えんじゅ:201号


シンガポール研修


2年  竹多
        



   三月二四日から十日間、幕張生四人、渋谷生三人でシンガポール研修を実施し た。各自でテーマを決め、シンガポールの文化や教育システムなどに関心を持ち、 研究した。そのため出発前には文化、歴史、自然等計七回集まり、事前研修を行 った。そして実際行ってみて、最初に感じたのは実にさまざまな人種がいることだ。 彼らは相手の文化をとても大切にしている。私達が行ったRJCという学校は有数 のエリート校であり、とても難しい日本語の授業なども行っていた。日本に関心の ある生徒がとても多く、日本クラブにはたくさんの生徒がいた。彼らとの交流は とても貴重なものだった。ここまで実際に現地の生活や文化に触れられる機会は なかなかないだろう。これ以外にも、普通の観光旅行ではできないことがある。 例えば、サルタンモスクの見学や早稲田オリンパスの研究所への訪問などだ。 当日は金曜日でモスクでは重要な礼拝が行われていたが、特別に中に入って見る ことができた。モスクの前で待っているときに驚いたのは、信者でない人が信者に、 「この暑い中お疲れ様」 のようなことを話していたことだ。違う宗教の人も しっかり認めていることで多民族国家が成り立っているのだということを改めて実 感した。多民族国家だけあり、もちろん食事も多岐にわたる。渋谷、幕張、そして 早稲田渋谷シンガポールの三校同時交流会という珍しい機会も、最初は食事の話で 盛り上がった。独特のホーカーズではわずか三ドル程度でおいしい料理を食べること ができた。このように、この研修で経験したことはとても貴重なものであり、 シンガポールでしか学べない「何か」を学んでこられた気がする。自分たちで 作ってきたこの研修、とても達成感のあるものだった。



全国を制して

22期生  山田



 知人に出身校を聞かれ、「渋幕です」と答えると結構驚かれる。 その訳が入学当初はよくわからなかったが、渋幕の本当の凄さ は無限の可能性を与えてくれることだと気づいたのは高三の受 験が終わってからだった。将来の夢はほとんどが渋幕で実現可 能だ。なぜなら渋幕にはその可能性に繋がる機会が多くあるか らだ。しかし、自らの向上心が無くては叶う夢も逃げてしまう。 夢を追い続ければかならず手に入る。この可能性を無駄にして はいけない。後輩たちには、それぞれの夢を実現するために渋 幕を満喫してほしい。(日本のトップスイマーたちはスポーツ クラブで練習しているが、唯一、全国制覇した部活動練習 者として注目を集めた)

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平成19年(2007)5月10日改訂