えんじゅ:152号
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北欧フィンランドはIT先進 国。外務省の先進国招聘事業に より来日中のジャーナリスト、 T・ルオカネン氏が教育視 察を目的に来校された。氏は同 国の知識人向け週刊誌にて編集 長をなさり、代表的文化人のお 1人。たいへんな日本通で教育 事情にも関心を有し、ITと教 育、民間と学校教育の連携など が話題となった。田村校長から 日本の文化背景が歴史的に述べ られ、明治から敗戦を経て現在 に至る教育の変遷を整理した上 で、今後日本社会に求められる ものはかつて来日したペリー提 督が、歴史学者シェリーマン が、そして作家ラフカディオ・ ハーンが高く評した日本人の職 業、さらには人生そのものに対 する矜持の回復であるとの解 説。英語による直接対話は熱の こもったものであった。その後 校内巡見にて社会人講師の文章 指導、マルチメディア、中学の ディベート授業などを見た後、 茶道部により茶の湯に招かれ、 初の体験に一期一会の感動を強 く表しておいでだった。
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平成14年(2002) 4月 4日改訂