えんじゅ:162号
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![]() 中学3年生のニュージーラン ドホームステイは、在籍生徒数 の増加に伴い、今年から従来の ワイカト地区の7校に、首都ウ ェリントン郊外の5校を加えた 12校に受け入れていただき実 施されました。参加生徒数はワ イカト地区173名、ウェリ ントン地区83名と過去最大 となりました。同じニュージー ランド北島とはいえ、遠く離れ た2地区での実施は、準備段階 からホームステイを同時に 2つ実施することに等しい ものでした。生徒の安全 や不測の事態に備えるた めに、昨年度までと同様 の態勢で引率者を配置し、 引率教員14名、添乗員 11名という人数で臨み ました。 ワイカト地区は、受け 入れ校にも今までの積み重 ねがあり、例年通りに充 実したプログラムと なりました。町のお 店で働いている方が、 幕張を訪問する交流プロ グラムの一員として、以 前本校に来たことがある と声をかけてくださいまし た。長期にわたって交流 を続けてきたことを実感さ せる出来事でした。 またウェリントン地区 も、現地受け入れ機関の 豊富な経験や、各校に1 名ずつ配置される現地の 日本人アドバイザーのきめ 細かい配慮と、本校の長年にわ たって蓄積した経験とが効果的 に作用し、初めての訪問とは思 えない充実したものになりまし た。生徒はニュージーランド到 着後すぐにホストファミリーと の週末を過ごします。この2日 間の苦労は大きく、月曜日の朝 は多くの生徒が日本語を話せる と喜んでいました。しかし帰国 が近づく頃にはホストファミリ ーに電話をする生徒もいて驚か されました。ウェリントン地区 の受け入れ機関の担当者の方 は、本校の生徒の英語力と積極 性を高く評価しておられました。 生徒の感想には、「笑顔で挨 拶をすることがとても大切であ ることがわかった。」、「ニュー ジーランドの人達の暖かさにふ れ、日本人として学ぶことが多 かった。」、「教科としての英語 ではなく、コミュニケーション の道具として英語の大切さを感 じた。」、「逃げないでトライす ることで、いろいろな経験がで きた。普段の自分に足りない点 に気がついた。」などの意見が 多く見られ、生徒の成長を感じ ることができました。 ニュージーランド流に表現す れば「ハッピー」な15日間。 この綬験は生徒に忘れられない 思い出となったことでしょう。
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平成15年(2003) 5月19日改訂