えんじゅ:143号
|
|
|---|---|
|
去る3月1日(木)、卒業生 の誇らしげな笑顔とはうらはら の、別れを惜しむ涙雨の中、高 校第16期生卒業式が行われた。 21世紀を迎えて、新たな 時代の幕開けとなる今年の卒業 式にふさわしく、イギリス大使 館公使で本学園理事のスチュア ート・ジャック閣下から英語に よるご祝辞をいただいた。卒業生 の心に強く刻みこまれたようだ。 巣立ってからも、保護者をは じめ大勢の人々に見守られてい る事を忘れずに、卒業生326 名それぞれが自信をもって夢や 理想に向かってさらなる飛躍を 目指してほしい。彼らの行く末 に幸多かれ、と心から願う。 卒業おめでとう。
| |
|
卒業生代表 今泉 21世紀最初の春を迎えま した。本日はすばらしい卒業式 を開いて頂き、本当にありがと うございます。 3年間の高校生活がもう終わ ってしまうのかと思うと、大変 不思議な気分です。3年前入学 した頃は、高校生活について中 学以前の延長のような気持ちが 抜けていませんでした。しかし 3年間を通して学習面では自分 を律しつつこれを楽しむことを、 部活動や学校行事ではメンバー と協力して1つのことを成し遂 げる興奮を学びました。 格段に自由な校風の中で、自 由とは自己拘束であるという深 く重い言葉を心に刻みました。 これからの社会は、私たちの 自由が一層尊重されるものにな ると思います。そこでは自分で 調べ、自分で考え、自分の責任 で行動することが求められます。 この、21世紀に欠かせない 自調自考の精神を学んできた者 として私たちは謙虚な矜恃をも ち、さらなる高みを目指してい こうと思います。 同時に、本校も今後より歴史 を重ね、より立派に発展してい く事と思います。そんな中で在 校生の皆さんは、自調自考とい う一本の筋を貫くとともに、守 りに入らず、常に新しい境地を 拓いていくことを忘れないで下 さい。 最後になりましたが、在校生 の皆さん、送別の言葉をありが とうございました。そして、学 校生活を様々な面で支えて下さ った先生方、やりたいことを存 分に行える環境を整えてくれた 家族に心から感謝致します。 卒業に際し心構えを新たにす るとともに、本校のさらなる発 展をお祈りします。
| |
![]()
| |
| えんじゅ表紙へ | |
|
| |