えんじゅ:177号


高校年頭言


『新しい年を迎えるにあたって』   副校長 田村

平成十七年は、関連校である「東京医療保健大学」が新たにスタートする年となりましたが、 大学を囲む日本の高等教育全体も新たなグラウンドデザインを構築する年となります。 大学全入時代を控え、高等教育における量的需要が充足され、誰もがいつでも自らの選択で学ぶことの 出来る”ユニバーサル・アクセス”がいよいよ実現されることとなります。 とはいえ、特定の分野や特定の大学への道が進みやすくなるということではなく、 難しい大学は益々難しく、入りやすい大学は益々入りやすくなるということです。 自由で豊かな社会においては、自らの選択というものがより重要なキーワードとなります。

新しい年を迎えるにあたって、皆さんには、自らの選択というものを意識し、今年一年の生活を 送って貰いたいと思います。


『いよいよ三学期 仕上げの努力を』   高校教頭 星合

新年おめでとうございます。 先ずもって、皇紀二六六五年、 平成十七年、乙酉の歳の始めのお慶びを申し上げ、学園の発展 と併せて生徒諸君、ご家庭のご繁栄、ご多幸をお祈り申し上げます。 さて、いよいよ三学期です。年度の仕上げの時、特に三年生諸君は 高校生活の総仕上げであり、各々の目標に向かって 勝負する大事な時期ゆえに、くれぐれも健康に注意して万全の 態勢を整えて下さい。その為に は冷静な判断と迅速な対応を忘 れないように。一、二年生諸君 もまた学年の仕上げの時です。 学期としては短かいですが地道 に一日一日を大切に過ごして下 さい。良い学校の条件の一つは、 そこに集う生徒同士が建学の精 神を学びつつ、お互いが啓蒙し 合って切磋琢磨する学校だと言 われます。お互いに努力して今 年も素晴らしい年にしましょう


一日一日を大切に   高一学年主任 八田

年末に八十歳になる義父を見 送り、新たな感慨を持ちました。 私たちは日頃の忙しさの中に、 生きるこそのものの意味を問 うことなく、その当たり前のあ りがたさを味わうことなく過ご しているのではないかと。

いよいよ4月からCブロック に入ります。何のために学んで いるのかをはっきりと自覚して 学校生活を送ることが大切に なってきます。自分自身の中に 学ぶモティベーションが起こっ たとき、始めて強く行動を起こ し、物事を続けることができま す。

理系・文系の選択が決まりま した。進路はまだまだ模索中の 人が多いと思います。常に自分 自身の中で問い続けること、そ してバランスのとれた生活を送 ることで、道は開けていくで しょう。多くの先輩たちが、自 分の道を見つけていったように。


心の成長を   高二学年主任 菅野

二年生の幕張での生活も残り 一年。進路目標実現への、年で ある。多くの生徒が難関と言わ れる大学に挑む一年でもある。

この数年問で、生徒の個人差 は、見てわかるものから行動、 言動の差、考え方の違いへと形 を変えてきた。今、生徒たちは 目に見えない成長の中にある。 はたして、彼らは、学校生活を 通じて、人として大切なことを 身につけてこられたのだろうか。 ふとそんな心配がわいてくる。

暖かい心は育っているか。誠 実に謙虚に人と接することはで きるのか。いろいろな言葉に耳 を傾け吸収する意欲はあるのか。 受験や勉強を免罪符と思ってい やしないか、などなど。

学校という小社会でこそ、考 え学べることはあるはずだ。残 り一年、うるさく思われてもい ろいろ言わにゃあいけないかナァ と思うのである。


『学は及ばざるがごとくす』   高三学年主任 山崎

皆様はどの様に新年を迎えら れましたか。高三の諸君はのん びりとしてもいられないのでしょ うが、自分のぺースを守って最 後まで気を抜かないでほしい。 現役生はまだまだ伸びます。『論 語』の中に、「学は及ばざるがご とくす」とあり、学ぶ者は目標 達成にはまだまだ及ばないのだ、 と謙虚な気持ちになって現状に 満足することなく、一層精進せ よ、と続いています。

今の中国の諺に「一天比一天好 」というものがあります。 これは前日に比して次の日が必 ず好くなっている、また、そう なる様努力するという意です。 日本の「日々前進」というのに 近い。今、「及ばざるがごとく」 不断の努力をする者は、日一日 と好日になってゆくはずです。

ご父母の皆様もあとは「天命」 を待つのみです。

受験後のふさぎゐし子合格す(根岸善雄)


えんじゅ表紙へ

学校表紙(もくじ)へ

平成17年(2005)1月19日改訂