元気に、楽しかった夏休みを糧に、切磋琢磨して欲しいと願っています。(必ず、スクールライフも見て下さい。) | ||
進路部長代行 小河 中高時代の渦中にある君たちには、未来をいかようにでも創り得る可能性がある。その若く逞しいエネルギーが正しい方向に集約されたとき、不可能と思えた事さえも可能に転じてしまうことが往々にして起こるという不思議な魅力がある。ここが、ただ「若い」ということそれ自体が貴重なのだと言われる所以である。 君たちと接していると、ふと「過去の遺産」、「過去の栄光」に自分を置きそこから抜け出せない人がいることを感ずる時がある。十代半ばで守りに入るほど守るべきものがたくさんあるとは思えないのだが・・・。 今の自分がどのような状況にあるのか、冷静に真正面から一度向き合ってみるのがよい。この作業がしっかりできたとき、人は多少の謙虚さとこれから向かうべき方向に体を向けることができるようになる。そこから、一歩ずつ歩き出してみることだ。身の回りの景色はいままでのそれとは少し変わっているはずだ。 さて、高三の生徒諸君、多くの先輩はこの夏を「夢の実現」への第一歩と捉え、その若きエネルギーのすべてを投入し乗り越えていった。人生の途中経過点としての一つの結果が早春にはでるのも事実である。だからといって、結果を今から恐れたり、考え過ぎたりして自分を決して見失ってはいけない。途中経過がたとえつらいものであっても、山の高さに限りがあるように、やがて頂上にはたどり着けるはずである。君たちが今登ろうとしている山はそんなものなのである。身の回りには応援団(友人・家族・教員など)がたくさんいる。一歩一歩を大切に、そして確実に歩き続けよ。 明日から夏休みである。今何が大切かは人、学年により異なる。要は何をやるにも本気でやることだ。そして、知的なアンテナに引っかかったものをさらに深めてみることだ。興味・関心の対象は自発的行動を通して見つかることが多い。旅行・読書・スポーツ・創作活動・どこにそれがあるのかを探す四十日間の旅に出かけよう。(輝いた眼の君たちとの再会を願って) |
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